「短期的から長期的へ」

四年生の春学期を振り返ると、本当にあっという間だった。二年生の秋から参加したゼミも、残り半年となる。

  四月から新ゼミ生が加わり、また新たなメンバーでゼミを再スタートして、雰囲気もペースもガラリと変わった。
春学期になると、必ず初心に戻って「越境活動」の本当の意味を考えさせられる。越境とは、今までいた狭い世界から、一歩外に足を運んで開かれた世界を見ること。そして、沢山の人に出会い、人脈を広げて、自分の成長に繋がる新たな発見をすることだ。ゼミ活動をする中で、一番感じたことは長期的に何かを「継続」することの難しさだった。

 皆さんには長期的に続いているものはありますか?
短期的に集中して、何かを成し遂げることは多くの人ができることだけど、長いスパンで見て、時間をかけながら何かを継続するってとてもチャレンジングなことだと思う。その時、思い出した事がある。それは春学期のゼミ活動の一環として毎月やっているカフェゼミのゲストとして来てくれた中富さんの言葉だった。

様々なことに挑戦をした中でも特に彼女の印象が強く、大きな学びを与えてくれたのが、「何事も責任を持って、当事者を見捨てない事」の重要性だ。彼女はソーシャルビジネスを立ち上げた上で、社会に何が一番ベストなのかを常に追求している。正解がないからこそ、自分で考えて行動するしかない。「私」と「社会」を良くしていくには、長い時間をかけて、解決策を見つける事が一番重要なのではないのか。これらを続けるには、自分の意思で、好奇心と誰かの為にやってあげたいという強い気持ちがないと続けられない事に気付かされた。

 それと一緒で、越境活動は社会との関わりが大きいからこそ、利益や損得勘定だけでは続けられない。自分が直感で「やってみたい」、「面白いから」、「楽しそう」という気持ちで始めて、常にモチベーションを高められる環境を見つける事で長続きする事ができるのではないのかと私は考えた。越境先に出ると、多様な人と共同作業をする事が多いため、誰もが主体的に動いて、責任感を持って物事をやる意識を持たないといけない。身勝手な判断で、全てを放り投げて手放すことができない状況で、何かを「継続」させるには、好奇心と自分の意思をしっかり持っていないとできない。誰かを助けたいから、世の中を良くしていきたいからという思いでやり始めることの重要性に気づいた。

これらを踏まえた上で、これからは、心から直感で「興味がある」ものを見つけて、長続きできるものを探していく。興味を広げるにはまず、外に出て沢山の話を聞く事が重要だから秋学期が始まる前までに「新たな興味」を発見して、自ら続けられるように努力したい。

そして、卒業するまでには、「越境」をする方法が身について、自然と続けられる状態でいられるように、今できることをちょっとずつやっていく。悔いのないように。

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