添削

イースターエッグのバナーですね。
イラスト調でかわいいですね。

■デザインの前に

上下が逆かな？

イースターエッグのイベント会場前で人を呼び込むとして、なんと言って呼び込むか。
バナーの流れはそれに近いです。

「たまごを一緒に探そうよ…」

いきなりこれ言われたら通報されますよね。
まぁ、言い方次第ですけど…

一般的には
「イースターエッグのイベントやってま～す！子供連れの方どうですか～！無料で～す！」
面白みはないけど、普通の内容ですよね。

ただ、セールの呼び込みだと違います。
「服を売っている店で～す！女性向けの服なので女性の方どうですか～！セールで～す！」
こんなこと言いませんよね。
服を売っているのは当たり前、女性ものの服かは見れば分かる。
必要なものはセールの内容。
なので
「値札からさらに50％OFF！」
こうなります。

イースターエッグがまだそんなに日本には普及していない新しい物なので、今の段階だとイースターエッグイベントと先に表記した方が新鮮だし、興味は湧くと思われます。

基本として、既に知っている情報に人は興味を持ちません。

■イラスト

イラストを使うときはテイストを決めるのが大変です。
写真の場合はほぼ変えようがないのですが、イラストはどうにでも変えられるので、表現の幅が広いです。

なので、正直なところ、ゼロから自分で描くということはしないです。
オリジナルのイラストを描いていると、とてつもない時間がかかり採算が合いません。
バナーひとつで終電まで残業するくらいなら、最適な素材を組み合わせて30分で作った方がいいです。
ハイクラスのデザイン制作会社だったら自分で描けと言われるか、イラストレーターを雇います。

最初の内というか、商業的なバナー制作依頼は安価でスピード重視です。
デザイナーに求められるのは、作る力よりも選別して組み合わせる力です。
かといって素材をまんま組み合わせると素人臭いのができます。
そこは素材感を出さずに見せるのもテクニックです。

今は無料の素材もたくさんあるので練習と思って組わせてみてください。
素材をベースに加工するのもいいです。

会社に入ると有料の質の高い素材サイトが使ったりするので、
素材を使う＝手抜き
ということにはなりません。

デザインの勉強を本気でしたいなら、仕事はさっさと終わらせて、自分のデザインを作った方がいいです。

■バランス

左のたまごが大きすぎるので、もっとさりげなく入れてあげて、主題の文字がカラフルでかわいいデザインになっているのでもっとそっちをメインで見せてあげたいです。

淡々とした文字が整列していると寂しく見えます。
丸文字でもちょと寂しく見えます。

かわいい系はモチっとさせたいので、文字をあえてギューギューにして、ワープでカーブを入れたりするとそれっぽく見えます。

さらにフォントを子供向けっぽいのにするとよりそれっぽく見えます。
AbobeやGoogle fontにも無料フォントが大量にあるので探してみてください。

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