#にじPEX 個人的所感。次回以降開催に夢と希望を信じろ。自分は信じた。



 20チーム60人が、しのぎを削る激闘が終わった。

まずは参加者の皆様、司会・実況・解説のお三方、にじさんじとDETONATORの運営さん、そしてそれぞれの推しを応援し続けた視聴者の皆様、お疲れ様でした。

「結果的に楽しい祭りだったよな?そうだろう?」

……とはならなかった人も居るのはわかっている。正直、その気持ちもわかる。
自分もこの大会を追い続けて思った事、感じたことがいくつかあった。それを記録しておきたくなったので、ここに残しておくこととする。

 最初に自分のスタンスを述べておくと、

・APEXはよくわかってない勢
3人チームで組んで銃を撃ち合う、渋谷ハル君ってVtuberがこのゲーム盛り立てようとずっと頑張ってる、くらいしか大会を追う前はマジで殆ど知らなかった。最協決定戦の存在とかはちらっと見聞きしたことある。それくらい。
・#ゼロからWIN
大会中はずーっと一貫してグウェル・オス・ガール氏の配信を追っていました。

既婚者カミングアウトしたとこから「既婚者だと!?!?安心して推せるやんけ!!!!」で推しになったクチです。活動で言ったらARKの炎上はリアルタイムで見て「そら怒られるし炎上もするわな」ってなって、その後の麻雀の軌跡や積分配信で「取り返したな…このエルフ…!」と感動して推し活が止まらねぇやつです。不死鳥エルフを信じろ。



『にじPEX』初動は世論が若干のザワつき

 今大会は、とかく色々と「どうなんだこれは」という意見の飛び交ったものであったように思う。

・60人全員にじさんじライバーであって欲しかった
・にじさんじ+外部2人(※今回ご協力いただいたDETONATORさんのところの選手でさえもない、の意味)の編成で組んだチームもあるがどうなんだ
・レギュレーションが『全シーズンの平均ダメージの3人合計が1500以下』という基準って適切なの?

などなど。APEXわかってない勢からもわかってる勢からも指摘が出てきたのは、それだけこの『にじPEX』がにじさんじの名を冠するAPEX大会を開く、以上の芯のあるコンセプトがあるように見えなかったのが良くなかった。そんな風に思っている。

 カジュアルと解釈するには強いプレイヤーの参戦が多く(DETONATORさんをお呼びする以上、その上手さの上限が高くなるしかないというのもあったし、FPSというジャンルはビギナーが活躍しにくいというのもあり仕方ないという面はある)、かといってガチであったらグウェルの参戦は許されてなかっただろうと思われるので、少なくともガチガチのガチでなかったことだけはわかるという。マジの0から未経験者歓迎です!ってゲームだとは多分誰も思ってなかったと思うので。

 結果、自分が足手まといになる事を恐れて参加を躊躇うライバーや、にじさんじ外の参加者が多いため引っ込み思案から参加を見送ったライバー、レギュレーションの都合がつかず断念したライバー、参加はしたが組みたいチーム編成での参戦ができなかったライバーなど、にじさんじに求められる『自由さ』が損なわれたような気がして不満を持つ視聴者の声があったようだった。
一方で、APEXわかってる勢が歓喜でもって迎えた、叶・葛葉・そらる(敬称略)の「DID」チーム結成という良い展開もあったので、一概にダメというわけでも無かったのだが。

 このチーム面子に関して、自分も1点不満があった。「次回以降に期待」と言うのもちょっと厳しい、今回だからこそもうちょっと何とかならなかったのかな?と思った不満が。
大会を開くにあたってカスタム権などでご協力をいただいたDETONATORさんの選手の参戦の少なさである。
にじPEXに対するツイートを見ていく中で、「どこが勝ってもにじさんじだから楽しみ」というような旨の意見を見かけた時、『with DETONATOR』の部分の弱さが目についたのだ。
それを言ったらDETONATORさん推しからしたら4分の3のチームはDETONATORさんじゃないんである。
DETONATORさん箱推しのファンは、この大会を楽しかったと言ってくれていたのかどうかは気になるところだ。

 せっかくのプロゲーミングチームとの共同開催だったのだから、畑は違えど活動で魅せる配信者の、その技術と頭脳でメシを食う職人の超絶技巧にもっとフォーカスが当たるように運営が舵を切って欲しかったというのが、素直な気持ちだ。
いっそ『この大会はDETONATORとがっちり手を組んでの開催です』ということで、
【にじさんじライバー+DETONATOR選手+外部も可のフリー枠】
のチーム編成にすることをルールとしても良かったとさえ、個人的には思っている。


色々な意味で『受け皿』だったゼロからチーム

 そう思っていたので、グウェルチームの面子を見た時点で「これこれ、こういうのがいいんだよ」と満足していた。
DETONATORからむかいまさき選手。

3人目は今年に入ってからグウェルとご一緒する機会の多い気がする、Vtuber界のミスターゲラ・歌衣メイカ君。


メイカ君がマスター(※一番上のランク)、むかい選手はプレデター(※マスターランクの中でも上位750人のみが獲得できる。まさにトップクラスってことだ!)ということで、戦力は申し分ない。
なおむかい選手をお呼びした決め手はオーバーウォッチ(※APEXっぽい別のゲーム)の切り抜きが面白かったからな模様。


 強力なチームメイトを迎え、かくしてグウェルの挑戦は始まった。
そうしたら、グウェルのゼロから成長の物語は、思わぬ効果を生んでいたんである。

APEXわからん勢、グウェルの配信を見ればなんとなーくわかる勢になれるんである。

これは、APEXの周知、新規層の呼び込みとしては実は重要なところだ。
「大会やりまーす!!」と言われても、わからん勢からしたら、

「何かよくわからない銃の打ち合いゲームの大会やるんだ」
「わからんのに見ても面白くないよなぁ」

……となる。そのゲームをわかってる勢しか、多くの場合は呼び込めない。
これをわからん勢に向けて実況解説してわかってもらおうとするのは、至難の業だからだ。
こういったゲームは1秒単位の世界で高度な戦略のぶつかり合いが起こるわけで、前提にわかっておかないといけない情報が多くついていきにくい。
説明している間にもどんどんと戦況が進んでしまうため、わからん勢に合わせて喋ると追っつかないのだ。
どうしても参加者のプレイングが洗練されていればいるほど、置いてきぼりになってしまう。

 『にじPEX』を歓迎しなかった者の声の中には、ここに不満を持った人もいたのだろうと推測している。「俺のわからん話をされても楽しくない」っていう不満だ。
こういう不満は、「本当はわかりたいけど今更教えてくれる人がいない」ので結果その苛立ちが不満になって口から出て来るって人もいる。
ここの不満を抑え、解消させられたのは大きかったと個人的には見ている。

基本の操作方法からで、まさにゼロからのレクチャーから始まった配信はグウェルと一緒に、リスナー達が学ぶ時間となっていた。

・「皆どうやって弾を当ててるの?」に対して、撃つ高さを意識するという当てるコツ。
・APEXには体力とシールドの2つのゲージがあって、シールドから削れるんでシールドから回復するんだよーという作法。
・武器の種類と、種類の中でもなんとなく使いやすい・使いにくいがある事。
・全速前進で走る時は武器をしまう。
・スコープなど各種アタッチメント。
・弾が当たった時のダメージ表示でどの質のアーマー(ダメージを軽減する防具)を装備してるか?までわかる、などの知識と情報の活かし方。
・高速で移動するためのテクニック、スライディングジャンプ。

……などなど、挙げていけばキリが無いAPEXのイロハを、むかい選手とメイカ君が懇切丁寧に教えてくれたから、グウェルも、リスナーも、ついて行けていた。

 こういうのが欲しかった人達が多かったんだなあというのは、数字にも出ている。
期間中グウェルのAPEX配信を追っていた中で、その同時接続数は耐えず1万人前後という数字を出していたのだ。ピークで1万5千とか1万7千とかまでいっていたはずだ。
リアルタイムでは見れず、アーカイブを後追いで見た人も相当いたようで、結果、大会当日のグウェル視点の配信は35万、振り返りの配信でも20万という視聴回数が出ていた(※どちらも記事を書いている時点での数字なので、公開する頃にはもうちょっと増えてるかも)。

皆、本当はAPEXを見たくないわけじゃないんだ。
ただ、色んな理由で見たくない理由が上回ってしまうから、そこに不満が出てネガティブな言葉が口をつくだけなんだ。

……それが答えの全てというのは主語がデカ過ぎるので言わないが、そういう人が万単位で裏に居たんじゃねぇかなぁ、と深読みするには足りている数だったんじゃないだろうか。自分はそんな捉え方をしている。


 そんな感じで知識・情報面でわからん勢の受け皿にもなっていたわけだが、わかる勢も含めての話で、【この大会におけるストーリー】という面でも、観客が求めるものを提供できていたのは、グウェルを追っていた同志には分かっていただけるだろう。

"何も知らないゼロから始めた人間が、大会に出て優勝したら面白くないですか?"

面白かったんだよなぁ~~~!!!!!!

 これはもう個人的な決めつけだが、このグウェル・オス・ガールという配信者は、『人が真剣に何かに挑み成長する様』は良質なコンテンツだと理解して味をしめている節があると見ている。
なにせ、同じにじさんじライバー・魔界ノりりむ氏に積分を教えた伝説の8時間で100万回を超える視聴を叩き出した男だ。

そしてこれまた同じにじさんじライバーである、フレン・E・ルスタリオ氏に小学校6年間の算数全部教える配信も、2回に分けて早計11時間のグウェル先生の奮闘は、合計で約80万回の視聴を結果として出している。



こんな事して成長の喜びを覚えたこのエルフ。
『自分の成長』というカードを満を持してこの大会で切りに来た。そういう事だったわけだ。


 そうして「面白くね?」に全力を賭けた、とうとうシンデレラの12時の鐘より早く寝る生活サイクルになった男(23時就寝)、グウェル・オス・ガールのAPEXシンデレラストーリー。
本当に宣言通り面白くしまくってくれたのがまた、見る人の心を掴み、Twitterなどで拡散したくなる人も、切り抜き動画を作って取れ高を見て欲しい!と動いた人も、本当にたくさん見受けられた。

・はじめてのAPEXでヘッドショット1発撃破大当たり!!
・逆に難しいよ!?1ダメージ1キル
・ようこそオリンパスへ(MAP落下死)(なお1試合中に2回落ちたDETONATOR選手もいた模様)
・体力大回復アイテム10個抱えるハムスターグウェル
・ドライブの時間だあああああああ!!!!!!
・ボクシングの時間だああああああ!!!!!!

……とまあ、配信する度に何かしら面白い事が起こせるの、麻雀でも発揮した豪運がここでも出てるかのようで感動することしきり。

 もちろん、この面白く楽しい時間はグウェル一人だけの手柄ではない。
この「面白くね?」に「面白い、のった!」(ファンメイド曲リスペクト)と乗っかり、暖かくグウェルの前に立ち、導き、共に戦ってくれたメイカ・むかい両氏のおかげでここまでのものになったのは間違いない。


 個人的に知って貰いたい、ゼロからの「ココがね、良かったんじゃ」ポイントがある。ボクシングだ。
銃を撃ち合うAPEXというゲームの中に、なぜか銃を封じ素手格闘のみでぶつかり合うことを強いられる空間、その名もファイトナイト。
そこ行って「ちょっと遊ぼうか」という流れになったのは、カスタムという出場チームみんな集まっての合同練習の最中のことであった。
言わば前哨戦のようなものの戦場の中にあって、そんなちょっとのやんちゃをしだす。
このやんちゃの発端が、むかい選手だった事。ここを自分はすごく大事な事だと思っているのだ。

 やはり競技シーンの選手ともなれば、ゲームにかける想いの真剣さは1段違う。
ゆえに、これでメシ食ってる人の前ではふざけらんないし言動も厳しい人なんじゃ……?というイメージを抱いている人も少なくないんじゃないだろうか。自分はそういうイメージだった。
むかい選手は今大会を通してそうではなかった。急にメチャクチャな事を言い出すグウェルに振り回されるのではなく、「本番で言われちゃうとかなわんから今どんどん言ってもろてやってもろて」とグウェルの扱い方がわかってきたメイカ君と一緒になって乗っかり、このファイトナイトのように、逆に乗らせに来る場面もあった。

 こんな暖かい親しみ安さと同時に、プレデターの域を踏んだ者として、懇切丁寧にかつわかりやすくAPEXを教え、戦闘が始まれば先陣に立って戦況を常に探り、責任を背負ってオーダー(指示)を飛ばし、刹那の判断を重ねてぶつかりあった敵を倒し切らんと戦場を鮮烈に駆け回る、そんな師でもあった。
これが、プロか。
これが―――『DETONATOR』か。

一番上手い人が、安心を与えるムードメーカーとして戦ってくれたのがどれほどありがたかったか。元からゲラで殺伐をなぎ倒すムードメーカーであるメイカ君の力も合わさって、このチームの配信は終始笑いに満ちていた。
むかい選手を選んだグウェルの目利きは、大正解だったと言えるだろう。


 約2週間、戦いに挑む中で培われた3人の絆。尊いものだ。
その絆、意気投合の末に、カスタム前日、グウェルがシルバーランクに上がった後に行われたもうひとつの激闘がこちらである。


馬鹿野郎がよ。(※こうは言っても褒めていますという気持ち)
(このゲームDETONATORさん的に大丈夫なのか)
(むかい選手本当にありがとうございました)
(メイカ君のゲラ封印真剣勝負風味だったのも見どころだぞ)


『APEXは楽しい』を取り戻す物語

 今大会中グウェルの配信に対するコメントにおいて、本当に、本当に何度も見かける意見があった。

「今まで見てきた中で一番空気が良いAPEX」
「コメント欄が荒れていない」
「やさしいせかい」

APEXわかってる勢からの驚きと喜びの声がマジのリアルにガチで色んな人が書き込むのを、リアルタイムの配信で見ていた。

にじPEX、ひいてはAPEXというゲームに対してネガティブな声が上がる、大きく根の深い問題は、結局ここなんだと強く感じたんである。

 【にじさんじ】を通して見るAPEXの印象は、どうだろう。特にAPEXわからん勢からの印象は。
暴言が飛び交う。
チートを使う荒らしが横行している。
プレイヤーの言葉が荒い。
『敵』に対する敬意を払わないのを是としている。
あれしろこれしろとコメントの指示がうるさい。

APEXは、誇りの無いゲームだと思っていなかったか。
正直、APEXわからん勢として自分はまあまあそう思っていた。
わかっている勢も、わかっていった末にそう結論づけた者もいただろう。

そしてこの記事を書いている最中、むかい選手の振り返り配信がTwitchで行われていたわけだが、なんならむかい選手でさえも、『APEXは楽しい』を失っていた、と言ってもいいだろう。
ゴースティング(※配信者の配信を見ながら、その配信者と同じ戦場で戦う行為。配信者の視界を盗み見る事ができるわけで、インチキで有利になる行為である)やチーターが横行する中の戦い。
その中で競技として、プロとして戦うのは"辛かった"と、当時の気持ちを吐露していた。
その辛さゆえか、むかい(公式としてはMukaiと表記)選手は今年の3月に、同じくAPEX部門の選手として所属していた、そして今回の『にじPEX』に同じく参加していた、あれる(Alelu)氏・あきと(Ak1to)氏と同時にAPEXの選手としては現役引退を発表している。
それほどの人が、この『にじPEX』を、「ゼロから」というチームを、そして【APEX】というゲームを、楽しい、楽しかったと振り返って喋っていた。

これが、『にじPEX』に対する答えのひとつです。
そして、これが今の、グウェル・オス・ガールというライバーの力なんです。

この大会で思い知った人も多かったんじゃないだろうか。
結局、APEXというゲームが悪いんじゃなくて、それを遊ぶ人類が悪いんじゃなんもかも。

真剣に面白さを追いかけて、全てに対して敬意を払う者が遊ぶなら、APEXは、ゲームは、やっぱり楽しくて、面白い。

それをわからせたグウェルの力は、炎上を乗り越え、グウェルがライバーとして活動する以前から彼の中で築かれた、本来の力なのだと思っている。


 というのも、グウェルはリアル人狼の戦績1万回を自称する、人狼ガチ勢である。
人狼ゲームの本質は、『信頼と説得のゲーム』だと言われているが、ではその信頼と説得を常に得られる、常に勝利に近い位置につけられるプレイヤーとはどういう者なのか。
敵対する余地の無い者が、一番突き崩せないので一番強い。
この強さはどう振る舞うと得られるのか。
互いの論がぶつかり、敵対する相手であっても敬意を払い、他者の気分が悪くなるような言動を出さず、議論に勝つための札を粛々と提示していくことだ。

 実際、よくよく思い返していただきたい。
グウェルは何度か炎上騒ぎを起こしているが、その内容で彼が他者を悪し様に言う雑な暴言による炎上、というのは無かったはずである。
ジェイソンの時は確か煽りはしたはずだけど。ただ本当単純な「馬鹿」とか「死ね」とかを言って炎上した事は無かったと思う。確かそう。
その姿勢は、実はグウェル本人が言うように"最初からあんまり変わってない"のである。

 麻雀配信を追ってるファンならわかって貰えると思うのだが、グウェルは同じ卓を囲むメンツがアガった時、最終的な成績で勝った時、「おめでとうございます」と相手を称える言葉をかけていることが非常に多い。
これは麻雀に限らずどのゲームでも大体そうだ。対戦相手に「おめでとうございます」を言い続ける心は、グウェルの配信を見てきた中で、ずっと観測されていた。

対戦相手は、同じゲームを遊ぶ他のプレイヤーは、【敵】ではないのだ。

この心構えで続けてきた活動が、『にじPEX』で沢山の人からの応援と激励という結果として出力されていったのだろう。
グウェルが誰も何も敵と捉えてないのだから、コメント欄の視聴者が居もしない敵を作って叩いたって悪目立ちして恥をかくだけ。
グウェルを叩こうとしたところで、ゼロから始めて全てが「できて偉い!!!!!」とチームメイトからリスナーからやんややんやと褒めている中で、できていなくて当たり前な相手をなじったり偉そうに指示したところで耳を傾ける者はなく、コメントは押し流されるだけ。
わかってもらえるだろうか。
グウェル・オス・ガールは自身の真剣で高潔な姿勢でもって、アンチや暴言がそこに居ることを許さない空気を自力で作り、確立したんである。

 APEXをやってなかったライバーがAPEXを始める時、不安を抱くリスナーも居るだろう。

APEXの風土に順応して、他者に暴言を吐いたり苛立ちを露わにしたりする誇りの無い人間になってしまわないか?
大丈夫、グウェルなら人狼で「本当に強い人はそういう事しない人です」とわかっている。これからも変わることは無いだろう。なんなら人狼も治安がヤバい所はヤバいのでこれくらい慣れてる説まである。

APEXはシーズン制ということもあり、高ランクに居た人ほど下がったランクを取り戻すには長い時間のプレイを要する。拘束される期間が長い。APEXから推しのライバーが帰って来なくなるのではないか?
大丈夫、グウェルは最初から企画屋としてこの舞台に出てきた。企画と麻雀をやっていたのが、今後は企画と麻雀とAPEXになるだけだ。
今後も「面白くね?」の思いつきで企画を立てるのは止められないだろう。
あと奥さんと子供もいて平日仕事してたら普通にAPEX漬けにはなれない。物理的に大丈夫。

 そういった細かい所から大きな所まで、グウェルというライバーは『にじPEX』においては、安心しかさせて来なかった。
それがAPEXわからない勢の夢を盛り上げ、APEXわかってる勢の希望を思い出させ、最終的には1人のプロゲーマー選手の『楽しい』を取り戻させた。

だから応援していた人々が口を揃えて言うのである。
#ゼロからWIN 、と。


ゼロからのこれから、そしてAPEXのこれからに期待しよう

 アホほど長くなってんじゃねぇかまたよぉ、と急に我に返るなど。

 しかし正直、これだけ文字数が膨れ上がってもまだ語り尽せないんである。

・「ゼロから」を敵ながらずっと暖かく応援してくれた「脳筋卍女子」チームもありがとうございましたとか。
・ファンメイドソング、みんな聞いたぁ?とか。


・ギリギリまで練習した結果、大会当日1試合目さぁ始めますってところで練習の試合を途中放棄したペナルティで8分ほど遅延させた「ゼロから」のミスとか。
・それを謝るためのチャンプを獲る戦いが始まる…!とか。
・大会が終わった後、3人で積もる話をして珍しく泣きそうだった(どころか多分泣いてた?)グウェルと、自分の配信枠でむかい選手からのあったけぇコメントで号泣したメイカ君とか。
・振り返り配信でグウェルの才能と伸びしろを怖がってて「この大会で引退させとけばよかった」と言っちゃってるむかい選手とか。
本当に、本当に色々あったのだ。
色々言われていたけど、グウェル推しとしては『にじPEX』ありがとう。その言葉しか言えないんである。


 "今までAPEXをプレイしているにじさんじライバーの中で、企画をしっかり立てられる人が居なかった"とグウェルは評していた。
その状況で、今回企画屋がAPEXに参戦し、大会最終成績6位という健闘を見せ、APEXを今後も遊ぶ意欲を見せた。
大会を開くためのカスタム権をにじさんじがまだ所有しているわけではないが、このカスタム権の解放がゆるくなるかもしれない、との情報もあるようだ。

グウェルが居れば、いつか来るその時を、『にじさんじのAPEX大会』を、楽しみに待てるとは思わないか。

少なくとも自分は、心からそう信じている。
そして、またむかい選手とメイカ君の3人で、「Re:ゼロから」の物語が始まるのを、期待して待ちたいと思う。

もうどうなろうともエモい。最高。ありがとうございます。


あとにじさんじがカスタム権持ったら、「拳の前には皆平等!!大乱闘ファイトナイト大会」の開催もお待ち申し上げます。殴るんだよ。全部な。

えっサポートしていただけるんですか?ほんとぉ?いいの? いただいたサポートはものを書くための燃料として何かしらの物体になります。多分。