見出し画像

起業/新規事業アイデアに悩む方必見 東京都関連お補助金 過去採択者一覧リストの活用方法(※全文無料です)

概要

本ページで分かること

  • 手堅い起業・新規事業のアイデア

  • 補助金活用のトレンドとその調べ方

本ページの想定読者

  • 事業アイデアを模索している起業家

  • 新規事業を検討している中小企業者

要約

経済産業省が実施している「事業再構築補助金」の概要の説明とその採択者リストの活用方法の解説

本論

新規事業アイデアの宝庫:補助金の採択者リスト

起業や新規事業の検討にあたって、具体的にどのような事業がうまく行っているのかといった情報についてまとまったものは意外と存在しません。よくあるMBA本や起業指南本には市場分析理論やSWOT・4P・3Cなど現場であまり役に立たない方法論ばかりが載っており、実際に売上・事業化につながる示唆があるものはほとんどありません。

そんな中で実際に
・昨今のトレンドの中で
・どのような事業者が
・どのような事業に
・どれくらいの費用感で取り組んでいるのか
が分かる資料が補助金の採択者リストです

なぜ補助金の採択者リストなのか

補助金の採択者リストが有用な理由が主に3つあります

  • 将来性の見込まれる事業を洗い出すための審査基準に基づき、中小企業診断士等のプロによる審査を通っているから

  • 取り組む事業者名や事業の概要、補助金の要件から新規事業の概要を掴むことができるから

  • 同様の事業にて補助金等国からの支援を受けられる可能性が高いから

補助金の目的は大枠で政策の実現であり、税収の確保と雇用の拡大(収益のと賃金の増加)が基本にあり、その時々のトレンドにあったものが付加されるイメージです(昨今だとDX・事業承継・地方創生・脱炭素など)。そこでそれらの実現に資する企業・事業に対して補助金を回し、事業成長を促すことを目的とすることから審査基準の作り込みと厳格な審査実施が行われます。それらのふるいにかけられた事業という点で、一定の勝ち筋があると言えるでしょう

また採択者リストには原則的に事業者名と取り組む事業の内容が記載されます。これはシンプルにGoogle検索で深掘りを行えばある程度の事業概要について知ることができるということであり、参考・模倣の観点からとても有用です。また補助金の要件を踏まえるとその事業にかかった費用や費目についてもおよそのあたりを付けることができます

加えて最後にして最大の有用ポイントですが、採択された同様の事業については同様に採択される可能性が高いということです。これは先述の2点に重なることですが、政策に合致した将来性のある事業については補助金が降りる可能性が高く、①同じ補助金を申請しに行く②同様の目的で実施されている他の補助金を申請しに行くという2つのパターンで旨味があると考えています。特に新規事業を検討する際は資金調達の課題に追われると思いますが、補助金獲得の確度が高いだけでその課題感から幾分開放されると考えると大きなメリットになりえます。

参考になるおすすめの補助金は

ずばりおすすめの補助金は

  • 事業再構築補助金

  • ものづくり補助金

  • 小規模事業者持続化補助金

  • 東京都創業助成金

になります。

補助金は大型から小型、国が実施するものから地方自治体のものまですべてを含めると約8,000種類あるとも言われており、すべて確認することは不可能です。そこで①補助金額②補助対象経費③採択数の観点から上記が確認するべきおすすめの補助金になります

その他の補助金について調べたい場合は以下リンクにて調べ方をまとめているのでご確認ください

投資金額を基準として

  • 50-500万円程度:小規模事業者持続化補助金・東京都創業助成金

  • 500-3,000万円程度:事業再構築補助金・ものづくり補助金

のように場合分けし、本記事では事業再構築補助金・ものづくり補助金について概要をまとめています

事業再構築補助金とは

コロナ禍をきっかけに中小企業の新規事業に対して最大5億円の補助を行い、日本経済の構造転換を促してきた事業再構築補助金

新型コロナウイルス感染症の影響が長期化し、当面の需要や売り上げの回復が期待しづらい中、ポストコロナ・ウィズコロナ時代の経済社会の変化に対応するために中小企業等の事業再構築を支援することで、日本経済の構造転換を促すことが重要です。そのため、新分野展開、事業転換、業種転換、業態転換、又は事業再編という思い切った事業再構築に意欲を有する中小企業等の挑戦を支援します。

https://jigyou-saikouchiku.go.jp/

本補助金の採択者リストは実質

中小企業者が500-3,000万円程度の投資でできる新規事業

の一覧になっているので、

  • 起業アイデアを模索する起業家

  • 新規事業の検討に悩んでいる中小企業者

の方にはとても参考になる資料になっています

ものづくり補助金とは

ものづくり補助金とは正式名称をものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金と言い、有形無形の設備投資に対して補助金がおりる制度です。よく誤解されるのですが、製造業しか使えない補助金というわけではなく、投資内容によっては商業・サービス業でも使うことが可能です

ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金は、中小企業・小規模事業者等が今後複数年にわたり相次いで直面する制度変更(働き方改革や被用者保険の適用拡大、賃上げ、インボイス導入等)等に対応するため、中小企業・小規模事業者等が取り組む革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資等を支援するもの

https://portal.monodukuri-hojo.jp/index.html

こちらは先述の事業再構築補助金とは異なり、「事業」ではなく「設備」に対する補助金になるのですが、その「設備」を利用する「事業」について説明する必要があること・新規事業に取り組む際の設備投資にも利用可能なことから新規事業案の参考になる事例が多々あります

本補助金の採択者リストは実質

中小企業者が500-2,000万円程度の投資でできる設備投資

の一覧になっているので、それに紐づく事業を調査し参考にされることをおすすめします

小規模事業者持続化補助金とは

小規模事業者(従業員数5名以下)の販路拡大に資する事業に対して50-250万円の補助を行う補助金

本補助金の採択者リストは実質

起業したて・スモビジ事業者の100-300万円で行う具体的な施策

の一覧になっているので、

  • 起業アイデアを模索する起業家

  • 新規事業の検討に悩んでいる中小企業者

の方にはとても参考になる資料になっています

東京都創業助成金とは

東京都創業助成金とは東京都で事業を行う創業5年以内の事業者を対象に最大300万円の補助を行う補助金

こちらは全国対象ではなくあくまで東京都の事業者限定になるが、逆に
・東京都の政策に沿った事業(公益性や先進性が特徴)
・採択者の性質がベンチャービジネス寄り
である点が大きな特徴と言える

本補助金の採択者リストは実質

東京都に好意的に評価される(需要のある)事業

の一覧になっているので、それに紐づく事業を調査し参考にされることをおすすめします

リストの見方

採択者情報については公式HPより確認することができます。

こちらの資料から
・自社の事業分野や関心のある分野から投資領域を絞る
・それらに関連する業種やキーワードにて新規事業を抽出
・該当する会社の事業概要をリストで確認
・特に調査したい起業についてはGoogle検索などによって深掘り
である程度の情報は拾えるかと思います

既存事業のアセット(ノウハウや顧客基盤など)を活用した新規事業ではありますが、中小企業が持つアセットの競合優位性はそこまで強固なものではありません。また投資額も500-3,000万円程度のものがほとんどのため、気合で模倣して巻き返すことは不可能ではないかと考えられます

当社紹介

当社は主に中小企業の補助金に特化したコンサルティングサービスを提供しています。総資金調達支援金額5億円超の補助金のプロが貴社の状況に合わせた補助金のご提案・サポートを行います。

補助金・資金調達について相談したいという方は30分の無料相談も可能ですのでお気軽にご連絡いただけると幸いです。

リストの販売(こちらが有料部分)

こちらの採択者情報について一つのエクセルシートにまとめました。

以下有料ゾーンについては

  • 手堅い新規事業についてクイックに知るための一覧があると助かる

  • 公式HPより採択者情報を収集し、取りまとめるのがめんどくさい

  • 補助金採択者の事業者リストが手っ取り早くほしい

といった方向けに当社が取りまとめているエクセルシートを共有させていただきます。

  • PDFからExcelに変換するために普段使いもしないAdobe Acrobat ProやI LOVE PDFの有料プランを申し込むのはもったいない

  • 資料の変換や手直しの作業がめんどくさい

といった方であれば確実に元が取れるプランです。実際にAdobe契約や実際の作業時間分の人件費を考えると確実に数千円以上お得かと思います

ここから先は

385字

¥ 980

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?