何事も継続することが大事

2019年、第49回目のカフェゼミが先週、開催された。
カフェゼミは、法政大学の長岡研究室が月1で開催しているオープンゼミ。キャンパス内でのゼミはいつもオープンなんだけれども、カフェゼミは毎回キャンパス外の街中で社会人の方でも来やすいところで開催している。
今回は、ボーダレスジャパンの中富さんにきて頂いて、ソーシャルビジネスの立ち上げのお話を聞いてきた。

現代、社会問題となっている一つとして「障害者雇用」が述べられる。
中富さんは障害者や認知症で苦しんでいる人々とビジネスを立ち上げたが、ただのビジネスではなく、「ソーシャル」なビジネスを設立した。ソーシャルビジネスとは、社会問題を解決したいという強い意思と好奇心で始めることが一番重要だと感じた。なぜかと言うと、公演で聞いた「原則撤退なし」という言葉に、大きな責任感が詰まってるからだと考えた。正しい答えがない問題を解決するということは、リスク、不安や上手くいかないことも沢山ある。しかし、そこで「逃げ出す」ということは当事者のことを見捨てることにも繋がるのではないのかと。
継続しつづけ、個人で解決するのではなく、共に「皆のベスト」を尽くすためにどのような事が出来るのかを追求することが一番重要でありながら、ソーシャルビジネスで最も難しいことだと思った。

更に、普通の健康的な人たちと共に働いているのではなく、認知症の方や障害を抱えている人がいる環境の中で彼らとどのように立ち向かって、関わっていくべきなのかを疑問に思った。それは、自分が障害者でもなく、普段から障害者との関わりが少ないところにいるからだ。
しかし、今後多様な社会で生きていく上で、コミュニケーションをとることはとても重要なことだから、彼らを受け入れて、話したい気持ちや思いやりを大事にして関わっていかなければいけない。
お互いにリスペクトし合わないといけないよね。

今回、中富さんの「利潤最大化を目指さないビジネス」のお話を聞いて、物事を長い目で見ることの重要性を学んだ。利益のためではなく、社会や皆の為にいいことをする。目的意識が違うことで、マインドも人への接し方も全てが変わる。
損得勘定では続かないビジネスに彼女は挑戦していた。

#MELCブログ
#カフェゼミ49th_mb

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