シリーズ物で自分好みの続編が出ることのない悲しさ

「シリーズもの」というのはこの文脈において同じ名前の作品の中に様々な派生があるものを意味する。


例えばわかりやすいところでいえばポケモン、ガンダム、特撮、プリキュア、遊戯王などでありシリーズ内で好みが明確に分かれることが多い。

そして好みが分かれるがゆえにその中で特定の年代の物だけを好むという現象も生まれる。


自分の場合ガンダムはW,SEED,00の三作品を好んでおり実はすべてのガンダムシリーズを見ているわけではない。ビルドファイターズ、Gガンダム、UC、1stガンダムなどは断片的に見たり知識を得たりしている、もしくはガンプラを作って知っているという限定的な範囲に留まっている。


またポケモンに関しては、「ポケモン」というジャンル自体を愛しているはずだったがサン&ムーンになってから雰囲気も変わりポケモン熱自体が消滅しつつある。ついになるはずはないと思っていた懐古厨にポケモンでもなってしまったのだ。


そのシリーズの雰囲気が変わっていくことは時代の流れとして当然のことではあるが、自分が最先端のものだと思っていたものが徐々に古い世代のものになっていくことには寂しさを感じるのも事実だ。


もうガンダムで自分好みの新規作品が登場することはないし、ポケモンもだいぶ様変わりしてしまった。

新作のガンダムを見ることもなければ、新作のポケモンをやることももうないだろう。それでいえばオタク界で流行るようなアニメを見ることもないだろう、「けものフレンズ」や「君の名は。」が流行ったときに見る気になれなかったことで自分がもう最近のオタク文化についていけない人間になってしまったことを悟った。


よほど自分好みのものが登場してピンとくるならば復活するかもしれないが、もうないんだろうなという諦めにも似た感情がないといえば嘘になる。


自分の知人に「遊戯王」と「デュエルマスターズ」の大ファンがおり、彼はTCGマニアともいえるような存在でもある。

そんな彼はデュエルマスターズに関しては「2010年ごろまでのデュエマ」と割り切って世代を区切ってファンをしている。どうも最近のデュエマは小学生向けの路線に振り切っているらしく、路線変更前と大幅に雰囲気が違うことで完全に懐古時代の物だけを愛しているようだ。

これはアイドルグループで「雰囲気やキャラが変わる前が好き」という感覚に似ているかもしれない。


そして遊戯王に関しては基本的にこれまでジャンル全体のファンであり、現役を続けていたが昨今のルール改正でついに現役勢を退くことになった。

続きをみるには

残り 3,954字

¥ 100

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

面白いとおもたら銭投げてけや