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愛犬の幸せって何?誰が決めるの?

コロナウイルスの影響で、外出自粛ムードが高まっています。
こんな時こそマイナスをプラスに変えて、新しいことを学ぶチャンスにしてもらいたいですね。

なので、今日は本のご紹介を。

【聖なるズー】という本です。

この本、何を言いたいかと言うと

『愛とは何ですか?』ってことです。

この作者の濱野ちひろさんは、以前元旦那さんから、性的虐待を含む酷いDVを受けていました。現在は離婚なさっているようですが、結構つらい過去があったようです。
時には「愛しているから」という言葉を伴う暴力を受けてきたからこそ、一体『愛』とは何なのだろうということを人一倍考えることになったわけです。
そんな中、ズーと呼ばれる動物性愛者(動物と性交渉を伴うセクシャリティーの持ち主たち)の存在を知り、興味を持って取材をしていくことになります。

支配者である人間と、被支配者である動物との間の『愛』について、彼らはどんな主張をするのか。
種の違う生き物と「互いに愛し合っている」という彼らにとって『愛』とは何なのか。

『愛』という、時に都合よく人間のうしろめたさを覆い隠すこの言葉の本質を探る、【人と愛犬の関係】【犬の幸せとは】という疑問に一石を投じる、非常に興味深い内容になっています。

池袋三省堂のキャッチコピーも、非常に良く本編を読み込んでいるなぁと思わされる文章で、


「あなたが「愛」について何らかの確信を持っているのなら、この本を読む必要はないかもしれない。だけどもし「愛ってなんだ」と不透明な思いを抱いているのなら、読んでみてほしいと思う。」


【犬のため・犬を愛しているなら・犬の幸せを願えば】

多くのトレーナー・トリマー・獣医etcが簡単に言葉にし、そこらじゅうでいつでも気軽に耳に目にするこの言葉たち。
その本質はいかに?