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POTS、ME/CFSについての日々のこと

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POTS(体位性頻脈症候群)やME/CFS(筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群)はどんな病気なのか、どんな症状なのか、日常の工夫や経過を書いてます
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記事一覧

オンラインコミュニティナース『emanoima』はじめます。

オンラインコミュニティナース『emanoima』はじめます。

私の病気POTS・ME/CFSの方やご家族とオンライン(zoom)で対話する場所
「emanoima」をはじめます。

居間でお茶を共にゆるりとすごせるようにと
「emanoima」という名前にしました。

emanoimaとは「同じ病気の人と話してみたい」「病院ではなかなか聞けなくて……」など
病気になると「あれや、これや」分からない不安はとまりません。
そして、誰に聞いたらいいのかも、こんなこ

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自分の心地よい自分探し

自分の心地よい自分探し

最近の自分自分の病気のイベントで5分ほど話す機会をいただいた。
noteの更新も1年もしていなく、知人の広報誌に自分の病気について書いていたお仕事も今年の春に終わっていた。


側弯症の頃から考えると、約9年間病気について言葉にしているが、
文字にしないとな……という感覚はあるものの、何を言葉にしたいのか
最近は曖昧で、自分のなかでもよく分からなくなっていたところでもらったお話だった。(この感覚

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ブレインフォグとの向き合い方~予想と治療編

ブレインフォグとの向き合い方~予想と治療編

ブレインフォグとは、脳の霧と言われ、ぼーっとする、視界が曇っている、決断力や思考力などすべての行動の判断もできなくなる状態。
前回、思考の工夫を書いていたら、病気になって気がついたブレインフォグが強くなる要因も知っていたら楽に過ごす時間が増えるかも……と思い書いてみた。

ブレインフォグ歴6年くらいの私より

この病気になってから、低気圧や台風、新月・満月の二日前に体調が悪化する。低気圧当日よりも

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ブレインフォグとの向き合い方

ブレインフォグとの向き合い方

最近の自分

2022年も半分が過ぎた。春くらいから少しずつ働ける時間が増え、新しく期間限定の派遣や在宅での校正の仕事をはじめたり、知人からの紹介でもうひとつ在宅での仕事も動き出そうとしている。

一日の労働時間は数時間、週に半分程度の労働日。

それ以外にプライベートで買い物や遊べる時間も設けても、週に3日は家で静かな時間をゆっくりとることで、からだが動いてくれている。

新しい環境に入ることで

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障害者だって、ライブハウスに行ったっていいじゃないか

障害者だって、ライブハウスに行ったっていいじゃないか

yama × ACIDMAN 「軌道共鳴2022」

5/12に参戦!
※後半にセトリのネタバレがあります

yamaの曲 『世界は美しいはずなんだ』
ACIDMAN Gt.Vo大木伸夫のつくった楽曲から yamaのことを知り、本格的に聴いてみた。
「綺麗な声だな」一度は生で聴いてみたい。そう思っていた。その後にACIDMANと対バンが決まる。

「行くしかない…だが、障害で長く立てないし…椅子が

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ふりかえり2021

ふりかえり2021

2022年になってもう2週間。最近どうよな半年ごとくらいのnote更新

2021年 こんなことをやっていました
3月 あれから10年
福島いわきへACIDMANライブへ

いつかいきたい またいこうを
かなえた旅にいくことができた

ライブに行くことができたのならフェスに参加したい欲が出てくる。
人間だもの(笑)
しかし、荒吐もRISING SUNも中止…

中止ならと決めた8月のACIDMAN

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未来との繋がり

未来との繋がり

ここ数ヵ月、今までを振り返ることが多かった。
病気で、当たり前のことができなくなって4年。(手術を含めたら6年)
世の中も、当たり前が当たり前じゃないことに気がついて1年半。

何がしたいのか、何を心地好いと思っているのか。今を知るために考えていたものは、いつのまにか未来のことを考えていた。
今を生きるって決めたのに未来をみてる自分がいる。面白い気づきだった。

そんななか、.dotoがまたもや

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在るために、動き続ける。自分のかたちで。

在るために、動き続ける。自分のかたちで。

最近の自分週の半分以上を家で過ごすことの多い私は、コロナ禍でも以前の生活とそこまで変わり無い生活を送っている。と思っていた。

どこかにちょっと出掛けることにも、今の感染状況を気にしたり人混みをさけ、自分が安心して過ごせる人と人との距離の中で過ごし、友人ともほぼ会わず、毎年の定期的な集まりもできなくなり季節を感じることも少なくなった。今年の冬は、週に1度の仕事もできなくなり、横になる時間が増えてい

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知らないことを知ることの大切さ

知らないことを知ることの大切さ

2021.3.11 福島県いわき市 3泊4日の旅

3.11に福島でACIDMANは毎年ライブをおこなっている。いつか行きたいと思っていたライブに参加する旅にでた。

2年8ヶ月前。ACIDMAN武道館ライブで音や光、人の多さ、拍手など様々な刺激によりブレインフォグ、めまい、理解力低下、判断力低下、言葉もうまく発せられないなどの症状が悪化しライブはもう無理だと悟った。

生きがいとしていたライブは

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ME/CFS(筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群)POTSの日常のハードルと工夫

ME/CFS(筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群)POTSの日常のハードルと工夫

私の病、ME/CFSやPOTSは、日々の生活でも自分の体や脳の負担を考えながら、次の予定がこなせるように数日前から準備をして体力温存をしています。

無理をしすぎないことが悪化しないためには大事です。しかし、動かなさすぎると筋肉も衰えるため維持することも必要です。
いかに省エネで過ごすかが大切になっていきます。

動きすぎず動かなすぎず。
頑張りすぎず頑張って。

いつまでも明らかな答えのない中

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時間と心の整理の年表

時間と心の整理の年表

私が病気になった日は、今同じ病気になった人のはじまりになる。
私が同じ病の人の文章をよんで共鳴したように。
1人の経過は大きな情報となる。

自分の過去を振り返ることで、少しでもヒントになればと症状や行動、内服薬を記載した病気年表をつくった。(手書き…見えにくかった…デジタルな人になりたい…)

私の病気は、多彩な症状が徐々に出現したり重なったりしていく。一喜一憂し、迷い、悩みながら病気と共に過ご

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1000人に1人がホッとする。そんな時間ができるようにつづけていく

1000人に1人がホッとする。そんな時間ができるようにつづけていく

2019年3月。障害年金がPOTS(体位性頻脈症候群)でとおったと文章に残した。

POTS(体位性頻脈症候群)で障害年金が通った話|ema hoshino #note https://note.com/emar/n/nde9f96e2fb10

あれから1年。このnoteはポツリポツリと読まれている。全然知らない方が検索し、みつけてくれ150円払って読んでくれていることに嬉しくもなっていた。

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私には今がある

私には今がある

自分の体はどこまで耐えることができるのだろう?

もっとできるのではないか…
もっと もっと もっと もっと
わたしの日々の自分との対話

でも…また倦怠感が酷くなって目眩がして立てなくなって、外に出掛けられなくなるかもしれない…
そんな言葉が現実に戻す

未来の自分は、頭にうかんでいるその時にいないかもしれない…未来に約束ができないんだ…そう思えた

それでもできることは何かないだろうか…
「今

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POTS(体位性頻脈症候群)で障害年金が通った話

POTS(体位性頻脈症候群)で障害年金が通った話

POTSの症状が出現したのは約2年前。
一年間の間で、復職と休職を繰り返し一年前に退職。退職し傷病手当ての支給が終わり、あとは貯蓄で暮らす生活。。。
となると数ヵ月後には実家に戻らなければいけないか…退職を決めた頃より症状は悪化していたので、再就職するには難しい…いろいろ調べ障害年金の申請を試みることにした。

POTSは、医師でも知らないこともあり、診断されるまでも何人もの医師を経て診断されるこ

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