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タイマイ(ウミガメ)活動地紹介~その④~

インドネシアで実施しているタイマイ保全活動地の紹介をしています。

4回目の今日は、「プスムット島」です!
一番最後の紹介となりましたが、実はセガマ島に次いで長く活動をしている島です。


前回紹介したプナンブン島から西北西に約170kmいった所にあります。円い離島で、島の周りが白砂に囲まれた、それは天国の様な島です。 ここはタイマイだけでなく、アオウミガメも相当数が産卵に来ます(年間500回前後)。

↑プスムット島で産卵するアオウミガメ

この島は、集落から相当離れた離島です(マンガルという街から72km)。現地へ行く時は、マンガルから船で7時間くらい揺られて到着します。 第1回目に紹介したセガマ・ブサール島と同様に、灯台があり、それを管理する公務員の人達が数人常駐するのみです。

この島での活動は相当苦戦してきました。 島を利用する漁師による盗掘だけでなく、雇っている卵の監視員自体が嘘をついて卵を売りさばくなんてことも有りました。また、アオウミガメが多いのでタイマイの巣が掘り起こされたり、ネズミによる卵の食害も酷かったので、ふ化状況についての実態調査が難しいこと、近年は高波によって砂浜が大きく削れるなど、実態把握が難しいです。

1年前にアメリカのウミガメ団体から助成金をいただくことで、夜間の監視員を一人追加して、盗掘を減らしたり標識つきのウミガメを確認する調査などに力を入れているところです。


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