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『ガールズ・アット・ジ・エッジ01』単行本発売したよ!サイン本書いたよ編

 三日前にかけてもらった超かわいいパーマがもう取れかかっている気がして、気が気がじゃない。そんなことよりそう、いやでも二万円くらいかかったし、全然そんなことではすまされないのですが、でもそう、そんなことより単行本が発売になりました!

 風俗嬢がボーイを殺して廃校でひと夏を過ごす話

 こちらのコミカライズをハトリアヤコさんが担当してくれています!
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 そしてもちろん書店でも取り扱いがあります!
 やったー!

 しかし宅の母が電話で親戚に知らせ、その親戚が本屋に行ってくれたみたいなのですが、高松にはどうやらおりたっておらず、注文になるといわれて帰ってきたとかこないとか。ごめんな、せっかく、行ってくれたのにな。注文してね。

 そうそう、それで、人生ではじめてサイン本を作った! 出版社さんに行って! サイン本! 作った! 出版社でサイン本作ったことある人いる? あんまりいないよね!? だからどんなだったか書いておくね!

 でもあれだ、もうほとんど記憶ないんだった!
 と言いますのも、なにかとてつもなく忙しく、この3月? たぶん3月だと思うんですけれども、その後半? みたいなやつあるじゃないですか、3月の後半とかいう……なぜかとてもすごく忙しくて! 忙しくてなにで忙しかったのか全然思い出せないんですけれども。

 そうだった、1月で終わってるはずの公募の原稿が終わらなくてぐうぐう言いながら終わらせたり、あと美味しいご飯食べに行ったり、あと美容院でおしゃれパーマ当ててもらって、あと自担の誕生日パーティしたりしてたりして忙しかったんだった、遊んでばっかだな!?

 普通に楽しい予定で忙しかっただけだったごめん。何でいそがしかったか覚えてなかったから、まるで仕事で忙しかったかのように振る舞ってしまった。

 さて、出版社は大都会にありますので、まず大都会に出かけるというミッションんがありました。バスに乗るんだ、私は、と思いまして、乗りました。いる!? この挿話!?

 バスの中、外国の人しかいなかった。異国情緒だった。その中で「(私は、これから出版社に、サイン本を書きに行く人間です)」とワールドワイドなみんなに念を送りながら過ごしていました。

 出版社さんはなんかビルだった。入っていいのかな、と思って入口の前をさわさわ二往復してから入って、エレベーターの前でそわそわしてたらちょうどハトリさんが着いたところで安心しました。よかったー!

ユリちゃん!超かわいい!すきです!

 これが、出版社! と思いながら、入りました。出版社の中に入ったのは、筒井康隆さんとお話ができる会みたいなやつに書店員として参加したとき以来です。そのときのことは「あ、う、ああ」って唸ってたら時間が過ぎていたのでなにも覚えていない。

 会議室的な? なんか部屋に通してもらった! いろんな本がいっぱいあって、ムフフな感じだった! そして! テーブルに!

完全にいまからサイン本を作るぞ、といった景色

 サイン本を作るんだな、と思いました。
 表紙かわいい~~とも思いました。あと編集さんと営業さんが拡材をいろいろ見せてくれて、大きいポスターとか小さいポスターとか試し読み冊子とかPOPとか! すごーい! ってずっと言ってた。

 ジュンク堂書店さんのあのPOPを書いたんだ~すっごく可愛いからぜひぜひ見てほしいよん!

 さて、それでまぁ、サインを書きましょうかということになったのですが。あの、サインって、書いたことあります? 私はほとんどないです! ていうか、正式にはかいたことないです。正式なサインってなに!?

 そこにいくまで、サインってなに? と考えながら、まぁいけば書けるんだろうと思っていたのですが、着いてからも別にサインってなに? とは思いましたね。こちらで試し書きとかしてもらって、と言われてきれいな白い紙を何枚もいただいたのですけれども、試し書きってなに? とも思いましたね。なにを試す!? サインをか???

 と思いながら、ぐるぐると、ただ、なにか、文字を書いたりなどしていたりしていたといいます、わたしは。なにか可愛い絵がはいっていたらいいな、とぼんやり考えていたといいます。ぼえ~っとなにも考えずに、このお菓子は食べていいのだろうか、などと考えていると、隣でハトリさんがなにやら、ペンをもっていました。

 するする~って絵を描いてました。私にはするする~って見えました。すごいんだー! 下書きとかなしてするする~ってペンが動くんだ! するする~っていうか、きゅるきゅるか、きゅるきゅるだった。あっという間にユリアさんが出来上がっていた。

 そしたら、その本をハトリさんが私に渡してくれる。そこに私がサインをしてサイン本は完成だそうな。へー!!! 何書けばいいんだ!? とやはり混乱した。私は自分の筆名が誰でも読めるものにしたくて今の犬怪寅日子という名前になったのだけれど、結構読めないらしく、それがとても恥ずかしく恥ずかしいので「ひらがなでもいいですか?」と編集さんと営業さんに聞いたら「いや~漢字のほうが」というので、それはそう! だってもともとが漢字なんだもん!

 そして私はサインというと芸能人のようなくちゃくちゃしたものを想像するのだが、芸能人ではないのでそういうことはしないでいいのか! とその時初めて知った。というか、なんの準備もしていないのにそんなくちゃくちゃサインが書けるわけもないから、もともと漢字でただ名前を書くしかないのだ。

ユリアさんがかわいい~~

 ともかくユリアさんがかわいい!
 どうかな! 私のサイン! サインっていうか、サイン? サインだよね、名前書いてあるし。なにかイラストがあったほうがいいと思ったので、犬のような寅のようなものを書いたんだー! Twitterのアイコンがこんな感じだったのでそんな感じにした!

 サインができて安心したので、それまでの緊張も相まって、なにかほわほわした気持ちになりました。それはもう! 安心だった!

安心したのでボーロを食べた


 あとはずっとハトリさんがイラストを描くのをじっとみていた。どうなっているのか全然わからない。私は、絵が、描けませんので、と思いながら見ていた。すごく面白い。線が絵になるって、すごいこと。なんとイラストはいろんな子がいてすごく嬉しいです。みんな可愛かった。えへへ。

 さて、結構な長丁場でございますので、途中で営業さんかなにか音楽をかけますか!? と言ってくれる。どんな音楽が好きですか? と聞かれて、どう考えても私より元気が必要なのはハトリさんなのに、私が率先してアイドルの歌が好きです! と答えてしまったのでアイドルの歌を聞きながらサインを書いた。至福。

テキソーソーって感じだった

 このようなことはそう何度もあることではないのでなんというか、すげえな、大人になったんだな私は、と思った。大人になったからといってみんながサイン本を作るわけではないので、本当に貴重だった。

 そのあとハトリさんと一緒においしいごはんを食べた。それがとっても美味しかったので私は今日まで行きていてよかったなあなどと思ったのでした。薄く切った魚がなにかのソースと一緒に大きなお皿にのって出てくる料理、専門用語でカルパッチョっていうんですけど、あれ、めっちゃうまいよな!

カルパッチョって何語?イタリア語?何語でもおいしい

 そんなこんなで『ガールズ・アット・ジ・エッジ01』が発売の運びとなりました。普通に生きてきて普通になれなかった子たちの、非日常の中の日常のお話です。みんな普通に生きてます。がんばって生きてる女の子(男の子)のお話です。

 楽しくて幸せな日々のことでもあるので、そういった部分をハトリさんが汲み取っていろんな背景とかちょっとした台詞とかに日常が宿っています。電子でも紙でも、すみずみまで楽しんでいただけたら嬉しいと思います。

 まだまだ連載も続いていきますので、ぜひとも連載と合わせてよろしくお願い致します。あとあとあと、おまけページがとっても最高なのでぜひともそちらもお楽しみくださいませ! 私も単行本のあとがきを書き下ろしています。

 そんなこんなで、なにとぞなにとぞ、みんなよろしくねー!

あるか分かりませんが、サポートがあったら私はお菓子を食べたいと思います!ラムネとブルボンが好きです! あと紅茶!