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編集を終えての雑記諸々

GW直前に思い立ち、急遽作った本。実は当時エアコミケの事はすっかり頭から無くて、本当に「なんかやりたいなぁ」くらいのふわっとした気持ちでした。だから反応なくてもいいやー。と軽く思ってたんですが、どうした訳か立派な本ができるまでになりました。

まずは寄稿いただいた皆様に改めて感謝申し上げます。皆様がいなければこの本はなかったです。約一名、問答無用でDMを送り付け、その後「フォントはいつものやつ使います。」と言い放って編集しているのですが、きっと大丈夫。お店再開したら諭吉持って伺います。お手柔らかにお願いします。

そして、リリース後たくさんの方にDLしていただいております。宣伝してくださった方々もお礼申し上げます。こういうのって、ほんと宣伝大事なんですよ……。弱小サークルですので範囲って限られてますし。範囲攻撃なのに狭いみたいな。こういう拡散とか、いいねだけでもモニターの前で「ありがとうございます」と言ってます。

と。今回は編集とかレイアウトとか「たぶん、使い慣れた画像処理ソフトがあれば素人でも最短2日くらいで本のベースは作れますよ。」みたいな感じでつらつら書いていこうと思います。これから「あ、こういう本なら作れるかもー!」という人は是非真似てください。要はみんな本作ろうよ!っていうのをやんわり誘導しているだけです(笑)。文具屋さんもどんどんこういうの出すべきだと思うんだ。今がチャンスだと思うですよ。

史上最短期間で企画&募集&編集、校正&リリース本。といっても、実はそんなに大変ではなかったんです。というのも、今回ほぼ8割が寄稿者さんからネタを頂いてるので(苦笑)。そこで考えるのが「いつ発行するか?」というのと、「どのくらい編集期間が取れるか?」でした。発行はGW中にはリリースするは確定。けれど、GW最終日リリースだと読み手からしてみたらGW中の暇つぶしにはならない訳です。そこから逆算してみると、編集期間が実時間で24時間取れるかどうかでした。

・ひな形を固定する

どうしてもスケジュールありきで動く必要があったので、まずは今回に限って無駄な作業(笑)は省くことにしました。ではどうやって省くか。必要な情報は欲しいしなー。ということで、まずはイメージ図をさくっと作成してひな形をイメージしてもらいました。「あぁ、こうなるのね。」とまずは視覚情報を提供すれば取っつきやすいかなーと考えました。それともう一つ。Googleフォームの試験運用です。やったことなかったので、どんな感じで動作するのかなーと興味がありまして……。なのでGoogleフォームから投稿してもらうことにしました。これ、便利ね。びっくりだわよ。ということで、入力も、出力もほぼ固定していくことで時間を節約していきました。

・フォントの選び方

本文に使用するフォントはゴシックにするか、明朝体にするか悩んだのですが、テーマがガチ万年筆だったので、なんとなく武士っぽいのを出したくて明朝体を採用。ただ、タイトルは明朝体だとインパクトが弱いので、タイトルだけゴシックにしました。ゴシック体も明朝体も沼なんですが、使用している画像処理ソフトに標準で入っているフォントにしました。Web上で見るけど、文字はアウトライン化(=画像としてファイルに埋め込むこと)しちゃうので今回はその辺考えなくていいかーと気楽に考えました。ちなみにゴシックは「IPAexゴシック」、明朝体は「IPAex明朝」、とあるフォントは通称「ntフォント」(ちゃんとした名前があるけど、ここではntフォントと勝手に呼んでます)です。

・ページ配置順

冊子ではないけど、読み進める時の順番は結構重視していて、割とライト層からガチ層へのゆるやかーなアップダウンは意識してました。ここでいうライト層、ガチ層というのは、万年筆自体の認知度。また、予想通り仏壇系が多かったので、色付きの軸はアクセントとしてページ配置してます。後半の自分入れた3名は、個人的主観で「雑に扱っても大丈夫」クラスです。多少の当たりが強くても受け止められる人、つまり、ネタ枠。その手前に配置した方々もリアルで面識があったり、コミケで会話したりしているので、まぁこっち側かな!なノリで配置しました。

・使用している画像処理ソフト

メディバンです。( https://medibangpaint.com/ )イラレとか、フォトショなんて買えません。貧乏ラクガキマンですので。使い始めて2年くらいで、ようやく使い方に慣れてきました……。ちょっと前まではSAIも使ってましたがフォントを入力する方式はメディバンの方が上かもしれないです。

Web配信は本の原稿よりも考えるポイントが少なめなので、まずはWeb配信用のものを作るのをお勧めします。本の原稿はこれにトンボつけたりタチキリを意識したり、実際にページめくるときの流れとかをもうちょっと考えたりするといい感じのものが出来上がるってオラが村の村長が言ってました。

今回の本は今後6月発行を目途に作業予定です。新たに書き手さんも加わり、もうちょっと読みごたえがある本(現物)を制作予定ですので、興味がありましたらよろしくお願いいたします。BOOTHで頒布予定です。


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