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2019年6月23日 今日の一枚

ロンドンダイヤモンドリーグの取材申請が無事におりまして。
またクイーンエリザベススタジアムで
あの地響きのような歓声を味わえると思うと、
興奮がとまらないのです。
写真を整理していたら、
2017年世界陸上ロンドン100m決勝の選手入場を
客席から撮った動画がでてきたので、
ツイッターに貼り付けてみました。
(noteには直接動画が貼れないようなので)

世界陸上を生で観て、日本に戻ってTBSの録画を見直すと
「あれ、こんなにしょぼかったっけ?」と。
解説や実況の声を活かそうとするがゆえに
ライブならではの臨場感がずっぽり抜けおちているんです。
いろいろ探してみると、
同じレースの「No Commentary」バージョン。
つまり、実況解説抜き映像があります。

これがよくできていて、
スターティングブロックを調整する音までがリアルに入って
映像だけでなく、音声も誰かが
デザインしようとしたことがわかります。
実況や解説もなくても、音の解像度をあげることで
視聴者は十分に楽しむことができるのです。
(まったく知らない人には解説が必要でしょうけど)

放送局は映像の解像度をあげることに躍起となってますが、
映像でライブを楽しむのに本当に必要なのは
画の解像度ではなく、
音の解像度じゃないか。そう思うのです。
8K映像とかって、ぱっと見で頭が処理できないもの。
(余談:NHKにロンドンオリンピック100m決勝の8K映像があるのですが
 スタート直前にペットボトルを投げ入れる人の顔が特定できるほど。
   でも、それって競技の本質とは別でしょう?)
ほとんどの人がスマホやタブレットといった
小さい画面で視聴するのですから、
そこまでの解像度は必要ないと思うのです。

いっぽうで、ヘッドフォンやイヤフォンのクオリティーは
どんどんアップグレードしていってますから
音の解像度をあげることで
「その場」にいるようなデザインをすることができる。
映像よりも音声のほうが圧倒的にデータ量が少ないですし。
そんなに難しいことじゃないと思うのです。

今日の一枚はこのときの座っていた座席から撮ったもの。
この座席のびっちり感が放送ではなかなか伝わらない。

そのむかし、EKIDEN Newsでも
GGNで看板を叩く臨場感を演出したいと
スマホにガンマイクを結線して
ライブ配信をしていたことを思い出したのでした。
それでは今日もよい一日を。

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