2019年1月に見た展示の記録
見たい映画や行きたい展覧会はいくらでもあるのに、気がつくと期間が終わっているのが本当に悲しい。
特に映画なら、まだ配信で見るなどができるけれど(それでも「映画館で見る」というのは特別な体験なので、やっぱり違うとはいえ)、展覧会はもしかしたらもう一生、巡り会えないかも知れない。
そんなわけで、2019年はなるべく展示を見に行きたい! せっかく見に行ったことは忘れないようにしたい! というわけで1月に行った展示をまとめておきます。
終わりのむこうへ:廃墟の美術史/松濤美術館
西洋の有名な廃墟絵画と、現代日本を扱った絵画の2部構成。特に後半の日本編が、舞台が渋谷になっていたりでまさに渋谷区松濤美術館で見るのにふさわしい展示。
特に震災を超えて今の日本で町の未来をどう描くべきか、という問題意識が感じられる野又穫の新作がよかった。
ソフィ・カル 限局性激痛/原美術館
19年前の再現展示。失恋や生々しいトラウマなどを扱った展示なので、初見は印象が強かった。
多少冷静になって考えると、19年前の失恋を今の作者はどう考えているのか、現在との関連が気になる。もう完全に忘れちゃったりしてないだろうか。
江之浦測候所
厳密には展覧会ではないけれども、杉本博司がやっている小田原文化財団のアート施設。竹林エリアは最近開放されたもので、結構歩く。ミカンをくれたりもする。
ものすごく角度や光りの入りなどを計算された凝った建物と、海との調和が心地いい。スノビッシュな感じと、色んな時代の異物がごちゃまぜにある、カオス感が混ざって面白い。
イン・ア・ゲームスケープ/ICC
1月のベスト。個人的にfallout4に今更ながらはまり中、ということもあって知的好奇心が刺激されるし、VRなどの体験もとても面白かった。なんでゲームはこんなに没入できるのか、それなのに現実ではないのか。色々問いが広がりそうな展示。
ICCの今年版常設展示も刺激的。こっちは無料だよ!
石川直樹「この星の光の地図を写す」/オペラシティアートギャラリー
石川直樹さんは、大学時代に付き合っていた彼女の日記(https://amzn.to/2FZpdbn)を読んだことがあり、ちょっとだけ複雑な気持ちがある。(彼女は彼との旅行中に事故で亡くなった)
展示は非常に工夫されていて、真っ白な北極から始まり、赤い部屋、青い部屋と続く。
様々な地域の写真が見れるのは単純にわくわくするし、自分も旅行に行きたいという気分になる。最後に旅行に使ったリュックや、今まで読んできた本などがまとめられた小屋のようなコーナーがあるのがよかった。
まとめていて思ったけれど、twitterって日々の記録としてとっても便利ですね……
これからも2019年は色々見たい物があるので、忘れないように追いかけていきたいと思います。
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