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気候とオリンピック

訳あってパリにいます。意味深ですが、大した意味はありません。ブダペスト世界陸上のあと24時間近くかけて日本に戻って、また翌月、24時間かけて新谷仁美選手が走るベルリン・マラソンに行くよりも、せっかくEU圏内にいるのだから、どこに行くにも便利なパリを拠点にしておいて、なかなか足を伸ばせないダイヤモンドリーグチューリッヒ、ブリュッセルと転戦するといいなと考えたからです。AirBnbも1ヶ月滞在だとドカーンと長期割引が適用されて東京でいえば砧公園そばみたいなヴァンセンヌ城付近の中庭つきワンルーム・ロフト付きの物件が20万円ジャスト。普通にホテルに泊まると1泊2〜3万円からということを考えるとかなりお得です。高いけど安いみたいな。パリに大きな荷物をおいて、チューリッヒ、ブリュッセル、ベルリンに小旅行にいっては戻ってくる。そんな9月をすごしてます。

家の近所をジョギングしていると、INSEPへの案内がありました。INSEPとはフランスナショナルトレーニングセンター。ほぼすべての競技のトレーニング施設がギュッとつまった場所。日本でいえば、JISSみたいなところです。

パリはこれからラクビーワールドカップですが、一方でパリオリンピックまで1年をきっています。いろいろ街をみておくにはいい機会です。(来年のパリ五輪に行くかどうかは別として)一番気になっていたのは気候でした。日本にいると「ヨーロッパ猛暑!」みたいなニュースを目にするので実際のところどうなん?と思っていたのです。世界陸上が行われたブダペストは予想に反して日差しも気温も高い猛暑の中での開催でした。毎朝、iPhoneが「今日は危険な暑さです」と表示してましたし、大会も午前中に行うはずだった5000m予選を夜に切り替えたり、泊まっていたAirBnbオーナーも「今年、はじめてエアコンいれた」と連絡をくれたほどでしたから。そんな猛暑のブダペストを経てパリにくると。これが涼しい。朝は15度くらい。日中は20度前後で普通にジョギングができるほど。同じヨーロッパでも内陸と緯度高めなフランスとでは、結構かわってくるのですね。一着はパーカーもっておいたほうがいい。そんな気候です。

さて、本題へ。

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