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2019年5月28日 今日の一枚

2019年のトラックシーズン。
もともとロード向きのマラソンシューズという位置付けだった
NIKE ヴェイパーフライをトラックでも使用する。
というのが一般化してきたようです。
日本選手権女子10000m。

先頭を走る新谷選手はスパイク。
後ろを走る日本郵政の鈴木選手、鍋島選手はヴェイパー。
MGCを控えてロードを走る鈴木選手はわかるのですが
トラックで世界陸上、東京オリンピックを目指す
鍋島選手までがヴェイパー。

そして日本郵政の選手のヴェイパーにはスパイクピン。
ヴェイパースパイク仕様。NIKEで作ってくれるらしいのですが
(もちろん契約選手や一部の選手だけのためだけの仕様)
ロードだけでなく、トラックでもヴェイパーが席巻しそう。

今日の一枚は日本選手権10000mでの東洋大学相澤晃選手。
トラックで東京オリンピック出場を狙いながら
ユニバーシアードでハーフマラソン。
そして3大駅伝でエース区間を走るであろう相澤選手の足元は
もちろんヴェイパースパイク仕様。
(画像をクリックして拡大してみてください)
トラックとロードでフォームを変えることなく移行できること。
レース後のダメージが少ないことがやはり利点なんでしょう。
ヴェイパーをいかに使いこなせるか?
ということがNIKEを履く選手にとっても鍵となってきそうですね。
ですが、日本一のヴェイパーの使い手はやっぱりこの人だと思うのです。

最新のフライニットではなく、
かたくなまでに旧型のヴェイパーフライ4%を履き続ける設楽悠太選手。
レースを間近で見る機会があれば、
ぜひ設楽選手の足音に耳を傾けてほしい。
設楽選手はヴェイパーのスイートスポットにポンと足を置き、
「キュ、キュ」と言わせながら駆けていく。
「ヴェイパーフライ4%であれば、おろしたてでも本番につかえます
   それくらい自分にあっているシューズなんです」
と話していただけに、ソール、アッパーともに
この組み合わせがベストなんでしょう。
設楽選手はいつまでヴェイパーフライ4%を履き続けるのか?
このあたりも秘かに注目しているところなのです。
それでは今日もよい一日を。

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