勤務終了と同時に歯を磨く、

今日は3ケ月に１回の歯の定期健診、

3ヶ月毎に歯医者さんから、お知らせのハガキが送られてくる、

歯磨きを終わらせ、会社を出て歯医者に向かう、

歯医者に到着、受付で保健所を渡し、

本を読みながら順番を待つ、本は小川糸の『今日の空色』

名前を呼ばれ３番の部屋に入ってくださ～い、

１番の治療室では、子供が火が付いたみたいに泣いている、

私もタマにはあの位泣いてみたい、泣いたらスッキリするだろうか？

３番の治療室に入り、

仰々しい椅子に座り寝かされる、

口元に穴の開いたタオルを顔に乗せられ、

『痛かったら左手を上げて下さい』と言われるが、

以前本当に痛くて左手を上げると、

あっさり『我慢してください』と言われ、

それ以来左手を上げた事は無い、

口を開けてください、

口を開けると歯茎の検査、

続いて歯石を取りま～すと、

口を広げられ、横に引っ張られ、何だか分からないもの口にぶら下げられる、

この時ばかりは、釣られた魚の気持ちになるのは私だけでしょうか、

３ケ月に１回必ず定期健診に来てるのに、
毎回歯石が付いてるの何でなのでしょう？

朝と寝る前に必ず歯磨きしてるのに歯石が付くのな～ぜ？

私は死ぬまで、自分の歯で食事がしたい、

その一心で何十年も定期健診に通っている、
（食い意地が張っているわけでは無い）

私の住んでる田舎も以前よりかは大夫歯医者さんの治療が丁寧になった様な気がする、

以前住んでた新浦安は、本当に歯医者さんが丁寧で神対応で感動した、

その後転勤した上越は歯医者最悪でした、

歯医者だけは田舎より都会の方が大変対応が良い、

そんな事を考えていると、

急に、

ここ何処？

目の前が真っ暗になり、

息が出来ない、

何で？

足をバタつかせ、

溺れる

ここは何処？

何で？

死ぬ死ぬ・・

その時女性の声で、

『大丈夫ですか？』

ゴホッ！

目が覚めた、

目を開けるとそこには、

不思議な生き物でも見るかのような目で、
上から私を眺めている歯医者さん、

もう一度『大丈夫ですか、何か有ったら左手上げて下さいネ』

少し冷たい眼差しで、
（気のせい？）

『歯の治療中に居眠りする人も珍しいですね、お疲れなんですね』と冷たく言われ治療再開、

危ない危ない

危うく歯の治療中に自分の唾液で溺死するとこでした、

歯の治療中に居眠するのは止めましょう、危険です。