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検索でGoogle使うの止めませんか?

2023年になって Googleの SERP(検索した際に表示される検索結果ページ)は、スポンサーサイト・関連する質問・YouTube・その他の画像などが 1ページ目に表示され、検索結果も関連性の低いサイトやフォーラム、製品の検索時は Amazonなどの ECサイトが上位表示されるようになり、「関連する質問」も Googleのスポンサーサイトを表示するクエリになっているなど、近年の Google検索はユーザビリティを無視した収益化が加速し、広告プラットフォームと化している。

実際 SERPについては短期的な収益を優先させて意図的に関連性の低いサイトを表示し、ユーザーをスポンサーサイトに誘導していることが Googleの訴訟で提出された書類 で明らかになっており、Wiredが報じているように Googleにはユーザーのクエリを操作している疑惑があるなど、かつての「信頼性の高い公平で客観的な」検査結果とは程遠い状況になった。

現状ではオーガニック検索で 1位になったしても、実際に表示されるのは 1ページの下位になるため、クリック率(CTR)は 10%以下になり、SEO(検索エンジン対策)に投資する意味もなくなっている。

※SERP でトップに表示された場合の平均CTRは 約 30%、2番目が 15%、3番目が 10% で、1ページ目の上から 3つで 50%以上のシェアがあり、現状ではオーガニック検索で 1位になっても、獲得できるトラフィックは 10%以下で、2ページ目以降になると限りなくゼロに近くなる。

キーワードによっては 1ページがほぼスポンサーサイトになることも…

2023年に実施された Google検索アルゴリズムの大型アップデート頻度は異常で、特に「役立つコンテンツのアップデート(HCU)」では世界的に中小規模の真っ当なウェブサイトがインデックスから削除されたり、ランキングが圏外に落とされるなど致命的な影響を受け、サイトや会社の存続が危ぶまれる事態に陥っている。
https://changesearchengine.org/

Googleの検索アルゴリズムは非公開のため、アップデートがどのような影響を及ぼすのかは Googleの公式アナウンスの情報しかないが、2000~2010年代の頃と比較して、Googleの公式アナウンスと実際の状況には乖離が生じており、2020年以降サイト管理者の Googleに対する不信感は増大している。

Googleが自社の検索エンジンを初期設定にする対価としてスマホメーカーに年間 100億ドルを超える支払いをしているのは、Googleを利用している多くのユーザーが検索結果に疑問を生じることなくアクセスすることが分かっているからで、Googleの文書では 75%のユーザーがデフォルト設定を変更しないと指摘されている。

ブラウザの検索エンジン変更手順

英語圏では Braveの検索エンジンも代替えの選択肢に含まれるが、日本語環境ではまだ実用レベルではなく、Googleの代替えとしては現状 BingDuckDuck Go の二択になる。
※ Yahooは Googleの検索エンジンを使用。

AIでは Googleの Geminiがリベラルに偏向していることが発覚するなど、ChatGPT-4をベースにした Microsoftの Copilotに水をあけられているので、Chromeを利用しているなら Edgeへの乗り換えもオススメ。

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