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「ゆとりを持とう」と偉そうに言ったのに、私にはまったく“ゆとり”がない件

3月の終わり。ついに、共同運営する「Marbleスクール」で私の担当講座が始まった。第1回目は編集・ディレクション講座だった。

講座の中で私は、ディレクターの極意として「心にも時間にもスケジュールにもゆとりを持とう !」と豪語した。

見てほしい。これが私の先週のスケジュールだ。

正直、沖縄出張という名の旅行やライブなど、プライベートの予定もある。それでも休日も予定を詰め込み、木曜日に至っては3件の取材(しかもオフライン)。

ゆとりなんて一切ない。なんなら期限切れのタスクに加えて、新しいタスクが積みに積み重なって押しつぶされそうである。

フリーランス4年目にもなって、自分の仕事のキャパシティも把握できないほど、仕事をコントロールするのが苦手な私。

そんな私がゆとりを持っとなんて偉そうに言ってるなんて、お笑い草だ。

「仕事ができる人」は2つのパターンに分けられる

以前、取引先の人に辛辣なフィードバックをもらったことがある。

「えるもさんは期待値を下げたほうがいいと思う。たぶん、自分が思ってるよりも1.5倍くらいタスクの完了が遅いよ」

言われた当時は、すごくショックだったのを覚えている。図星だからだ。

そんなとき、周りにいる仕事ができる人を見てみると、2パターンの人種がいることに気づいた。

1.とにかく働く、メンタル体育会系タイプ

1つは、とにかく働くタイプ。

受けた仕事、ふられたタスクは目標内で終わらせる。そのためには体調が悪くても、寝る時間を削ってでも完遂する。メンタルが体育会系なタイプ。

これだけバリバリ働けたら良いが、なんせ、私には体力がない。夢のような話だ。

2.仕事のコントロールがうまいタイプ

では、もう1つは何かというと、常にゆとりがある人、つまり「仕事のコントロールがうまい」タイプだ。

不測の事態や急なタスクがあってもすぐに対応できるのは、ゆとりがあるから。

その人が働いていないわけではなく、自分のキャパシティが分かっていて、人にうまくタスクを分配できていて、時間の使い方にメリハリがつけられている人だ。

いつまでもタスク管理ができないフリーランス4年目から学んでほしいこと

もしかしたら、たくさん働いたほうが、キャリアを成長できるかもしれないし、クライアントにも価値を提供できるかもしれない。

ただ仕事だけが人生ではないと思うし、そんな生き方でも許されたい。だから、心に、時間に、スケジュールに、ゆとりを持つ意識が大事だ。

ミーティングを詰めすぎない。
主催やミーティングの後に作業をする時間を必ずとっておく。
スケジュールにはつねにバッファをもたせておく。

そうやって、意図的にゆとりを持つことが、結果的に早い仕事につながることがわかった。

「テトリスみたいに、予定を詰め込まない」

当たり前だけど、フリーランス4年目にしてようやくわかったことである。

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