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最近トガッた趣味が世の中から少なくなっている

「サバゲーが普及して、サバゲーマー民度高くなって逆に寂しいよなぁ」みたいな話で、最近危ない奴らが居そうな趣味が少なくなってきている。


自分がリアル厨二病だった時代の一番の憧れは、いつかサバゲーの世界に飛び込むことだった。今よりサバゲーはもっと白い目で見られていた時代だからこそコアな人たちが集まっているのではないかという夢を抱いて、大学に入ったらサバゲーを本格的にやろうと思っていた。


しかしその機会は訪れることなく、大人になるとかつてほどエアガンやミリタリーに対する情熱はなくなっていく。普通に部屋にいることが多く、自分の行動力の無さを後悔している。

他には軍事オタク全開の部屋を作ろうと思っていたが、大して変わらない生活が続くだけだったというか日常は続いていくだけでしかなかった。


似たような話でいえば「暴走族」なんて言葉があった時代にバイクに憧れてた人たちは、今物足りなそうだなと思う。暴走族という言葉ではかっこよくて憧れる人がいるので「珍走団」という名前に変えたら、実際暴れる人は減った。

かつてやばい趣味だと思われていたものが今はどこも健全化されクリーンになっているので、それはそれで寂しい。


そもそも今の日本人全体的に大人しくなってきているというか、逆に言えば昔の人がなぜあそこまでイキッっていたのか不思議だという時代になっている。


今よりも恋愛至上主義やリア充至上主義で景気がよかった時代だからこそ、そこに反発するオタクたちも少数民族として逆らうエネルギーがあった。

少数派は弾圧されている時ほど輝く物で、それこそ「同志でござるな」的な濃いオタクたちが集まっていたころの秋葉原はやはり憧れがある。

しかし今は割とオタク的な価値観が市民権を得てしまったというか、流行至上主義の時代から好きなことだけに生きる生き方が肯定され、リアルよりネットを重視したり、ネットが現実の延長線上の一つになったりしている。

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