※評価はA～Dです

グリューネグリーン【C】

馬体のバランスが良く、長く良い脚が使えるタイプ。トップスピード能力に疑問があり、このメンバーでは流石に厳しいか。前に行ってどこまで。

サトノグランツ【B】

スラッとしており、凄くサトノダイヤモンドに似てきた。めちゃくちゃ良い馬。ただまだまだ完成度は高くない。狙うのはここではなく菊花賞。

シーズンリッチ【B】

首が長めで胴伸びもそこそこ。距離はギリギリ大丈夫。ある程度のスピード決着にも対応できそうで、好位置からレースをされると非常に怖い一頭。

シャザーン【C】

皐月賞からかなり良化した姿で登場。写真だけで見ると本当に素晴らしい。ただロードカナロアらしく筋肉量は豊富で、あまりキレるイメージは湧かない。馬券に食い込むにはかなり乗り方に工夫が必要。

スキルヴィング【B】

まだ未完成な印象を受ける身体付き。写真だけ見ると強くは推せない。大型馬だけど重苦しさはなく、このメンバーならスピード比べでも最上位級。
この完成度でどこまでやれるのか非常に楽しみ。

ソールオリエンス【A】

身体のバランス、仕上がりにおいて一切無駄がない。このメンバーに入ると最上位の評価をつけざるを得ません。正直トップスピード能力に疑問はあるものの、それは究極に高いレベルでの話のこと。今年のメンバーであれば間違いなくトップレベルです。

タスティエーラ【C】

馬体の造り自体はバランスが良く非常に力強い。馬場渋ったらこの馬で良さそう。だが、全体的に少し鈍重な印象を受けるため、府中の高速決着には疑問。どこまで上手く立ち回れるかがカギになりそう。

ドゥラエレーデ【D】

ダート馬ですよね。ただこれで芝のGI勝てちゃうんだからポテンシャルが高いのは間違いない。先週のラヴェルみたいな乗り方でどこまで粘れるかというところ。

トップナイフ【A】

全体的にまとまっており、2400mは少し疑問も、仕上がり自体は一切抜かりがない。過去最高の状態で出走できそう。筋肉量は豊富だが鈍重な造りではないため、ある程度のスピード決着にも対応可能。一発あっても驚けない。

ノッキングポイント【D】

完全にマイラー。ここではごめんなさい。

ハーツコンチェルト【A】

非常にバランスが良く、ハーツクライ産駒でもダラっと間延びしていない体型。距離も2400mはベストな印象。スピード比べならこのメンバーでも上位。松山騎手はこっち乗って正解だと思う。

パクスオトマニカ【D】

全く目立ちません。

ファントムシーフ【S】

走る度に状態が上向いており、今回は更に洗練された姿で登場。体型的にはパワーの要る中山2000mの方が合っている印象も、今の研ぎ澄まされた馬体であれば府中2400mはむしろベストな舞台になっているかもしれない。本当に素晴らしいです。

べラジオオペラ【C】

同じロードカナロア産駒でもシャザーンに比べてシャープな造り。距離もこなせるでしょう。ただ強く推せる要素がなく、このメンバーに入ると厳しい印象。

ホウオウビスケッツ【D】

厳しい。

メタルスピード【D】

厳しい。

■総評

S評価はファントムシーフ。
本来は府中のトップスピード比べにはあまり向いてないものの、今回の洗練されたフォルムと仕上がりであれば余裕で補える。皐月賞の頃よりも更に成長しており、展開次第では逆転も十分あると見た。

A評価はソールオリエンス、トップナイフ、ハーツコンチェルト。
どれもスピード決着に対応できそうな馬。トップナイフやハーツコンチェルトは人気的にも美味しいところですし、余裕があれば馬券に入れてみてはいかがでしょうか。