短歌①「濡れた若気」

死ねなんて言わないつもり何度でも思いはするの赤い教科書


肩に頭を預ける女子にその場限りの付き合いだぞと


マドンナが座っていました 僕の席着席するなり椅子のぬるさよ


鼻で笑う 寒い言葉を叫ぶヒゲ そんな熱さが羨ましいよ


振り絞る勇気よりずっと 溢れ出る自衛 望まぬ自傷 

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