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平面的な世界断片的な部屋


どうも、江益凛です。

池袋ポップアップ劇場シーズン2
スペシャル公演
エンニュイ『平面的な世界断片的な部屋』
無事終演致しました。
ご観劇くださった皆様
本当にありがとうございました。

もうかなりいい時間なのですが、
言葉とか感情が消えないうちに
頑張って書こうと思って
今物凄い勢いで
noteを書いています笑


6月15日にやった演目を
皆様の応援のおかげで
こうしてまた再演できたことが
とにかく幸せで嬉しくて
感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。


エンニュイの長谷川さんとは
2020年の7月に『口(しかく)』で
初めてご一緒させていただきました。

初めて稽古に参加した時は
途中で台本がなくなり
そこからアドリブになるという
初めて体験する演劇で
困惑しかなかったし
アドリブが苦手な私は
『無理無理無理!!!!!』
と、頭を抱えながら
芝居作りをしていました。

でも、稽古を重ねていくうちに
自分が普段どうやって役作りを
しているのかと言うのが見えてきて
発見と勉強の連続でした。

そして何より
自由にさせてもらえる所が
心地よくて
自分が肯定されてる気がして
楽しくなっていきました。

こんなことを書くと
自己満足な芝居をしているようにも
思われてしまうけれど
私が芝居が好きな理由ってなんだっけ
というのを思い出させてもらえる
そんな現場、
それに戻れたからこそ
私を保ててました。


初演であった6月15日は
自分も現場を
かけ持ちしていたこともあったり
作品の性質上
とにかくギリギリな作品作りになって
いっぱいいっぱいでしたが
今回は再演だからこその
濃密に、そして色んなことを試せて
本当に楽しかったです。

エンニュイさんの名前の由来は
『エンジョイ』と
『アンニュイ』を掛け合わせたもの
と、耳にしているのですが
まさしくその通りな作風だなと思うし
こんなに稽古場で
『エンジョイ』できる場所も
中々ないので新鮮で楽しかったです。

なんで芝居やってんのかなとか
思ったりするんですけど
結局これだけ続けてるのは
『好きだから』という
小学生1年生並みの感情しかなくて
だから、
みんな笑顔で作品をつくっている
エンニュイさんの空気は
本当に愛おしかったです。

共演者の皆様も
クリエイティブでキュートで
人間臭くて優しくて
愛しかない方々ばかりで
そういった空気感もあってこその
あの作品だなぁなんて思います。


平面的な世界断片的な部屋の
登場人物なんて
絶対に普通の芝居だったら
ピックアップされないような
一般的な人達ばかりで
でも街ですれ違う人や
たまたま隣に座った人の人生には
絶対にドラマがあって。

『一人一人が主人公だよ』

って、言う優しくて
勇気を貰える言葉と世界が溢れる
そんな作品だなと思ってました。

1人なった帰り道。
何気なく見上げた
淀んだ東京の夜空も
何だか優しく見れる
そんな作品でした。


これからももっともっと
色んな世界を見たいし
色んな人と出会って
あと何年生きれるか分からない
そんな人生を彩れたらなと、
別に余命宣告なんて受けてないけど
そんな、刹那的な気持ちにもなりました。

だから、もっともっともっと
色んなものを見たい。
そのためにももっともっと
生きようって思えます。
もっとたくさんの世界を知って
もっとたくさんの人に出会って
混ざりあって
その先の景色が見れたら
幸せだな。


私は、今
世界で一番幸せです!!


何の変哲もない人生が
煌びやかに映る
そんな夜をみんなと共有できるような
そんな作品に携わりたいし
届けられるように
これからも頑張ります。

ほんとにほんとに
ありがとうございました!!!




江益凛

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