靴磨きの少年たち

最近の日本株の高騰について、新NISAの影響というのはほぼないらしいが、新NISAをきっかけに投資の世界に入ってきた人の中には、日本株の個別銘柄に目移りしている人もいるようだ。

一応、旧NISA時代からiDeCoとつみたてNISAに満額を入れてはいたのだが、新制度により年間上限40万から年間360万と大きく投資枠が広がったため、とりあえずもうあと数万積み上げるか…などと、新たな銘柄を探すようになった。
私も新NISAの狂乱に躍らされている一人なのだろう。

旧NISAでは当初8資産均等型に全ツッパしており、並行して国内株式も少額購入していたのだが、その後eMaxis Slimシリーズが誕生し、オルカンやS&P500等に乗り換えたところ国内株式と同等か下手するとそれ以上のパフォーマンスを叩き出してきたため、アホらしくなって個別銘柄の売買を止めてしまった。

昨年までは何もせずとも年間上限額分が勝手に引き落とされていったので、年に1~2回状況を確認する程度だったのだが、新NISAによって余剰枠の投資先について頻繁に考えるようになってきている。
これが良い事なのか悪い事なのかは微妙だが。

今回、数年ぶりに調べてみて思ったのが「S&P500 or オルカンが鉄板」という常識がやや変わってきつつあるような気がする。
オルカンかS&P500だけで十分という主張も見かけるが、あれらも結局は2018年からスタートした比較的新しい銘柄であり、やはり時期によって流行は変わっていく。
S&P500や全世界株式の積立投信を20年30年と長期に渡って続けましょう…と初心者に謳っている本や動画は非常に多いのだが、実際には10年後のトレンドは変わっており、数年おきに学習する必要はあるのだろう。
そもそも最初に8資産均等型を購入したのは、FPから勧められた事と選定の際に読んでいた本にも書いてあったからであり、その時はそれが良かったのだ。
しかし今やバランス型はやや不人気銘柄となっている。

そういう訳で、つみたての銘柄と金額を変更+成長投資枠にテック系と日本株を追加したのだが、成長投資枠は遊びかつ長期保有には向かなさそうなので、やはり当分はこまめに状況を見ながらの運用になりそうだ。

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