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2019年8月3日 今日の一枚 「女子長距離選手のカラダのこと」

昨日、「同性が憧れる選手とは」というタイトルで
noteを書き始めたのですが、

「ここ、うまく書けないなあ」ということがあって
記事をアップしたあと、
LINEでこう書き添えてお知らせしたのでした。

こんにちは。EKIDEN Newsです。
昨日、雑誌の座談会がありまして、その中で「もっと女性が憧れる女性選手が増えるといいね」。そういう話になったのです。いまや日本選手権だけでなく、記録会にも多くの女性ファンが集まるようになりましたが、その多くは箱根駅伝をきっかけとした男性選手にむけられたもの。ジェニファーはアメリカで女性トップアスリートたちに「憧れ」のような気持ちをもっていたんだそうです。だから、トップ選手と同じ、スポーツブラとショーツのセパレートユニフォームをレースで着用することになったときは、本当にうれしかった!と。「どうして、日本は隠すのかしら、そして、日本の女性長距離選手は痩せすぎだと思う。もっと健康的な美しさを打ち出さないと、ああいう選手になりたい!そういう憧れのような気持ちは産まれないと思う。」女性読者の方、ジェニファーのこれ、ぜひ読んでみて! そして感想を聞かせてください。https://www.womenshealthmag.com/jp/fitness/a28370463/naked-by-womens-health-vol2-20190717/

アメリカNCAAのディビジョン1で
トラックやクロカンを走っていたジェニファーと
ロンドンダイヤモンドリーグの写真と
MGCの女子選手の顔ぶれを見比べながら、


「日本人の長距離女子選手は痩せすぎだと思う」と。
体重が軽いとスピードが出るのは確かだけれども、
同じ女性として、痩せ過ぎた身体に
「わたしもあんな身体になりたい!」という憧れはうまれないと思う。
そういう話になったのです。

このサイトでは福内櫻子さんとジェニファーが
日米の女子長距離選手の体重管理や生理への考え方の違いを話していて、
自分が説明するよりも、このサイトをもっとたくさんの人に
読んでもらおうと思ったのです。

そして、このサイトを読みおえた女性からたくさんのメールが届きました。
(男性からも反応があってもよいかと思ったけど)
その中からいくつかみなさんにも読んでもらいたいと思います。

ジェニファーさんの記事読みました! 
生理トーク。昔に比べたら、
こういう話を恥ずかしがらずに話せる雰囲気が生まれてきてると思います。
なので、こらからもっと日本人女性アスリートの強さと美しさが広まっていく気がします。
今ももちろんかっこいい選手いっぱいなんですが、
海外の選手に比べたらなんか違う。
「なんか」を説明できないんですが💦 
でも雨の日と生理と試合がかぶるともう最悪って思ってました。
しかもユニフォームが白いランパンだった。
今はスパッツにできたり、いろいろ配慮が高まってると思います!
あと露出が恥ずかしかったのは、毛深かったからですね。
今の選手は脱毛とかしてるのかな?みんなきれい。
でもお金かかるから、
毛深いとかも気にしない世の中になればいいんですが。。 
綺麗なお姉さん達が生理のことを
こんなに赤裸々に語ってくれるのは嬉しい限りですね!
そして健康的な体をもっとどんどん見せていくことが
当たり前の世の中になってもらいたいです。
JENNIFERの言う通り、NCAAでは生理はマストですし
(ちょうど岡田くんが発信してましたね)、
そもそも子供時代から健全な体を作ることが徹底されています。
また婦人科の先生に聞いたところ、
アメリカでは15歳までに初潮がこない女子は、
保護者同伴で婦人科に通い、ピルの使い方も指導されます。
コーチは心理カウンンセーなどともタッグを組み
しっかり選手と向き合うようにシステムが組まれています。
翻って日本の場合、小学生から駅伝大会がある国ですと、
指導者もどうしても男女同じように育ててしまいがちです。
女子自身も男子に負けたくないと思ってしまいますし。
指導者が子供にとって優勝させてあげることが
1番のことであると思ったり、
または己の名誉欲に取り憑かれている場合などは最悪です。
モラハラ指導で身も心も縛られた女子選手が育成されてしまいます。
また女子は中学に入ったら少しずつ脂肪をため始めないといけません。
体の中に女性ホルモンをキープしていくことが大切です。
それは初潮を起こすにはある程度の脂肪が必要だから。
過度な練習や食事制限などでエネルギー不足になり、
それが無月経を引き起こすと、
疲労骨折を起こす確率が格段にアップします。
ここで母親に知識がないと誰も指導者を止められません。
ことに長距離育成においては、男女は別に考えなくてはいけません。
高校生は今は指導者が練習をセーブすることが多くなって来ていますが
(まだ過渡期です)、
世界的に見てもU20が強すぎますよね。
高校時代にもっと長期的目線に立った指導をしてくれれば
緩やかな曲線で落ち込むことなく上がっていけるのに。
大学側は今はほとんどの大学が、
生理をきちんと起こそうという方向で動いています。
そのため高校で活躍した選手ほど「大学で伸びない」
と言われてしまいます。
大学1〜2年で生理が順調に戻り調子を取り戻せればまだ良いのですが、
3年、あるいは4年かかってしまう子もいます。
またあまりに走れない自分に落ち込み、
精神的に不安定になりチームを離れる子も
毎年各チーム必ず1人はいる状況です。
実業団の場合は、無月経の高校生が入社して来て
数年間ひっそりさせていても、
年上の選手が活躍すればチーム的には目立たないです。
そういう面でも「大学女子長距離界」
はいつでも厳しい状況に立たされています。
私の今までの観測値では25歳になると
ホルモンバランスが整い大抵の選手がすんなり痩せてきます。
なのでそこまでは我慢をできるように、
しっかりとした健康な体をまず大学に入る前に作って来てほしいのです。
そして大学時代はひたすら筋トレと我慢です。
ぽっちゃりしていて良いのですから。
どうやったら諸悪の根源である
過度な練習をさせる勝利至上主義で、生理について知ろうともしない
小中高の指導者に声が届くのかを考えているのですが
最近はそういう指導者は高齢化して代替えしつつあるので、
それを半分待っている状態でもありますが、
現在泣いている女子大生を見ると、
いち早くなんとかしてあげたいとも思うのです
こういうキラキラ女子達がおじさん向け雑誌とかで発信してくれると、
目につくのかなあとも思うのです。
さて最近はやりの月経カップ。
成熟した女性だと使いやすいでしょうが、
まだ性交未経験だったりと未成熟のティーンは
月経カップどころかタンポンも抵抗がありますよね。
そしてまとめに書いてあるように、
生理は恥ずべきことでは決してありません
(昔は穢れとも言われてきましたが)。
きちんと口に出して言わないから男性指導者に
(母親さえにも)分かってもらえない。
最近ニュースになっている高校生の生理による水泳授業見学禁止の件も、
OLの生理休暇も、元を正せば一緒。
生理のことをオープンに話せる環境がないから、
男性指導者&上司に正しい情報が伝わらない。
すると選手or生徒or部下は言い出せずに隠そうとする、
そしてひっそり苦しむ、でも疑われる、といいことが一つもありません。
もっとオープンに話せる環境にしていきたいと思っています。
また少しぽっちゃりでも堂々と
体のラインを見せれるような本人と周囲の意識づくりも。
そして何よりキラキラ笑顔の溢れる
女子大学長距離界になっていってもらいたいです。


記事を興味深く読みました。
女性が憧れる、女性選手ってどんな人なのだろうと、
走らない、しかもも20代なんてとっくの昔に過ぎ去った私ですが、
20代の当時でもどんな場で活躍する女性であれ、
Iconicな女性って思いあたらず、
当時からマイペースで他人をヨイショしない性質だったなあと思います。
ただ、20代の頃にジムに行き始めて、
それはただ楽しくて行ってたけど、
「自分の行動次第で、本当に体って変わるんだ!」
と、その時に確実な実感とともに感動もしていたな(笑)と思います。
日本女性はどうして隠すのか?
これはどの部分を隠すことを指してるかわからないのですが。
この疑問の答えは、もう何百年も前からの
日本の文化的なところからもきていると思うし、
美しさやセクシーの概念は西洋と東洋で違うと思います。
かつてテニス選手のシャラポワのバストトップについてだけで、
あんなにマスコミが取り上げて大騒ぎするのは日本だけですし、
(そしてその記事は大抵日本人男性によるもので)
海外製と日本製のヨガウェアやスポーツウェア、スポーツブラの違いは、
日本製はブラパッドが付いていることで、
そうでなければやっぱり売れにくいというのが事実。
これらのことをどうして?と聞かれると、
「露出することで、自己を強く美しく見せる」
概念がまだ希薄なんではないかなと思います。
件の記事を読んで、
「生理を恥ずべきものではない」
と改めて当たり前のことを書いていることを読んで、
これからのもっと若いアスリートにこういう人たちが、
関わってくれたらいいなって、思います。
なんていうか、この記事に出てきた女性たちは、
今の自分の年齢と可能性を前提としたトレーニングをして、
パフォーマンスを向上させることに夢中になっていることは
ステキなことだけど、
こういう人たちがちょっと時間を作って
積極的に10代のアスリートと交われれば、
もっと違うアスリートの未来ができる気がしました。

Track Town SHIBUYAで一緒に話している
日本陸連「エンジョイ職員」こと畔蒜 さんとも
こういうこともOTT TALKイベントで
みんなで話し合えるような場が作れるといいね、と。
近いうちにそういう企画をたててみようと思います。



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