なぜ僕たちはRushの話ばかりするのか

Rush Gaming

日本のCall Of Duty(以下COD)プロチームである。

その日本一とも言える人気は多くのファンと
アンチを生み出した。

大会の配信のコメント欄は
どれもこれもRushに関することばかり。

Rushが勝てばファンは盛り上がり。
負ければアンチがマウントを取りたがる。

なぜそんなにも人々はRush Gamingの話をしたがるのか。

ファン、アンチ問わず、僕たちは魅せられているのである。

圧倒的な強さを見せた2018年のWW2シーズン前半。
日本勢初となる世界大会への出場。

日本に戻っての対抗戦でのまさかの敗北。
浮き出てくる不安や不満、不安定さ。
そして起きてしまった不可解な形のメンバーの離脱。

なんとか踏みとどまり、新メンバーを迎え奮闘するもグランドファイナルへ歩を進めることなく敗退。

それでも彼らは信じた。
俺たちはここからだ。

BO4シーズン。
オフライン大会にて見事優勝し再び世界へ。
好調な滑り出しに見えた。

しかし、
メンバーのストリーマーへの転向。
そして、チームのエースでリーダーの目の故障によるやむを得ない離脱。

BO4シーズン第1回目のオンライン大会では結果を残せなかった。

だが、彼らは歩みを止めない。
新メンバーをそろえ迎えたオフライン大会。
二大会連続となる優勝。
またもや世界への切符を手にした。
世界大会でも勢いそのままに力を発揮。

強さを取り戻したかのように思えた。

第2回プロ対抗戦。
歴史上最大の大敗北。

ちょっと前までの強さは影を潜めた。
メンタルの弱さ。
自分たちの力が、作戦が、機能してくれない、
本番で発揮できない。

「Rushよっわwww」
「5-250で負けたチームがあるらしいぞw」
「Rushは終わった」
辛辣な言葉がyoutubeのコメント欄を埋めた。

考えた。なぜ勝てなかったのか。
向き合った。自分たちの弱さと。
ぶつけあった。自分の考えを、どうしたいのかを。

そして見つけた。
道を照らしてくれる光を。

行われた3回目のオフライン大会。
強かった。これまでのRushのどの瞬間よりも。
そして再び掴んだ優勝という結果。
またも世界へ挑んだ。

そこでも強豪チームに勝利。
着実に、確実に自信となった。

そして第3回プロ対抗戦。
長い間姿を消していたオフラインでの強さを
ファン、アンチの人々に見せつけた。

準優勝に終わったものの随所で可能性を見せる結果となった。
待望の結果に湧き上がるファンの喜びの声と
強さを目の当たりにしてもなお認めないアンチの声。

彼らは誓う。
次の大会での雪辱を。
初のオフライン大会優勝を。

ここで、この記事の冒頭を振り返ろう。

どうして人々はRushの話をしたがるのか。

それは彼らはそれが運命であるかのように
希望と絶望が訪れるからである。

歓喜の後には試練が訪れ、乗り越えたと思えばまたもさらに高い壁が現れる。

逃げ出したい、目をそらしたい、やめてしまいたい。
高い高い壁が立ちはだかる。

だが、彼らは乗り越える。
さらなる強さと、自信を身につけて。

その姿にファンは胸を打たれる。
応援したくなる。
勝ってほしい。
こんなにも頑張っている。
結果を出してほしい。
声を大にする。

その姿はアンチからすると面白くない。
Rushは終わったんだと。
負けてしまえ。
また苦しめ。
声を大にする。

日本のCODシーンにおいてRush Gamingというのは台風の目である。
Rushの周りでは何かが起こる。
勝利であれ、敗北であれ、ドラマが起こる。

僕たちはRushから目が離せない。

魅せられている。

その勝利に喜ぶ笑顔にも、
敗北から流れる涙にも。

ファン、アンチ問わずである。

Rushが絡むと口を開かずにはいられない。
その先には誰も予測できない、何よりも面白いストーリーが待っているから。

だからこそ僕たちはRushの話をするのである。

#CallOfDuty
#COD
#BO4
#RushGaming
#Rush




















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