土井英司

エリエス・ブック・コンサルティング代表取締役社長。メルマガ「ビジネスブックマラソン」編…

土井英司

エリエス・ブック・コンサルティング代表取締役社長。メルマガ「ビジネスブックマラソン」編集長。出版プロデュースでミリオンセラー達成。著書に『「伝説の社員」になれ!』(10万部)、『20代で人生の年収は9割決まる』(6万部)などがある。

最近の記事

小学生だった僕が、団地の公園で学んだこと

僕は現在、出版・メディア関連の仕事をしている。 駆け出しの頃に勤めたライター事務所は、芸能人のインタビューを得意とする 事務所だったため、随分と著名人絡みの仕事もした。 相手がどんな有名人であっても、突撃でアポを取る。断られても気にしない。 そんな自分を作ってくれた、幼い頃の記憶があるので、今日はそれをシェアしたいと思う。 僕が小学生だった頃、当時高校生だった2番目の姉が一人暮らしを始めた。自立心旺盛なわが家のなかでも姉は特別、自由と自立を重んじる性格で、高校時代はカナダ

    • 成果報酬と労働報酬――貧乏人がお金持ちになるのに絶対通らなくてはならない道

      こんにちは、土井英司です。 幻冬舎・箕輪厚介さんへの文春砲が出版業界を揺るがしていますが、記事を読んでいてちょっと思ったことがあったので書いておきます。(スキャンダルに関してコメントする立場にはないので、あくまでビジネスの視点ですね) それは、そもそもこの契約は、労働に対して払われているのか、それとも成果に対して払われているのか、ということです。 もし取材・原稿執筆をした労働に対して払われているなら、それは一原稿いくらの契約になりますし(慣例上、1冊50万円〜80万円く

      • 来年、力を蓄えるために

        明日、長崎の古民家オフィスに庭師さんがいらっしゃるのですが、今年やっと咲いたツツジを明日切ってしまうと聞いて、スタッフと一緒に悲しんでいます。 ただ、来年以降美しい花を咲かせるには、これが正しい判断なのだそう。 以前、ニュースで、千葉県佐倉市の佐倉ふるさと広場で新型コロナウイルス感染拡大防止対策として約100種類、約80万本のチューリップを刈り取ったという、一見悲しいニュースが流れましたが、あれも球根を太らせ、来年以降美しい花を咲かせるために重要なことなのだそうです。

        • 経済ショックの際の注意点:そのビジネスの実需要は増えるか、減るか?――マスクとトイレットペーパーの違い

          こんにちは、土井英司です。 連日株価が乱高下していますが、どの銘柄を売買するにしても、 大事な視点をお伝えしておこうと思います。 大きなショックが起きた時、企業には3つのパターンの需要の変化が起きます。 1.需要が増える 2.需要が変わらない 3.需要が減る 1に当たるのが、今回のコロナショックだと衛生用品の需要増です。在宅で需要が増える宅配などのサービス、一人で時間を潰すためのコンテンツもそうかもしれません。 2は、そもそも外出しようが自宅にいようが、需要が変わら

        小学生だった僕が、団地の公園で学んだこと

        • 成果報酬と労働報酬――貧乏人がお金持ちになるのに絶対通らなくてはならない道

        • 来年、力を蓄えるために

        • 経済ショックの際の注意点:そのビジネスの実需要は増えるか、減るか?――マスクとトイレットペーパーの違い

          「モノ資産」は「管理」の視点が大切

          明けましておめでとうございます。 年初から米中問題、アップルショックを受けてドルが暴落、それに伴い金が上がるという状況になっていますが、「金をこうなると金や不動産に人気が集まりますよね。 とはいえ、不動産はアフターオリンピックの影響や少子高齢化が気になる。 現状から言えば当然金(ゴールド)やアートなのでしょうが、実際にいくつかアートを買った身として、一つアドバイスがあります。 「モノ資産」は、「管理」がポイントなのです。 イメージしてください。自分の家に1億円の金(

          「モノ資産」は「管理」の視点が大切

          あなたのコンテンツを高額で売る方法

          こんにちは、土井英司です。 今日は、過去のセミナーで反響のあったコンテンツのエッセンスを、文章で初公開しちゃいます。 題して、「あなたのコンテンツを高額で売る方法」。 コンテンツだけでなく、サービス、コミュニティなども当てはまる内容ですので、 ぜひご注目ください。 みなさん、「高いコンテンツ」というと、すぐに「ラグジュアリーなもの」、「有名人を絡めて」、なんて考えてしまいがちですが、どちらもお金がかかります。 以前、知人が有名人を呼んで華々しくイベントをやっていまし

          有料
          500

          あなたのコンテンツを高額で売る方法

          AIと労働力の置き換えは、いかにして起こるか

          こんにちは、土井英司です。 今日は、早めのお昼ご飯を食べに、3大牛丼チェーンのお店に行ってきました。 土井がオーダーしたのは、「ねぎ玉牛丼」+カレー豚汁+オクラサラダセットだったのですが、出てきたのは、「ねぎ玉<豚>丼」+カレー豚汁+お新香セットでした。 店員さんは、日本人の男性です。 オーダーを取っている時からうわの空で、「大丈夫かなあ」と思っていたら、案の定、間違えてくれました。とは言え、食品ロスを出すのも嫌なので、「新しい味を発見しよう!」ぐらいに思って、完食し

          AIと労働力の置き換えは、いかにして起こるか

          安定の逆襲――なぜサブスクリプション型ビジネスが全盛となったのか?

          こんにちは、土井英司です。 先日、「ビジネスブックマラソン」で、Zuoraの創業者、ティエン・ツォ氏の書籍を紹介しました。 Zuoraは、サブスクリプション・モデルを推進するSaaSプロバイダです。 『サブスクリプション』 ティエン・ツォ、ゲイブ・ワイザート・著 桑野順一郎・監訳 御立英史・訳 ダイヤモンド社 本書のなかで、なぜサブスクリプション型のサービスが選ばれるようになったのかが書かれていて、そこから自分なりに、気づきが得られました。 要するに、月額課金のサブス

          安定の逆襲――なぜサブスクリプション型ビジネスが全盛となったのか?

          飛騨高山のカリスマショップ「トラン・ブルー」は何がすごいのか?

          こんにちは、土井英司です。 以前、「プロフェッショナル 仕事の流儀」でも特集されていた、飛騨高山のカリスマブーランジェリー、「トラン・ブルー」。 土井が最初に訪れたのは、飛騨高山で合宿をやったのがきっかけでした。 「土井さん、高山を訪れるなら、絶対に行って欲しいパン屋さんがあります」 「10年愛」の卒業生、パンマニアの石井さんからの、妙にパワーのあるメッセージでした。 結局、合宿終了後訪れたのですが、食べてみた感想は……。 「なんじゃこりゃあ~!」 ……ちょっと

          有料
          100

          飛騨高山のカリスマショップ「トラン・ブルー」は何がすご…

          株式投資家に本を売る時、作り手が心得ておくべきこと

          こんにちは、土井英司です。 以前、長谷部誠さんの『心を整える。』がミリオンセラーになった際、スポーツ選手の本を作ったらベストセラーというカリスマ編集者、幻冬舎の二本柳さんにお話を伺いました。その際のやり取りをご紹介します。 「サッカーファンではなくビジネスマンに向けて作る、という時点で、何かを削ぎ落しているんだと思いますが、それは一体何ですか」 「チーム名を除いています。サッカーに詳しくない人は、チーム名があると抵抗感がありますから。逆に、ファンであれば、チーム名はわか

          有料
          500

          株式投資家に本を売る時、作り手が心得ておくべきこと

          コンテンツ版プラットフォーム戦争の時代

          最近、僕のところには大手企業からたくさん提携の話が来るのですが、そのほとんどが、コンテンツプラットフォームを作りたいという要望。 最近発表されたIT系企業の新サービスも、似たような話が多いです。 新しいところだとサイバーエージェントの「QIXIL(キクシル)」、ベネッセの新プロジェクト、古くはオトバンクやまぐまぐなど。 著者ネットワークを持っていることから、ご依頼が来るのだと思うのですが、長い間コンテンツビジネスに携わっている立場からすると、この流れが収束するところは、

          有料
          100

          コンテンツ版プラットフォーム戦争の時代