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2019年1月17日 今朝の一枚

昨日は文化放送でEKIDEN News暗黒新年会を開催いたしました。たくさんのご来場、本当にありがとうございました。ハイボールの度数を下げたおかげで最後まで完遂いたしました(笑)箱根駅伝は毎年、電車で移動しながら観戦しています。マニアさんは「全区間・全選手を見届ける」という壮大な目標があるので、きっちりと各区間を刻んでいくのですが、同じようにうごくと同じ視点しか残らないので、あえて、いきあたりばったりで考えるようにしてます。今年はずっと砧公園で観続けてきた駒澤大学の片西景選手、そして東京大学近藤秀一選手がようやく走る箱根駅伝。アップから最後までしっかり見届けたいとまるで父兄のような気持ちで大手町をスタート。すぐに地下鉄に乗り換えて、三田で5km通過を見届け、品川へ。そこから京急に乗り換えて鶴見中継所に向かったのでした。

暗黒新年会でも話したのですが、鶴見中継所は側道の狭いスペースにたくさんのカメラマンがずいぶん前からスタンバイしておりまして、大手町のスタートを観てから鶴見に到着しても、撮影スペースなどは残っていないのです。さらに往路鶴見中継所のタスキ渡しは、差もつまってて大混雑。狭い側道には選手だけでなく審判や走路員もたくさん待機してますから、タスキ渡しの瞬間を撮影しようとしても、まあ思い通りにいかないのです。こういうときは何も考えずに目の前で起こったことに、どれだけ反応できるか?ということが勝負になってきます。そういうこともあって、箱根駅伝で写真を撮るというのは、射撃のようなスポーツにも近い感じがします。

さて、今朝の一枚は駒澤大学2区を走った山下一貴選手。鶴見中継所で眼の前でおこったことに反応していたら、駒澤大学のタスキ渡しにトラブルがありました。1区を走った片西景選手が鶴見にたどり着いても、2区を走るはずの走者山下一貴選手が中継所に現れなかったのです。鶴見についたときは「ああ、撮影スペースがないなあ」と思っていたのですが、その光景が撮影スポットから外れた目の前で起こったのです。わわわわわ。大変だ。と思って撮った写真を現像してみると、笑顔でかけだしていく山下一貴選手の顔がうかびあがってきました。このトラブルに笑顔で駆け出していく山下選手の姿をみて、こういう場面でも動じないくらいの強心臓だからこそ、駒澤の2区を走るのだな。と妙に納得したのでありました。それでは今日もよい一日を。

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