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地方長崎のスタートアップで駆け抜けた1年を振り返る

「スタートアップ」という環境

1年前の僕は「スタートアップ」という言葉すら知りませんでした。

スタートアップって簡単に言うと、急成長をする組織のこと。わずか数年間で数千億円の価値評価が付く会社や、数十年で世界を変革するような事業を行おうとしている会社のことですね。

「崖の上から飛び降りながら、飛行機を組み立てる」なんて表現することもあります。

そんな環境で1年間インターン生として過ごしてきた、正直な感想を今日はまとめていこうと思います。

初めて任せられた仕事

この会社だけかも知れないですけど、インターン生なのにいきなり責任が重い仕事を任せられるんです。

ちなみに、僕が一番最初に任せられたのは、社長が登壇するイベントの企画・集客・司会でした笑

冷静に考えたら結構ストレスフルなことやってますよね。だけど、この仕事を任せられた時は、すごくワクワクしたのを覚えています。

性格上、新しいことが大好きな僕は、イベントの企画・集客・司会という真新しい経験ができる!というワクワク感で「やります!」と食い気味で答えました。

だけど、蓋を開けてみると、、、

「集客って難しすぎ!!!」

コレです。

仕事を引き受けた時は、「30人ぐらい余裕で集まるでしょ」って思ってました。だって、手元にはこれまでイベントに来てくれた人のリストもあるし、最悪友達に声をかければ来てくれるって思う、でしょ…?

最終的に300人ぐらいにメールやDMを送って、最終的に集まったのは…

「10人」

たった10人しか集まらなかったんです。あれだけ連絡する文章を考えて、リストづくりもめーちゃ大変だったのに…

10人…
3.3%しか来てくれないのか。。。

正直ショックでしたね。でも、今思うとすごくいい経験をさせてもらったなって思います。

司会の方は、社員の方に「えいわ君、司会やったことあるの?」「初めてとは思えない!」「スゴイね!」って褒めてもらえました。

すごく嬉しかった!!!
(僕は単純な人間なので、素直に喜びます笑)

2つ目に任せられた仕事

イベントの次に任せられたのは、「メインサービスのInstagram運用」

これも大変でした。

僕は運用を任せられるまで、個人ではSNSを全く触っていなかったんです。

もちろんInstagramのアカウントなんて持ってないし、ましてビジネス運用なんてチンプンカンプンでした。

そんな右も左もわからない状態で、この仕事を引き受けました。

「引き受けたけど、何やった良いんだろう?」

ホントに何もわからなかった僕は、とりあえず本を買いに行きました。

「Instagramビジネス利用の教科書」みたいなやつですね。

1日で全部読んで、早速アカウント作成。運用を開始しました。

が、、、

1ヶ月経って増えたフォロワーは・・・

「30人」

え?って感じですよね。僕も意味がわかりませんでした。

「そんな増えないことある?」

だって、個人のInstagramは1週間で100人増えたんですよ?

でも、現実は30人。。。

また出鼻をくじかれました。

これじゃマズイって思った僕は、情報収集を本からネットにシフトしました。

今考えれば当然なんですが、SNSのアルゴリズムって日々更新されるから、本に書いてあることって「古い情報」の可能性が高いんですよね。

インスタコンサルなんてビジネスを個人でやっている人は、今ではあふれるほどいますが、彼らが出している情報を一つ一つ信じて取り入れていきました。

そしたら2ヶ月後・・・

「322人増!!」

嬉しかったですね。

運用のプロからしたら「大したことないな」って数字ですけど、ゼロから学び始めたことで結果がでた身としては、ホントに嬉しかったんです。

すごい達成感がありました。

そんなこんなで、Instagramが僕のメイン業務になりました。

インターンを通して学んだ「2つのこと」

1年間で学んだことってホントにたくさんあるんですけど、その中でも「もっと早く知りたかった」って思ったことを2つ紹介します。

パクるってほんとに大事

パクるって聞くと「良くないこと」ってイメージがありますよね?

僕も最初はそう思ってました。

「オリジナルのもにこそ価値がある‼」

今思えば、すごく恐ろしいことなんですが、本気でそう信じていました。

結論から言うと、「パクるって先人の知恵を借りる」ってことなんですよね。

ビジネスでは「モデリング」って言ったりしますが、自分が新しくやろうと思ったことは、9割9分先にやってる人がいます。

モデリングの良いところって、オリジナルで0から始めるよりも、圧倒的に時短ができるんです!

もちろん盗作はダメすが、「やり方」はいくらでも真似て良い!

例えば、上司に「ウェビナーやって」って言われたとします。

引き受けたは良いものの、「何やれば良いんだろ?」「そもそもウェビナーって何?」って人もいるでしょう。

そんなときにモデリングが役に立つ。

今ってすごく便利な時代で、情報はそこら中に溢れています。SNSでも有益な情報は沢山溢れてるし、最近ではこのnoteみたいに、ノウハウを無料で共有してくれてる人もたくさん出てきましたよね。

調べれば、「一番売上につながったウェビナーの構成」なんてのも、無料で手に入れることもできます。

これを1からやろうとしたら、何回テストすれば良いんだろう?きっと10回ぐらいやって、やっと分析し始めるぐらいの数字が集まるぐらい。

10回ウェビナーを開催するのって、資料作成、集客を考えるとすごい労力ですよね。

だから、モデリングは最強なんです。

上手くいっている人をまずは真似る。

その人がやってることを全部クリアできたなって思ったら、そこで初めてオリジナリティを出していけるステージに立てる。

モデリングの考えは、どんな場面でも役に立つし、ゼッタイに知っておくべきことだと思います。

自分の頭で考えて手を動かさないと何も成長しない

2つ目はこれです。

当たり前のことなんですけど、意外と難しい。

気づいたら自分の頭で考えるのを放棄して、自分よりもすごい人に「どうしたらうまくいくと思いますか?」って聞いてる自分がいました。

あなたもそういう経験ないですか?

人間は楽な方楽な方に流れていく生き物だから、しょうがないって言ったらそれまでなんですが、それだと一生いまのままです。

「なんでフォロワーの伸びが止まったんだろう?」
「なんでこの投稿は伸びたんだろう?」

疑問を持つことから始めて、自分の中で結論を出して、それがあってるのかテストしてみる。

このプロセスを繰り返していくことしか、成長ってないんだと思います。

自分にも常にそう言い聞かせています。

「思考を止めたら、成長も止まる」


最後に

「この環境に飛び込んで良かったな」

これが今の正直な気持ちです。

もしあのまま、単位を取り終わってダラダラしてたら。。。って思うと恐ろしいぐらいです。

この1年間で成長できたのは、ほんの少しだけだと思います。

1ミリでも、1センチでも、毎日前進していきたいって思わせてくれたのは、間違いなく今の会社との、社長との出会いがあったからです。

これからも成長を止めたくない。

とにかく自力をつける。




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