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おやゆび姫

 「おやゆび姫」を読んでいて、ちょっとしたことに気がつきました。おやゆび姫が、もぐらとの結婚式の用意をしている部分です。松岡享子さんが訳された、こぐま社の「子どもに語るアンデルセンのお話」では、「野ネズミは、クモを四ひきやとって、昼も夜も、つむいだり織らせたりしました。」となっています。蜂飼耳さんが訳された、偕成社の「おやゆびひめ」では、「もぐらは クモを四ひき やとって、昼も夜も 機をおらせました。」となっています。そこで3冊目はどうかと思って、角野栄子さんが訳された、小学館の「おやゆびひめ」を見ると、「さっそく、4ひきのくもがやとわれ、糸をつむいだり、ぬのをおったりしました。」となっていて、誰がやとったかは曖昧でした。

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