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MGCのゴール直後に水を渡さない理由。

MGCでは続々と選手がゴールしてくると
係員が選手をタオルで抱え込むようにしながらゴール裏へ誘導していく。

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女子3位でゴールした小原怜選手が倒れ込むようにゴール。

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脱水症状であるのは明らか。係員だけでなく、医師もかけつける。

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「水だ!水!」とペットボトルをもってかけつけようとしたスタッフを
「待て!」と静止する声が。

その理由はこれ。

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移動しながら急いで撮影したのでピンボケしてしまっているのだが、
係員がタオルで選手を抱きかかえて連れていった先は計測所。
ゴール裏では全ての選手のデータが測定されている。
こちらは体重を測っている姿。
つまり、レース前、レース後でどれくらいの身体に影響がでるか?
そのデータを全選手からしっかりとって、
東京オリンピック本番への暑熱対策として活かされようとしているのだ。
計測前に水分をとってしまうと、
体重、体温にも変化がでてしまうため、
貴重なデータがとれなくなってしまう。
3位に入り、東京オリンピック本番を走る可能性が高い
小原怜選手のデータはなおさら大事。

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小原選手には医師がしっかり帯同して計測所へ。

MGCとは単なる選手選考だけだなく、
東京オリンピックに向けて「やれることは全部やる」
という徹底的な準備の場でもあったのだ。


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