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日記

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#旅行記

たてばやしたぬきにっき

一日目 うどんと林檎とブックオフ(それから台湾) この2日間で館林に行った。館林には師匠の家がある。 師匠はわたしの人生の師匠でいろんなことをわたしに教えてくれる。館林もそのうちのひとつであって、とてもいい場所である。わたしは一度師匠の家をたずねて館林に行ったことがあるから知っているのだ。 なんやかんやで館林駅について、まずうどん屋さんへ向かった。以前来たときには人が大勢並んでいて時間がなくて食べられなかったので、ちょっと早めに来て今度こそ食べるぞという気持ちで行った。ど

GOTO豪遊物語 続ふつかめ(星の王子さまと温泉)

立て続けに冒頭にこんなことを言うのもあれなんだけれども、もうだいぶ本当に忘れているのである。 とても今月のはじめの出来事とは思えない。では体感的にどれくらい前の出来事だと思っているのか、と聞かれるとそれはそれでちょっとよくわからない。いつもさっき食べご飯のことを思い出せないので、やっぱりこのGOTOは今月のはじめにあった出来事なのかもしれない。 あと、GOTOじゃなくてもしかしてGoToですか? それともgoto? どっちでもいっか!!! 富士屋ホテルを離れ大変に離れ

GOTO豪遊物語 ふつかめ(箱根)

二日目だぜ。 こんなことを冒頭に言うのもあれだがもう結構わすれてしまった。 いちにちめとふつかめに間が開いてしまったことについては、ちゃんと言い訳があるので安心してほしいのだけれど、言い訳が嫌いな人もいようかと思うので、ここでは言及せずにおく。 さて、GOTOの大目的である富士屋ホテルにたどりついたところからふつかめの記事ははじまる。つまり一日目の終わりというか、夕方ごろかな。 チェックインをしたんだよね ここでチェックインを待つのだ。黒服がたくさんいてテンションが

GOTO豪遊物語 いちにちめ(熱海)

どういうわけだかその前日、私の周りでは人が倒れ続けていた。 遅番で、時間が経つ度に人が消え、最後に立っていたのは私と夜から来た学生が一人だけだった。今まで身をおいてきたあらゆるパーティで、もっとも早く倒れ続けた私にとってはほとんど初めての経験だった。 といってみたけれどそれは嘘だ。すわ学級閉鎖か!?というその瞬間まで立っている人間だったのだ私は。倒れるのはいつでもみんなが元気なときなので、みんなが倒れているときに立っていることをみんなは知らない。だからいつも倒れている人と

香川には四国村があるよ

瀬戸内の陽光のお話 大島渚さんが『KYOTO, MY MOTHER'S PLACE』というドキュメンタリー映画で瀬戸内にいた頃のことを「王子様みたいに幸せだった」と語っていて、そのことがずっと印象に残っている。私にとっても香川という土地はまったく貴族的幸福の象徴のような場所で、つまり私はあの頃、存在しているだけで赦されていた。  しかし今では――という話ではなく、これは全く楽しいだけの旅行記のつもりなので、存在するだけでは赦されなくなった話はまた別の機会にすることにします。