見出し画像

アドベンチャータイムについて

私が愛してやまないアニメーション作品がある。
それが本日のタイトルである。
アメリカで製作されている1話15分の子供向けアニメなんだけれども
大人が見ても十分に楽しめる。

それはシンプソンズのようなブラックユーモア溢れているとか
パッと見は子供向けだけど、絶対に子供には見せられないサウスパークのような大人向けアニメだからというわけではない。
パッと見こども向けだし、内容も子供向けなんだけれども限りなく不可解な作品で、この物語はどこに進んでいって、どこに私たちを連れて行き、そして15分後に突き放すんだろうといつもハラハラさせる。
起承転結で終わる時もあれば、起承転結起 で終わる時もある。
そこがたまらない。

よくプロの画家が「子供の書く自由な絵には敵わない」と言ったりするけれど、アドベンチャータイムはまさにそんな感じ。どこまでも自由でルールがない。次の展開がいつも読めない。この自由なストーリーを大人たちが作っているということに私はいつも感動している。

主人公はフィンという名前の人間で、相棒のジェイクは犬。(しゃべるし手足が伸びたり体のサイズが変わりまくるのでただの犬と言い切ってしまっていいのかわからないけれど、犬と紹介されているのでジェイクは犬)
二人は仲良しで、たまに喧嘩もするけれど唯一無二の親友。そういう関係性にも憧れる。でもそれはやっぱり人間同士だとなかなか得難いものだ。やはり人間と犬の関係性は特別だと思う。
二人は一緒に暮らし、一緒に冒険に出かける。朝起きて、朝食を食べ、家を出たら冒険の始まり。毎日が冒険。ルールはない。突然始まって突然終わる。これは私が常に求めて、だけど一生たどり着けない理想郷。
アドベンチャータイムこそ私が求める究極の世界。

どうして突然こんなにアドベンチャータイムのことを書いているのか。
これが初めての投稿なのに自己紹介もなく、始めた経緯も書かずにいきなりアドベンチャータイムへの熱い思い。
それにはちゃんと理由がある。

私のBFFであるやっちゃんに(この先もよく出てくると思うけれど)アドベンチャータイムを薦めたとき、彼女も夢中になって見てくれたのだけど、
しばらくたってから「アドベンチャータイムの第一話ってどこにあるの?」と尋ねられた。
配信サイトの第一話を改めて教えると、「私これすでに見ていた。突然始まったから第一話を飛ばして途中から見てしまったのかと思った」と返事があった。これがアドベンチャータイムの真髄だと気がついた瞬間だった。
初めまして、私の名前はフィンです。相棒のジェイクです。そんなシーンはいらない。アドベンチャータイムの世界は昔から存在していて、私たちはある時から見られるようになっただけ。たとえそれがフィクションであったとしても視聴者を意識して説明してこない。それでいい。

予想がつかなかったり突拍子がなくて相手を混乱させたとしても、法に触れていなければ、相手を傷付けなければ、気遣わないで構わないと思う。
窮屈な世の中だ。1分で話せとか結論から話せとかそんなのばっかり。
私は今日突然noteを始めたけれど、その前から人生があった。
突然世間に公開して、読めるようになっただけなので、この先ももし継続されていくのであれば、その中で徐々に解ってもらえればいいし、興味を持たれたり、期待を裏切ってがっかりされれば本望だ。

そんな調子でこのnoteを始めていこうと思う。

この記事が参加している募集

自己紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?