田母神一喜選手が中央大学主将になって目に見える変化としてあらわれたのは「選手ブログ」をはじめたということ。

リレー形式でブログを通じて選手の考えや日常を伝えていくという試みそのものは、そんなに目新しいことではありません。有名なところでは早稲田大学競走部・部員日記が2004年6月から帰省期間以外は続いていますし、（2014年1月5日までさかのぼると、大迫傑選手のあまりにもすっきりとした日記も残ってます）青山学院大学長距離ブロックはツイッターで朝食時に行われる朝のスピーチをもとにした「今日の一言」を更新しつづけています。選手それぞれもツイッターで情報発信できる中、わざわざブログをはじめようと考えた田母神選手が面白いなあと思ったのです。

田母神選手のツイッターにはこうありました。

この１年、中央大学を離れ、横田コーチの元でトレーニングを積んだいい影響だなあと思いました。というのも、Track Town SHIBUYAを聞いていただければわかると思いますが、横田コーチの言語化能力はすごい。とかくふわーっとしがちな感覚や考えを借り物ではなく、自分の言葉として言語化していくことができる人なのです。これまで自分の中だけにとどめていた感覚や考えをそのままにせずに落とし込んでいくこと。そして共有していくことでチームとして考えをそろえていくこと。こういうアプローチでチームを変えていこうとする思考が面白い。「それなりの長さの文章を書くこと」というのは、なかなかに骨の折れる作業ですから、部員からも反発もあったと思うんです。とはいえ、次の更新を楽しみに待つことにします。

さて、今朝の一枚は写真だけだとよくわからない一枚（笑）昨年の箱根駅伝９５回大会予選会でスタート地点の駐屯地から昭和記念公園入口まで先回りのために走り出した藤原正和監督と田母神一喜選手です。藤原監督に密着していた日本テレビのディレクターがついていけず撃沈してました（笑）
それでは今日もよい一日を。