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プエルトガレラへのマニラからの行き方(2023冬)


この記事の内容

この記事ではマニラ、具体的にはNAIA(ニノイ・アキノ国際空港)からプエルトガレラへの行き方を解説します。
複数のやり方があると思いますが、一番コストパフォーマンスと再現性のバランスが取れている(と筆者が思っている)方法を書きます。
細かいところで色々、手順が複雑だったりお金を要求されたりする部分もあるので、その辺も解説していきます。
ここの行き方を書いているブログはあるのですが、全体の流れを説明したものはあまり無かったので、「まとめてみよう!」というのがこの記事のモチベーションです。

前提

前提として、マニラから出発することとします。NAIAで国際線で日本から到着したという前提にします。が、マニラ市内から行く場合もほぼ同様です。
また、プエルトガレラの行き先ビーチはサバンビーチを想定していますが、ホワイトビーチなどへ行く場合も、(最後のトライクに乗る部分以外は同じなので)参考になると思います。

行き方解説

PITXバスセンターに向かう

まず空港からPITX(Parañaque Integrated Terminal Exchange)バスセンターに向かいます(空港から直接バタンガス港に行くバスはありません)。
他にも(ブエンディアBuendia)というバスセンターから行くことも可能なのですが、プエルトガレラに行く場合は方角が逆なので、PITXの方がオススメです。
で、NAIAからPITXバスセンターへの巡回バスも出てはいるのですが、本数がすごく少なくて、かつ渋滞の影響も受けやすいので、何分待ちになるかはわかりません。なので、ここはGrabを使って行くのが良いです(時間にもよるが300PHP(フィリピンペソ)ぐらいです。

バタンガス港までのバスに乗る

PITXでの切符の買い方を解説します。Grabで到着したら、入り口から入ります。(フィリピン特有に適当な荷物チェックがあります)
なお、時刻表はありますが、朝から夜まで毎時0分には出ています。(たまに毎時30分に出る便もあるらしい)
バスは1階から出ています。が、まずは2階にあがります。Booth4というところに行ってください。1階を入ったら右手のエスカレータであがったらあるはずです。

チケットブース4

ここで係の人に「バタンガスピアー」と言ってください。以下のようなQRコードが入った紙を渡されます。

画像の左の紙
右の紙はバス内の車掌に渡されるバスの切符

これを持って1階に戻ります。QRの紙はGate G05と書いてあります。よって5番ゲートを通ります。一応自動改札になっていて、このQRコードを当てれば通れます。
ゲートを通ったら、BayのD32と書いてあるとおり、32番の乗り口からバスに乗り込みます。一応近くにいる係員にこの紙を見せて確認はしましょう。
大きなスーツケースがある場合はバスの外の横の下のところに自分で入れます。席は指定席になっていますが、よほど混んでいない限り、実質自由席になります。

バスは2時間ちょっとでバタンガス港につきます。途中でバタンガスCityという停留所に泊まりますが、そこで降りない用に注意してください。終点のバタンガス港(Pier)まで乗るようにしてください。
バスは下の画像の黒い丸で囲んだ空き地あたりに停車するはずです。
ここで降りると現地人が沢山寄ってきて
「港まで案内するよ」とか「荷物を運ぶのを手伝うよ」とか「チケット売り場まで案内するよ」とか声をかけてきますが、一切断ってください。もしくは無視してください。(荷物を運ばせると後でチップを要求されます)

自分で荷物を運び、赤い印を付けたあたりまで向かってください。港の入り口は黄色い門です。
「こんなところに入るの?」とうろたえるかもしれませんが、門の右側から入ってください。警備員がいますが、何も言われません。

門を入ったらそのまま道なりに進んで行きます。

この建物に入る時に、また軽い荷物チェックがあります。
その先がフェリーのチケット売り場になります。

フェリーの切符を買いフェリーに乗る

バタンガスからミンドロ島へは、バラテロ(Balatero)港行きを使うことになります。
他にカラパン(CALAPAN)行きというのもあるのですが、サバンビーチやホワイトビーチなどこの記事の読者が目指したいであろうビーチからは遠くなりますので、こちらには乗らないようにお気をつけください。
バタンガス港からバラテロ港までは、
フェリーのスケジュールがまとまったものがないのですが、こちらのサイトに纏まっているのを見つけました。

フェリーは3つの会社があり、それぞれ窓口が違います。
3つの窓口で各会社の直近の便の時刻を調べて一番早いのを買えばOKです。
Balatero Port(バラテロ港)行きを買うようにしてください。
CALAPANなど他の港行きを買わないように注意してください。


基本は一番直近の時刻に出発するものを買えば良いでしょう。窓口に直近の時刻が出ています。(購入時にパスポートを見せる必要があります)レギュラークラスとビジネスクラスがありますが、レギュラーでよいかと思います。筆者が利用した会社は620PHPでした。

あと、このバタンガス港の使用料金として30PHP払う必要があります。これは各船会社のチケット売り場の右側にある窓口に行って払ってください。またQRコードの紙がもらえます。

フェリーの乗り場の制限エリアに入る前に、小腹が空いた場合は飲食物は買っておきましょう。基本的に一度制限エリアに入ると戻れません(係員に言えば戻ることもOKかもしれません)

おそらくGate3から乗船になります。乗船時刻が近づくと、係員が「Balatero〜」と大声で叫びながらドアを開けるので、乗り込みましょう。係員が重いスーツケースは運び込むのをサポートしてくれます。


あとは1時間半ぐらい乗っていれば、バラテロ港につきます。

ミンドロ島の入島手続き


一応入島許可が必要になります。

ここのサイトで、泊まる予定の(予約済みの)ホテルの情報や自分の個人情報を入れる必要があります。ここに登録して、ホテルのへの確認が取れたらQRコードが送られていきます。これを見せるのが正式なやり方。
ただ(これをしなくても)入島の時に係員にホテル(agodaなど)のブッキング画面を見せつつ人数と期間を口頭で言えばOKなようです。
この後、環境税(?)で120PHPを払う必要があります。

環境税?を払うことんな紙がもらえます

以上で入島手続きは完了です。

ビーチやホテルに向かう

バラテロ港の出口を出ると、トライシクル(現地の人はトライクと発音します)の運転手が声をかけてきます。基本はこれに乗ってしまってOKです。サバンビーチまでは250PHPのはずですが、一応「How much?」と確認はしましょう。
なお、この声掛けを無視してメインの通りまで200メートルぐらいまで歩いて、通りでトライシクルを捕まえると、少し(100PHPぐらい?)安くなるという話を聞いたことがあります(未確認)が、自分はガタガタな道をスーツケース持ちながら進みたくなかったので、素直にここで乗りました。身軽な方はメインの通りまで200メートルぐらい歩いてみてから捕まえてもよいでしょう。

トライシクルからの眺め


大体20分ぐらいでサバンビーチにつきます。ガタガタな山道を進んでいきますが、荷物が落ちないように支えましょう。
なお、サバンビーチに着いてからホテルまで歩く時も、声をかけてくる人がいますが、これも無視でいいです(バンカーボート乗らないか?みたいなアクティビティの押し売りです)。そのままホテルにいきましょう。この人達、ホテルの敷地までついてきますが、無視でいいです。

Capt'n Greggs Dive Resortの2階のレストランより

(補足)帰り方

帰りはサバンビーチの降りたところに突っ立ってれば、
「トライク?!」
と声かけてくる人がいるので、それに乗りましょう。行きと同じ250PHPです。ここでぼられることはないはずです。
帰りは、バラテロ港出入り口の手前の100メートルぐらいの(各船会社の)直線道路のチケット売り場で、一時停止してくれるはずです。建物の中に入って、チケットを買いましょう。買ったら再び乗ったらゴールです。
余裕を見て、(目安として)出発時刻の40分前についておくようにしましょう(30分前に締め切るとか言う話を聞いたことがあるので)
お腹を空いていたら、港に入る前に横の売店や飯屋で軽くご飯を食べましょう。港に入る時にバラテロ港の利用料金として10PHP払う必要があります。払ったら証書をもらえます。
あとは、待合室で待っていれば乗船案内が来るので、乗船です。
バタンガス港では降りてから(黄色いゲートの)出口に向かう途中でマニラ行きのバスが沢山停止している場所の横を通ります。案内看板が出ているので、それに従って(マニラ行き)バスに乗ってください。

以上です。

補講

これを読んで
「難しいなぁ」と思った方、Si-katという会社がバスと船をセットにしたパックを出しています。個別で行くのより多少割高ですが、最初はこれで行くのも良いかと思います。マニラの集合場所が「CityStateTowerHotel」というところで、そこまで行くのが、少し面倒ですが、一度これを利用すると、勝手がわかると思います。

https://www.klook.com/ja/activity/12385-si-kat-ferrybus-tickets-shared-city-transfers-between-puerto-galera-manila/?gad_source=1&gclid=CjwKCAiA6byqBhAWEiwAnGCA4Ln32H5WwaLR_f5V4Me3BJRjP8qQ82xgDVv2gQFCr7Y9XxV3BbJeQBoCUkEQAvD_BwE&gclsrc=aw.ds

ただ、バスと船の時間が決められていて、これ以外を利用することができないため、「帰りはNAIAに早く着きたい」とかの用途には適さないですね。

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