見出し画像

愛犬との最後の記録

余命数ヶ月と分かっていも奇跡を探してた

ミニチュアダックスの、コロンの病気は腎臓や肝臓に腫瘍が沢山出来ていて何度も様々な検査をしたけれど、年齢も16歳を超えており、手術は耐えれないと判断し、薬で楽になるような治療法になっていた。毎日薬を飲みながらだけど、ご飯も相変わらずガツガツ食べるし、弱った足だけどお散歩も大好きで変わらず元気にいてくれていた。きっとまだまだ元気にいてくれると思っていた。

2019年11月11日、ご飯が楽しみで大好きなコロン、いつもなら秒で食べ終わる勢いなのに、夜ご飯をすぐに食べない!これは緊急事態だ。チュールをかけてあげたら食べてくれた。心配だな。

この頃から、エマが遊んで欲しそうにしても、コロンはかまってあげれなくなっていた。(コロンは5歳で先天性の病気で失明しているので見えてはないけど、見えてるように動ける子でした)

画像1

2019年11月12日、やっぱりご飯すぐに食べなくなってきた。とてもゆっくり、ゆっくり食べるのに時間をかけてる。でもとりあえず完食はしてる。。ちょっと心配だね。

2019年11月23日、コロンがご飯を残し出した!今までとても早食いだったので、早食い防止の器を使っていたから、食べにくさもあるのかも?食べやすい器に変えてみよう。

2019年11月27日、ネットで購入した器が到着した。食べやすそうな高さにして、一緒に買った、シニア用ヤギミルク(食べれなくなった子の栄養補給にピッタリ)をお湯にとかして、カリカリフードをふやかして、チュールをかけたら、ちょっと食べ出した。この頃から、寒さも気になり、床暖房もつけっぱなしで寒さ対策。

コロンはケージを使っていなかったので、弱ってきて少し痴呆も入り出してもいたので、おトイレにまっすぐ歩いて行けなくなってきていたので、ネットで買ったジョイントサークルで、歩く道筋をおトイレまで囲ってあげたら、たどりつきやすくなった見たい。買って正解。

画像17


2019年12月3日、夏頃はお水を大量に飲んで、色の薄いオシッコを大量にするのが問題だったのに、今はお水を飲む量がとても減ってる。。夜ご飯も残してる。

2019年12月14日、ご飯を朝も夜も残して少量しか食べていないのに、病院で診察してもらうと、体重が増えてる。。お腹に水が溜まって、見た目にもわかるぐらいお腹が膨らんでる。ごはん食べてないのに。悲しくて、見ていて辛い。

2019年12月15日、フードを変えてみた。腎臓などの病気がでてから、病院の先生にも聞いて、ヒルズの腎臓ケアK/dにしてたけど、サイエンスダイエットプロの健康ガード腎臓、心臓用の小粒にして変更して見たら、また食べ出した。ウンコも出てるし、続けてみよう。

2019年12月16日、昨日食べてくれたのに、朝ごはん食べない。様子みよう。

2019年12月17日、朝ごはん、今日も食べない。どうしよう。。

2019年12月20日、後ろ足がダラんとして、立てなくなってる。夜中に吐いて、コロンが「立てない、立てない」と鳴き出した。コロン私はどうしてあげれる?。今日は金曜日だったから夜ずっとコロンのそばでマッサージをしていた。なぜ急にこんなことになるの、、

12月21日、前足で後ろ足をひきづりながら、トイレシートに自力で行くコロン。ジョイントを短くして、トイレまでの歩く距離を短くした。トイレシートにいけても、踏ん張れないからお尻が床に着いたままになる。「踏ん張れない。」「踏ん張れないからウンコが出来ない」と、コロンが悲しそうに鳴く。私も悲しい、腰を持ち上げてあげて、出やすいような踏ん張りポーズにしたら、やっとウンコができた。出来てよかった。

画像3

朝も夜もコロンの足指マッサージを出来るだけ優しく長くしていた。足指、足マッサージは効果があるらしい。人も足指は大切だもんね。あと踏ん張りやすいように、足の裏に貼る滑り止めシールなんぞを発見し購入した。装着。効果を期待。

画像13

2019年12月22日、コロン後ろ足を踏ん張り立てた。ヨタヨタしながら、歩いた。マッサージの効果はあるかも、続けるぞ!!!!

2019年12月23日、ふやかしたご飯も食べてるし、とりあえず少し立って歩けてる。ウンコも出来てる。良いウンコを見ると安心する。ちょっと元気になってくれてるのかな?久しぶりにお散歩。ほんの少し、外で立って数歩だけど自分で歩いた。やっぱり嬉しそうにしてる。私も嬉しい。可愛いコロン。ほんと可愛い。

画像4


2019年12月27日、あれ?右目が開いてない?なんで?

画像5

2019年12月28日、コロンの状態が一気に悪くなりだした。まるで私の休みを待っていたように、、私に迷惑がかからないように、連休に入り出した途端に寝たきりになりだした。昨日から唯一食べてた、ササミのパウチも食べない。ほんのちょっぴりのご飯しか食べれてない。水をスポイトで口元からゆっくり飲ませてあげ、粒状の薬を飲み込んでくれなくなったから、水に溶かして一緒にスポイトであげている。

ご飯をあまり食べてないから、水のようなウンコしか出ない。後ろ足がまた立たなくなって、夜中にペットシーツまで前足ではっていき、水のようなウンコをお姉さん座りのようになりながら、してる。踏ん張れないから仕方ない。足を引きずって寝床に戻ってる。コロン自力で頑張ってる。えらいな。後ろ足を引きずりながら歩き、トイレをしてるから、身体がどうしても汚れてしまう。コロンを抱き抱えて、お風呂場で汚れを洗って乾かしての繰り返しだけど、コロンの負担も心配。オムツをしてみようかな。

もう、この頃には、ぼんやりと、頭のどこかでは、コロンが長くはないと感じていたんだけど、まだ、まだまだ、受け入れて行く事が出来なくて、ただただ、そばにいるだけで見守るしかなかった。だから今日から私は、コロンの真横の床で寝起きする事にした。

2019年12月29日、とても良い天気、お散歩の好きなコロンに外の空気を吸わせてあげたいと思い、カートに乗せて、少し外のお散歩。

画像7


今日は、チュールをちょっと舐めるぐらいしか、食べてくれなくなってる。何かコロンが好きな美味しい物なら食べるかもと思い、鶏肉屋で新しいレバーを買ってきて、軽く火をとおしてからペーストにしてみた。舐めてくれた!なんでも良いから食べてくれると嬉しい。

画像7

エマもずっとコロンの側から離れない。やっぱり心配してるんだろうな。コロンはびっくりするぐらい静かに寝ているから、息をしているか不安になるぐらい今は穏やかに寝てる。

コロンは、ご飯もほんのちょっぴりの液体を食べるのがやっとな状態になりだし、固形物を食べると吐くようになった。もう、消化出来ないのかもしれない。おしっこも、ほとんどしなくなって、水のようなウンコばかりになった。

2019年12月30日、年内最後の病院。今日は冷たい雨が降ってる。年末年始のお休みに入るけど、何かあれば連絡をくれても良いからね。と先生が行ってくれた。食事が出来てないから、点滴をしてもらい、痛み止めなどの注射をしてもらった。

もう、治療は無理だから、なるべく楽に入れるように、痛みなどを軽減してあげれるように。と、見守るしかない状態になった。この感じが続いたら、もう数日しか持たないと気づいているんたけど、考えないようにしてる。

病院で右目が、角膜が内臓からか?ぶつけたからか?傷があると言われた。痛いはずだと。色んな箇所が悪くなってきてる。きっと苦しいよね痛いよね。何もしてあげれない。役に立たないな私。せめて側から離れずにいるからね。コロンしんどいよね頑張ってね。

この頃から、コロンはおしっこが、寝ていてもチョロチョロ流れ出ている状態になり出した。シーツを小さく切って、1時間おきぐらいのペースで身体が汚れないように交換してた。オムツにやっぱりしないとだなぁ。

2019年12月31日、年内最後は晴れ。朝6時ごろに、ゴソゴソと音がしたので、トイレかな?と、思い起きて様子をみた。起き上がりたいようなので、起こして立たせてあげた。やっぱり自分の足で立ちたい気持ちが強いみたい。お水を沢山飲んでくれた。固形物は嫌がってもう食べないから、ほんの少しのチュールを食べさせ痛み止めなどの薬を飲んで、少ししたら水ウンコをした。お尻周りが汚れるから、少し周りの毛をカットしてシャワーで綺麗にした。ほんの数日前までキツキツだったオムツがゆるくなった。痩せてる。12月14日あたりは8kgだった体重が7.2kg。食べれてないから痩せだした。

14時ポカポカ陽気。今日は14℃とても暖かく気持ちが良い日。コロンをカートに乗せて、ゆっくりゆっくり川沿いをお散歩。最後のお散歩になるかもしれないなぁ。なんて、心のどこかで思っていながらの散歩となった。12月31日真冬なのに、風もない穏やかで暖かい陽気で、コロンは外の光と空気をくんくんと鼻で吸い込んでいた。陽の光が毛並みをキラキラさせてコロンがとても美しく綺麗だった。とても幸せな気持ちでいっぱいになれたお散歩になった。(本当にコロンとの散歩はこれが最後になった)

画像8

画像9

画像10


2020年1月1日、3:38、夜中コロンが鳴き出した。起きれない足をバタバタさせて起きれないから悲しそうに鳴く。起こしてあげると、お水を飲んでペットシートに連れて行ってあげると、オシッコをした。やっぱり自分で歩きたいのに、歩けないのが辛そう。

6:30、側でウトウトと寝ていたら、床をこする音がしたので起きると、コロンが自分で這ってペットシートのところでじっと座っていた。自力で這って行ってオシッコと水のようなうんこをしていた。何も食べれてないからか、オシッコは水のように色がなく、水のようなウンコは焦げ茶色のものになり出した。でも這ってでも、自力で動いてくれたのは嬉しい。


画像11

コロンが少し寝だしたので、近所の神社にお参りをしようと早朝外にでた。日が登ったばかりで、人通りのながない。朝の空気が気持ち良かった。

コロン、今日は苦しそうな声をたまにあげながら寝ている。

画像12

死に近づくと、肛門が開いてしまう。と、誰かの記事で読んでいた、コロンも肛門が開ききって、ずっとタールみたいな茶色の液体が流れ出るようになってしまった。1時間おきに身体の向きを変える事に、お尻を綺麗に拭いてあげていた。こうなるとティッシュでは痛いだろうし、拭き取れないから、水のスプレーと赤ちゃんお尻ふきが活躍した。オシッコが垂れ流しみたいになってたのに、もう全く出なくなってしまった。

22:00ごろ、何度も起きあがろうとしている仕草に見えたので、ペットシーツに連れて行くと、オシッコをした。やっぱり自力でオシッコをしに行きたい。オムツやシーツに寝ながらするのは、嫌だよね。動きたいよね。見ていると辛い。コロンが頑張っているから、私も頑張らないとダメだ。

2020年1月2日、快晴。今日もコロンの横でうつら、うつら、時間の感覚が私がなくなってきた。腰が痛い。床で寝ているから仕方ないけど。看病するにしても考えないと、私もまずいよね。

コロンは、ご飯が食べれなくなってから、ポカリスエットを水で薄めて、薬を溶かしてスポイトで飲ませてる。もう完全に3日も食べれてない、、痛みどめやプレドニンなどの薬で、少しはコロンも楽だと思うけど、ご飯が食べれないと身体が持たない。水分での栄養をちょとずつ吐かないようにあげて行くようにする。

そういえば、右目に病院でもらった目薬を一生懸命さしてたら、右目が開くようになってる。痛そうにしていたのがなくなったので、これは嬉しい出来事。


画像14

水も飲めなくなり出した。水分量が減っているからオシッコが一度もでない。その変わりにタールのようなウンチは、やっぱりずっと流れ出てる。数時間ごとに身体の向きとお尻も綺麗にして、ちょっとスヤスヤ寝てくれている感じ。コロン頑張って。

ふと寝ているコロンを見ながら思った。年末年始の長い休みがなければ、こんなべったりお世話を出来なたかったかもしれない。それを思うと、コロンは私のお休みを待っていたように調子が悪くなった。私が看病を出来るように待っていてくれたのかもな。出ないと私が立ち直っていけないとコロンは思ってくれたのかな。なんてふと感じて、思った。コロン、最後まで私がついてるからね。しっかり最後まで側にいさせてね。

20:00、コロンが苦しそうに鳴き出した。足を、空でばたつかせて、苦しそう。どうしよう。どうしよう。見守るしか出来ない。無力だな。

2020年1月3日、01:50、深夜にまたコロンが苦しみ出した。なんか、血が混ざったような、どす黒いウンコの色。嫌な、とても嫌な色。とても嫌な感じがする。

03:30、だいぶ苦しむ間隔が短くなってきた。声を聞いてるだけで、涙が溢れる。

05:30、泣き叫ぶような声をあげて鳴く、辛い。コロン。どうしよう。

08:00、薬が飲めて、少し落ち着いた感じで今はスヤスヤ寝ている。

08:27、後ろ足が痙攣しだした。どうしよう。少しして、またすやすや寝出してる。

もう、きっともたないと、肌で感じてる。オシッコもウンコもすごく減った。食べれてない。水分もスポイトであげても、あまり飲み込めなくなって来ている。舌が白くなっている。息遣いがアウアウと身体全体で息をするような感じになりだした。

18:00、数時間事に苦しそうに鳴きながら、またスヤスヤ寝てを繰り返しながら今は、穏やかに寝てる。とても静かに。

18:30、コロン眠りながら息を引き取った。いつ息が止まったかわからないぐらい穏やかな最後。

あれ?と思って抱き上げた。身体は暖かく変わりがない。寝かして心臓の音を聞いて、鼻に手を当ててみた。音がない。もう一度抱き上げたら、今度は首がガクって落ちた。力がなくグニャってなって、お別れになった。

ほんとにさっきまで寝ていたのに、さっきまで息をして寝ていたのに。悲しみが一気に溢れて涙と嗚咽で気持ちが悪い。どうしよう。コロン、私お別れ出来ない。どうしよう。。


この数日で、コロンとのお別れが近いのは、わかっていて、ちゃんと最後を見送れるようにと準備をしてはいたつもり。だけど、やっぱり無理だった。どうしようもなく悲しくて、寂しくて、泣いてたら朝になってた。

画像15

2020年1月4日、眠っているだけのようなコロンは、体温がなくなり、触ると冷たくなっている。本当に亡くなったと現実に戻される。今日16時に火葬のお迎えがくる。

16年と6ヶ月一緒に過ごせた日々。コロンがいたから、私は頑張れた。コロンには感謝と愛しかない。

15:00、お迎えの車がきた。お迎えの車で、箱に入れずに抱いていても良いと言ってもらえて、コロンを抱きしめながら、一緒に歩いたお散歩道を車の窓から最後に見ながらいけた。気持ちの良い天気で最後の見送りを暗くならずにすんだ。


最後のコロンの体重は、6.8kgまで減ってしまっていたけれど、お骨になると更に小さく、こんなに小さくなって帰ってきた。

画像16

コロンは私と一緒に暮らし幸せだったかな。私はコロンと出会えて、一緒に入れてとても幸せでした。ありがとう。コロンありがとう。大好きだよ。永遠に大好きだよ。あと数十年待っていて、コロン天国で待っていてね。また会えるのを楽しみにしてるよ。コロン大好きだよ。


亡くなる1週間は本当にべったりと、コロンと過ごせて、お世話をしながら、その間のコロンの体調などメモを取っていた内容を残しておきたいと思って、今回書き写してみたのですが、まだコロンを見送ってから1年と少しで、まだまだリアルに思い出し辛いです。涙がでて止まらない中、書くこととなりました。

画像17

家族よりも、家族らしい1番大変な時を一緒に過ごし、寄り添ってくれたコロンに感謝と愛を。まだまだ先となりますが、私のお墓にはコロンも一緒に入れて欲しいと思っています。


愛犬との最後を綴った内容ですが、読んでくれた方に苦しい気持ちにさせてしまっておりましたら、ごめんなさい。

また、最後まで読んでいただいた事に感謝します。ありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?