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サンブル族のこと

2日間のアンボセリ国立公園では、ゾウ、キリン、トムソンガゼル、ダチョウなど草食動物にたくさん巡り会えました。そしてケニア43の部族のひとつ、サンブル族を訪ねる企画がありました。
数年前の干魃でサンブルの部族はたいへんな苦労を負ったそうです。詳細は国連の広報センターの記事が「Africa Renewal 記事・日本語訳」にあります。今回の私たちのツアーでは、サンブル族の歌や踊りを見せていただきました。暮らしぶりや生活のことを始め、孤児のこどもたちも一緒に学べるように、とアクセサリーを販売したり寄付を集めたりしていると話を伺いました。

子どもたちを村全体で育てようとしているらしい

男性と女性の仕事は分かれていて、女性が家を造り、男性は外的に襲われないように外壁を作るということでした。人一人がやっと入れるぐらいの家に子どもたちの寝るスペース、親の寝るスペース、その間に煮炊きができるスペースと本当に寝るだけの広さ。

牛や羊の川が敷かれた子どもたちの寝るスペース
女性が建てる家の屋根はダンボール製
家の中のunisefのバッグが目立つ

家畜を飼い放牧生活しているとのことでしたが、干魃で家畜が死んでしまったそうで、今は寄付金集めに一生懸命とのことでした。女性たちがビーズのアクセサリーや木彫りのお土産を並べ、私たちは寄付の気持ちを込めて購入するわけですが、この援助のあり方が良いものかどうか、悩んでしまったのでした。

サンブル族からの歓迎を受けたダンスは、男性、女性、ペアのものなどあり、男性はジャンプ、女性は大きなネックレスを揺らしながら踊るもので、日本の町内会での祭りのような感じでした。