見出し画像

起業・新規事業のアイデア一覧 具体的な事業の探し方

資金調達の相談を受ける中で、起業案・新規事業案の相談を受けることが多々あり、その際に紹介するおすすめの探し方をまとめました。

王道からグレーな方法まで書いているので、あくまで参考・自己責任で読んでいただけると幸いです。


M&A仲介サイト:売り案件を探す

ここで小粒案件を探す→参考にする。ビジネスマナー・倫理的にやっていいかどうかはおいておいて、一手段として他社事例を参考にすることができます。

特に
・売却額1,000万円以下
・Webビジネス系
であれば参考にした事業の立ち上げはある程度可能かと思われます。また余裕があれば買ってしまうのも一案です。

スモールM&Aの大手は以下のようなサービスがあります。

誰でも登録可能で、買収交渉もチャットするだけのものなのでものは試しに中を除いてみてください。

補助金採択実績:他社事業例から調査する

国の補助金採択実績から参考になりそうな事業を見つける。
例えば以下の事業再構築補助金は中小企業の新規事業に対して出す施策で、採択実績が公開されています。これは実質、国の審査(中小企業診断士)を通過した3,000万円以下程度の投資でできる事業のリストになります。

その会社でしかできない要因(コアコンピタンス)があるのでは?という意見もありますが、中小企業の多くは目の前のニーズを着実に解決していくスモールビジネスであることが多く、模倣不可能なコアコンピタンスを持っていることは少ないです。また多くの事業者はヒト・モノ・カネが足りておらず、それらの優位性や時間(経営者のコミットメント)・ITの強みがあれば十分に模倣可能ではないかと思います。

事業再構築補助金以外にも色々補助金があるので参考になるおすすめの補助金については以下記事でもまとめていますのでご参考までに


受託:事業者・業種・業界の負を見つける

受託案件を回しながらキャッシュを稼ぎつつ、クライアントや業界の負を探すのは0からの起業において鉄板の手法かと思います

①コンサル
②受託開発
③アフィリエイト

受託ツールとしては以下がメジャーどころですが、受託マッチングサービスは星の数ほどあるので競合に埋もれそうであれば自分の勝てるニッチサービスを見つけにいくのもありかと思います。シューマツワーカー社が副業マッチングサービスのカオスマップを出していたので引用させていただきます。

クラウドワークス

Lancers

ココナラ

カオスマップ

スプレッドシートに起こしているのでご参考までに

フランチャイズ:フランチャイズ加入or事業を真似る

フランチャイズは原則的に
・入会金や手数料を払って
・仕入販売のサポートやノウハウの供与、ブランドの使用許可をもらう
といったものであり、原則的に素人でもお金を積めば事業が開始できることが特徴です。そこで仕入やブランドなどの模倣が難しい部分が優位性となっている事業は難しいですが、それ以外の事業については参考にできる部分は多いかと思います。

会社IR:大企業が取りきれないニッチ市場を模倣

上場企業のIR情報から事業アイデアを出すものです。上場するには監査法人による監査や証券会社のチェック等、種々の関門が存在します。そして上場後も株主の期待に答えるべく売上・利益を上げ続けなければなりません。そこで変化する外部環境に合わせて上場企業は常に新規事業を模索しています。また上場する企業(IPO企業)も同様に足元の環境変化を捉えた事業で上記関門を突破し、上場を成功させています。

これら上場企業の情報が投資家向けにわかりやすく説明されている資料がIR資料で、いわば大企業の事業ネタを自ら解説する資料になっています。

大企業の事業ネタは前提とするリソースが違いすぎて参考にならない面もありますが、主とする事業以外での新規事業の実態としては100名に満たない少数チームでの取り組みであったり、予算がそこまで割かれていなかったりという状況が多々あります。また選択と集中の観点から同じ市場についても拾うセグメント・捨てるセグメントがあり、ターゲットと銘打っていても実はライバルにならないこともあります。

参入するしないに関わらず参考とする企業・関心のある業種の第一線企業が何を考えているのかを知ることはとても学びになるかと思います。

IRの一例 ラクスル

実際に本方法を実施した事例としてプレックス社 野崎さんのnoteが参考になるので引用します

おすすめ使用ツール バフェット・コード

上場企業の財務データが一覧で見れます

https://www.buffett-code.com

その他日経の業界地図や会社四季報などもおすすめです

行政資料:マクロ・ミクロ課題を把握し事業化

行政がまとめている社会課題→行政が取り組みたい課題→具体アクションの資料です。極論、ここで定義されている課題に対して、「私が解決します!」と手を上げれば、課題とニーズは確実にあって、応援(補助金等)してもらいやすいので成功確度は高いと思います。一方で課題として残っているのは誰もやりたくない・解決がとても困難といった背景があるので、自分のやりたいことやできることの棚卸しをして、参考までに見るのがいいかもしれません。

(ここからベンチャービジネス(非スモールビジネス))

VC投資先:キャッチアップして捲くる

国内外の事例を参考に、優位性(ブランド・チーム・資本力・取引先関係・特許etc…)が確立できてない企業はたくさんあるので、それを上回る優位性で勝負する(自分のほうがよく知ってる・時間をかける・ITなど)のは一案です。

海外VC投資先

海外資金調達先リスト(上記リンク先より)

国内VCの投資先

資金調達データベース

Yコンビネーター投資先

ビジネスコンテスト:アイデア集を眺める

過去入賞者の事例が開示されているので、それらを参考にする手法です。
公共性・成長性や成長性重視している傾向からスモールビジネスというよりはソーシャル・ベンチャービジネスといった毛色ですが、ピッチ資料なども見れたりするので事業ネタを探す中でとても参考になると思います。

Appendix

私が普段キャッチアップしているおすすめの情報ソースを紹介します


この記事が参加している募集

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?