ほろ苦い初めてのオルガン発表会

先日、オルガンの発表会がありました。いつもは間違えないところでペダルを踏むのを忘れ、それにつられて手も間違えました。

終わってから先生に「悔しいでしょう?これをバネにして頑張りなさい」と声を掛けられました。この日はとても暑い日でぐったりしてしまって、ろくに返事もしなかったですけど。

終了後は挨拶もせずとっとと家に帰って(とはいっても2時間以上かかる)、アイスを2個食べました(やけ食い・やけ酒のつもり)。

録音をしていたので聞いてみると、間違った1か所以外は本番2週間前の練習の時に録音したものに比べてずっと良かったのです。2週間前の録音では、音が不明瞭な(団子になっている、ぼわっとしている、音が塊で聞こえる)ようなところがあったので、それ以降の練習ではタッチとその時に出てくる音を確認する作業をひたすらしていたので、少しは良くなったのかな?

本番の2週間前に池袋のヤマハでバッハの389のコラール集を偶然見つけました。パラパラと見ていたら、私が演奏する曲には様々なバージョンがあることに気づきました。あとでクラスメートに聞いたら「あ、知ってる!Herr Gott, dich loben alle wir〜♪」と歌ってくれました。みんな知ってる曲なのですね!もちろんそのバッハのコラール集を買いました。コラールってなんて奥深いのだろう!たった2週間では全然身につかなかったけど、ドイツコラール、バッハコラールも今後勉強してゆきたいと思いました。

こちらが本番2週間前の演奏。もっと速く弾く曲なのでしょうが(コラール前奏曲で、これを弾いた後に会衆が歌うので、もっとテンポよく弾くのだと思う)、このオルガンでタカタカ弾くのがもったいないのと、パイプが歌うのを聞きたかったので、だいぶ遅く弾いています。YouTubeではいろいろな人が装飾音を入れて演奏しているので、私も試しに装飾音を入れてみました。先生も最初は「面白いわね」と言っていたのですが、その後「トリルを何個入れようか」など考えたらミスを連発してしまい、先生から「足鍵盤で大変なのだから装飾はやめなさい」と言われたので、本番では楽譜どおり(装飾音なしで)弾きました。本番2週間前なのでまだ音が不明瞭なところもありますが、初めてのオルガン発表会の記念、オルガンを始めて9か月、足鍵盤を始めて3か月の記念として残しておきます。なんだか学校のプロモーションビデオのようになっていますが・・・。

気持ちも整理できたので、次は先輩方のディプロマ試験に向けて頑張ります!たくさんのことを教えてくださった先輩方が、守られて無事に試験を終えられますように・・・。