見出し画像

Friday Night Time Trial 〜佐藤悠基ひとりのためのガチハーフマラソン

Friday Night Time Trial 〜佐藤悠基ひとりのためのガチハーフマラソン100人のランナーと100人の明るいサポーターという名のボランティアを大募集します。

<OTT初のハーフマラソンを開催します!ただしランナーはひとりだけ。>
これまでトラックレースを開催してきたOTT(オトナのタイムトライアル)
初のハーフマラソンを開催することになりました。
7月29日金曜日の夕方から
場所は二子玉川駅近くの多摩川河川敷。
以前、バーチャルマイルレース「Tamagawa FKT」を開催した
1周1マイルの周回コースを使います。
ただし、ハーフマラソンを走るランナーは
SGホールディングスの佐藤悠基選手たったひとり。

前代未聞のハーフマラソンイベントにぜひみなさんに参加してもらいたいのです。

画像2

<東京マラソンの「セーフ」がすべてのはじまり>

2022年3月に行われた東京マラソン。
2時間8分17秒で35歳という年齢で自己ベストを叩き出した
佐藤悠基選手(以下、悠基さん)はミックスゾーンを出て、
こちらの姿を見つけると
おどけた様子で「セーフ!」と両手を広げながらやってきました。

画像1


これまで「孤高」な存在だと思っていた悠基さんのおちゃめな一面に驚きながらも
話を訊くと、
「調子が悪いながらもうまくレースをまとめて
 MGCファイナリストの条件である日本人6位にすべりこんだ」
という意味での「セーフ」であると。
その別れ際に「これでタイムを狙ったマラソンを走れます」
と、言い残して悠基さんは去っていきます。
35歳で自己ベストを出した彼が「タイムを狙う」。
という一言がずっと気になっていたのです。

<10月のシカゴで日本記録を狙ってみようと思う>

その後、悠基さんが所属するSGホールディングスの
西川雄一朗コーチとの雑談のなかで
「悠基さん、シカゴマラソンに出る予定です。
 そこで日本記録に挑戦します。」
と。
悠基さんが「タイムを狙う」というのは
自己ベスト更新ではなく、日本記録らしいのです。
菅平の草笛山荘で合宿中の悠基さんに話をうかがうと
「機が熟した」ということであるらしい。


それまでトラックでは無双状態だった悠基さんが
マラソンに移行しはじめたのは2013年から。


レース序盤は先頭集団でハイペースでレースを進めながらも、終盤は失速。悠基さんは距離の壁に何度も阻まれます。スピードランナーであったがゆえ、「距離特性」という言葉が頭をよぎりますが、それでも彼はマラソンへのチャレンジを諦めませんでした。数多くのチャレンジの中で、自分の身体と向き合いながら、自分に足りないこと、
やればいいことは彼にはわかっていました。
それは「距離を踏める身体を作り上げる」こと。
トラックで培ったスピードを犠牲にせずに
長い距離を走りこめる体質とメンタルを作り上げること
自らを被験者として試行錯誤しながら積み上げて行くのです。

それが昨年くらいから形になり、
1000kmを超える距離も余裕をもって走れるようになった。
レース終盤の失速もなく走れる身体ができたことで、
これまで終盤に失速しないように
前半から自重したペースですすめてきたマラソンを
失敗を恐れることなく、日本記録更新ペースで走ってみたい。
その舞台として選んだのが10月9日のシカゴマラソンであると。

<シカゴの前にハーフを走っておきたい。だけどちょうどよいレースがない問題>

フルマラソンを走る前にハーフを一本走っておきたい。
現状の力を確認するとともに、フルマラソンのレースペースで走っておくことで
身体に高強度の刺激をいれておくことはエリートランナーだけでなく
市民ランナーでも知っているセオリー。
東京マラソン前に高速ペースでレースがすすむ、
丸亀ハーフに多くのトップ選手が集結するのはそういう理由。

鈴木健吾選手の日本記録は2時間4分56秒。
そこから逆算するとハーフマラソンの設定タイムは62分。
キロ2分56〜7秒ペース。
10月9日のシカゴマラソンから逆算すると
時期としては7月の下旬に走っておきたい。
しかし、真夏の日本国内では
そのような高速ハーフマラソンはないのです。

「トラックで20000mをやることもできなくないけど、
 一人でトラックを何周も走るのはどうしても退屈だし、
 観客がいるとこっちもやる気になりますよね。
 あくまでも練習だから公認レースじゃなくてもいいですけどね。」

という悠基さんの一言がきっかけで
「悠基さん、それできるかもしれません。
 多摩川に1マイルのフラットなロードコースがあります。
 そのコースを周回するというのは?」

「400mトラックを何周もするより全然そっちのほうがいいですよ」

相談したのは公益財団法人 世田谷区スポーツ振興財団。
以前、多摩川につくった「Tamagawa FKT」の
コースづくりを一緒に企画した間柄。このコースの管理もされています。
・7月の下旬、涼しくなる夜に佐藤悠基選手の練習を兼ねた
    ハーフマラソンを開催したい
・できれば、市民ランナーも参加できる1マイルレースも

という企画を相談したところ、快諾。
コースだけでなく、テントや机といった備品もお借りすることができました。

一方でSGホールディングスでもフル体制で
佐藤悠基選手のチャレンジをサポート。
川端千都 三上嵩斗 千葉直輝 鈴木塁人 中谷雄飛の5選手が
かわりがわりに悠基さんをきっちりペースメイクします。
これも非公認レースだからこそできること。(記事掲載後、「ペースメーカーしたい」という他実業団ランナーの申し出も)

さあ、長々と説明してきましたが、
ここからがみなさんにお願いです。

<コースを明かりで照らしてほしい>

今回のハーフマラソン。なるべくダメージを残したくない。
ですから、夜7時くらいをスタートに考えてます。
そうすると、多摩川河川敷はいくら夏とはいえ、真っ暗。
ですので、みなさんにスマホや懐中電灯、ヘッドライトなど
もって会場にきて、コースをそれぞれ持参した照明で照らしてもらいたいのです。
1マイルのコースですから、1メートル間隔に人を置いたとしても
かなりの人が必要となります。

多くの人に参加してもらいたいので
ハーフマラソン前の夕方6時より
1マイルのタイムトライアルレースを開催します。
エントリーフィーはなんと格安の1000円!
もちろんチップによるタイム計測と記録証の発行をいたします。
タイムトライアルで見事トップをとった男女それぞれの選手に
悠基さんがこの日、使用する夜目でも効くオークリーのサングラスと
全く同じものをプレゼントいたします。
こちらは目標100人。

そして走れないひとにもぜひ参加してもらいたいので
懐中電灯や明かりをもってきて沿道整備に参加してくれる
ボランティアも大募集します。こちらも目標100人!

100人のランナーと100人のボランティアで作り上げるハーフマラソン。
佐藤悠基選手のチャレンジへのストーリーの共演者になりませんか?

みなさんの参加をお待ちしております!
1マイルタイムトライアルエントリーはこちらから。

スクリーンショット 2022-07-09 8.18.27

ボランティアエントリーはこちらから。

スクリーンショット 2022-07-09 8.20.47

Friday Night Time Trial 〜佐藤悠基ひとりのためのガチハーフマラソン
開催日時:2022年7月29日(金)
※雨天決行・荒天中止
※中止の場合は当日朝にSNSにて発表
会場:二子玉川駅そばTAMAGAWA FKTコース https://goo.gl/maps/vmpzy8uYRhp32P1p9
 ※駐車場がありませんので集合場所には自動車での来場は不可となります
種目:一般ランナー1マイル(約1.6km)
主催:一般社団法人OTT(オトナのタイムトライアル)
共催:公益財団法人 世田谷区スポーツ振興財団
協賛:株式会社 明治
参加資格:
・30分以上歩き続けたり走り続けることが出来る方から、日本記録更新を目指す方まで。小学生・中学生・高校生の参加も可能です。
※小学生以下の方は保護者同伴で参加してください。
※公益財団法人日本陸上競技連盟登録(陸連登録)は必要ありません。
持ち物等:
・走りやすい服装、水分補給用の飲料
・更衣室はございません。貴重品あずかりは、あります。
その他:
・本イベントは公益財団法人日本陸上競技連盟の公認競技会ではありませんので、
記録は公認記録にはなりません。
・ご参加いただいた方の映像・写真等が、テレビや印刷物及び、インターネット上の各媒体へ掲載される場合もございます。掲載権と肖像権は主催者に一任されることをあらかじめご了解ください。





サポートと激励や感想メッセージありがとうございます!いただいたサポートは国内外での取材移動費や機材補強などにありがたく使わせていただきます。サポートしてくださるときにメッセージを添えていただけると励みになります!