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市場はやっぱり「顧客の困りごと」なんだなと思った話。

先ほど以下のツイートをみて、なるほど、といろいろ想起したので、ちょっと考えをまとめてみようと思う。

(結論的には、「市場」って顧客の集まりのこと。よく世の中に「市場規模は●●億円」といったデータがあるけど結局はそれ。ちなみに「顧客」をブレークダウンすると、その人が持っている課題に対して、このサービスならこのぐらいの金額を払ってもいいかなと思った人のこと。その集合が市場なんだな、ということにつながっていきます←つながらなかったらスミマセンw)

さて、↑これがいろいろ勉強になった内容です。何やらスタートアップのピッチが事業やプロダクト偏重になっていて、顧客や市場の理解が甘い、ということみたいです。まあ、これは気持ち的にはよくわかります。自分も新規事業をやっていたときも市場の理解ってなかなかすぐにはできなかった。手を打ってみないと全体像がつかめないことがあるんですよね🤔

また、スタートアップの特性として最初にプロダクトをつくるときに、どれだけの市場になりそうか、というのは算出がしづらいということもあると思います。なぜなら、既に「市場」ができあがっているものは既存の市場だから。

既存市場を狙ってはダメなのかというとそういうものではないですが、世の中の多くの人が知っている課題は大企業も理解しています。なので競合が発見しやすいということです。そこでリソースの差で勝負されてしまうと勝ち目が薄くなってしまいます。

逆に、規模としては小さな困りごとになるかもしれませんが、とがったことをやろうとすればするほどデータが世の中にはありません。なのでこれに比例して市場規模算出がむずかしくなっていきます。(フェルミ推定などをしていくのでしょう)

ただ一方で、市場のことが明確でなかったとしても、顧客のことについて語れないというのはいただけないですね。なぜなら、誰の何を解決するものなのか、ということが理解できないと、プロダクト自体の価値が危ぶまれますからね。

そんな中、PMF(プロダクトマーケットフィット)という考え方は本当にダイジかと思います。

これは顧客の困りごとにプロダクト自体を寄せていく・最適化していく、という考え方ですね。これは互いがリンクしているので、「プロダクトを語る」=「顧客の課題を語る」のとほぼ同義、そしてそれを維持しつづけていくことが重要なのだということです。

顧客の課題のかゆいところに手が届けば届くほど、ユーザーは継続的にサービスを利用していっていただけますし、かゆいところに手が届くサービスや機能が散りばめられていけばいくほど他社が真似しようとしても真似できないようなところまで、サービスを「複雑」にしていくことができます。(どこかでトレードオフが生まれていくと🤔)

そこで、、市場についてはこの延長で考えればいいのかな、と個人的に思うわけです。「ああ、この人の困っていることって、この層の、この割合の人が同じように困っていそうだな。それが今後マーケットとしてできあがってくれば市場がいくらくらいになりそうだな」(←ここで市場の話がでてくる!!!)。みたいな。

ただ、そんなにカンタンに割り切れないのが世の中だったりしますよね〜。私の愛用しているFitbitも時計市場なのか、ヘルスケア市場なのか、スポーツ補助器具なのかとか、どう定義されているのか、切り口次第ですからね。このあたり、具体例を交えて、今後深掘りしていきたいところです。

取り急ぎ本日はここまで。

(22m//はじめてnoteで文章書いたけど書きやすいかも。あ、前に画像貼ったこととかはあったか🤔)

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