皆様ゴールデンウイーク、どうお過ごしですか？

もしお時間がある方で、「王様ランキング」まだ観たことがない方がいたら、ぜひこの機会に観てみてください。

この絵柄、設定、五十路手前の私が好きになるはずもないお話だと思っていました。

ところが・・・・。

号泣、号泣、また号泣。

原作まで買って読んでしまいました。

このお話は、体が大きくならない呪いがかかっていたり、耳が聞こえないハンデがある王子のボッジが、ライバルの腹違いの優秀な弟がいたりして、命も狙われて、様々な試練を乗り越えて王様になれるのか？というお話なのですが。（説明が下手すぎて面白さが全く伝わらないという）

私にとってのこの話の魅力は、全ての登場人物に、良い面とそうでない面があるところ。

その「そうでない面」も、ある人にってはポジティブなものであり、ある人にとってはネガティブなものになるというところがしっかり描かれています。

現実の世界の人間関係ってそうじゃないですか。
一人の人について好きだという人もいれば、どうでもいい人もいれば、嫌いな人もいますよね。
これは誰かから見ると、好きになってしまう「良い部分」が見える機会があっただけで、そうでない場合も当然あるというのは当たり前のことです。

多くのアニメやドラマでは水戸黄門ほど勧善懲悪ではないにせよ、ある程度わかりやすく良い人と悪い人が役割分担されていますよね。

王様ランキングでは、主人公も含めて一面だけで生きている人はいないのです。

主人公のボッジはとても心が綺麗で強い反面、普通に欲もあり、怒りもあり、嫉妬もあり、人を許せいない気持ちもあります。

みている方は、ボッジがハンデに負けず「信頼」や「勇気」「愛」「友情」などを育んでいく様を見守る立場で、感動が！涙が！止まらないのです。

多分、大人と子供では見える世界が全く違うアニメなのではないかと思います。

primeで観れます。