note記事1回目:アーティストのままでいたい
私はドイツ在住のビジュアルアーティストです。
ここに実際のアーティスト名を出すのが恥ずかしいというかなんかまだ怖いので、el potipotistaとしておきます。
コンセプチュアルだけど、手作業の細かい細部も見せたいタイプの作品を作ってます。
美大生期間が長すぎたせいか、性格のせいか、年齢の割にはまだまだ発展途上すぎる感じで、他のアーティストに比べて、コネも活動経歴も資金調達技術も全然スッカスカな、今にも消えそうなアーティストをしています。
去年住んでる州から1年間助成を得ることができ、それが唯一の声を大にして言える経歴です。(だからここで何かを書く勇気を得られました)
こう言った助成を受けれる人は過去に様々な国の様々な機会に何度も個展を開くという押しの強さやフットワークの軽さや強運さ、ギャラリーと契約を結び、定期的に作品を発表すできるという安定感のどちらか、もしくはどちらも持ってるアーティストで、この助成がなくても他に活動機会がいくらでもあると言う人が多いような印象が、彼らのCVから伝わってきます。
この助成をこんな私のようなアーティストが受けたことはとても運がいいし、ありがたいことだけど、それ以外には何もない私が、他の代の受賞者のCVをみて、今まで以上に焦ったり落ち込んだりしています。
私は全然社交的じゃないし、凄く刺激に弱い人間なので、この熾烈な世界で勝ち残って行こうとするのはまったくもって心安まる行為ではないと感じています。
とくに、自分もこうなりたい、と人の経歴と比べてしまうと、もう辛くて寝込んでしまう。
多分こういうアーティストだらけだと思いますが、まず売り込み第一な世界で弱い部分を曝け出す人はあまりいないので、アーティストはみんな強いみたいな雰囲気あります。マッチョですよもう。。。涙
こんなひょろひょろな私が今後もアーティストを続けていけるのかをネタに執筆していこうと思います。
心がけるべきこととしては、他人の経歴を見るときは、参考程度にして、同じじゃないことを気にかけないことですね。
アーティスト活動を続けるためにどういう可能性があるかを知るために、他人の経歴をみて、こういうAIRや助成があるんだなと情報収集する程度にします。
そして、作り続け、作品の質を向上、発展させることです。私の押しを強くする唯一の方法はこれだけです。
どんどんチャンスを手にしてる人は制作が3割で、情報収集、応募資料作り、コネ作り、宣伝、事務作業など7割らしいですが、私はとりあえず、精神安定のために制作しようと思います。まずは9割制作で行きます笑 残りの1割はインスタやHPに写真載せるだけの作業です。応募は適したものを見つけたらやるだけにします。
この頭でわかってるだけのことをこれからどれだけ実践出来るかを皆さんにお見せ出来るよう、頑張りますので、よろしくお願いします!
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