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オフショア開発をうまくやるコツ

成功や失敗を幾度のなく重ねてようやく自社のオフショア開発は成功してるといえるようになってきた。

先に答えをいってしまうと以下の通り

- コミュニケーションの量を増やす
- コミュニケーションの質を高める
- コミュニケーションのスピードを上げる

ふっ、普通… 

そう普通なんです。テクニック的には普通。
普段社内のチームで気をつけるような事をオフショア開発でも気をつける。お金払う発注者側もね。なぜなら1つのチームだから。
発注者も一緒に汗かくことで、彼ら、彼女らの力を最大限発揮させることができます。

大半のオフショア開発がラボ型と言われるもので、仮想的に自社内にエンジニア部門をもつような感じですので、本来は発注し納品されるという関係ではありません。1つのチームとして進めていくもの。
これが仕事進めていくとつい忘れがちになるんです。

キャリア・育成とかまで気にする必要はないけど、あくまで1つのチームとらえて、雑談レベルからサービスの構想まで話をし続ける。
向こうからの質問はすぐ答える、テキストだけで伝わらないのであれば、図示する、Webで説明する。
素晴らしい行動があれば賞賛する、ミスがあったら話をきちんと弁解を聞く。

そして何より、現地に足運んでお礼、振り返り、飲みニケーションを数ヶ月に一度行う。
これはベトナムに限った話だけど、彼らは食事中盛り上がったら立ち上がり何度も乾杯するんです。
現地の会社でチームメンバーとリアルで話するだけでももちろんいいけど、ベトナムの乾杯は一体感の醸成には非常に良かった。
お酒の力もあって、普段はコミュニケーター通してじゃないと話できないエンジニアやテスターの方とも直接意思疎通できる。
飲みニケーション反対派の自分でも、オフショア開発の場面では有効と感じています。

ついでに加えるならば、オフショアはスクラム開発が多いのでそこの理解もしておかないと、「なぜこれが今対応できない?」って感じになり関係悪化する可能性があります。
私はこれでした。

ベースのエンジニアリングスキルや相性なんてのももちろんあるけど、これはどこの国も同じ。

国内システム会社に発注だと高いからって理由でオフショアにして同じ感覚で動くと期待値揃わないのでしんどいよ。
僕ら日本人はたまたまお客さんの近くに生まれ就職しただけの人なので、その役割を全うする。ベトナムはお客さんの意見直接聞くのが難しいからエンジニアチームリングにフォーカスする。互いに尊敬しあい仕事進めていければ全て良し。

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