神としての象
我が家には何体かのガネーシャの神様が飾られています。
ガネーシャはインドの神様のひとり。顔がゾウで身体が人。エスニックなお店でもよく見かけます。商売繁盛だったり知恵の神様、はたまた障害を取り除いてくれる神様として崇められているので、人気があります。ヒンドュー教から仏教へ伝わり、日本では歓喜天としてお寺に祀られています。
ガネーシャがなぜゾウの頭?と不思議に思うのですが、かいつまんで言うと、破壊の神シヴァ神が、息子(だけれど、見たことがない)ガネーシャの首を切り落とし崖の下に投げ捨て、それを知った妻のパールバーティの怒りに合い、あわてて通りがかりのゾウの首にすげ替えた、というお話。
手は4本、牙は折れている、という特徴もあります。そして、ガネーシャの足下にはネズミ。
どんな障害をも抱きとめ乗り越えていく歓喜天の包容力みたいなものが、私には必要とされているのかな、と時々思い起こします。
上の象の顔はネパールの木彫りの彫刻。