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【アドバンス】5Cミスティコントロール解説メモ

誰でも“自分だけのデッキ”・“大会で自分以外使っている人がいないデッキ”というのは1つくらい持っているものだと思う。

私も例に漏れず組み上げたものが、今回紹介する
【5Cミスティコントロール】である。
早速見ていこう。


まず、このデッキは
・メインデッキ59枚
・禁断〜封印されしX〜/伝説の禁断ドキンダムX
・超次元8枚
を使用するアドバンス68枚デッキである。

13番目の計画を入れるデメリットとして
・引きたいカードを引く確率が下がる
初動が大きく展開に影響するビートダウンや高速コンボには向かないカードのため、複数枚積むと必然的にコントロールデッキになる。

60枚という通常デッキの1.5倍ものカードを使える束は夢と浪漫の塊であり、環境に存在しないが故に内容を予測するのは不可能に近い。

そしてこの5Cミスティコントロールというデッキは、大いに初見殺しの要素を含んでいる。

流れとして
・1〜2ターン目
デドダムorゾロスターを出せるようにマナを置いていく。グレイトフルベンも1枚ならマナ色として置いてもらって構わない。
カツキングを1枚マナに置いておけると理想的。
(後々ロージア→ボアロで出すため)

・3ターン目
天災デドダム・Disゾロスター・お清めシャラップを使う。
ジルコンしかない場合はジルコンを出す。
この時、①インフェル星樹②生魂転霊の優先度で手札にキープできれば理想。

・4ターン目
生魂転霊(場にデドダムorジルコンorゾロスターがいる場合)
ドンドン火噴くナウ
(略)カツキング
インフェル星樹
ホーガンブラスター
のいずれかが理想。3ターン目のどれかでも構わない。とにかく何か使えればいい。

・5ターン目以降
カツキング
グレイトフルベン
メヂカラコバルトカイザー
ロストReソウル
等、強力なカードで制圧していく。

相手によってプレイするカードは変わる。
基本的にはグレイトフルベンだが、ワンショット警戒メヂカラ、カツキングチェンジミラダンテ等現状の手札で相手のデッキに最も有効な手段をとる。

・グレイトフルベン登場後
やりたいことを好きなだけやる。
このデッキのフィニッシュ手段は
①オールデリートを撃つ
②サファイア・ミスティでEXウィンする
③プリンプリンの効果でEXウィンする
④封印で相手の山札を消す
⑤ロージアを絡めて殴る
⑥相手の禁断に付いている封印をテック団で全て剥がしてからカツキングを出す
主にこの6つである。

①は解説不要だろう。
相手に禁断が無い場合、
11マナ払ってデリートを撃つだけの、最も簡単で確実な勝ち方。

④は相手の山札枚数が相手のクリーチャーより少ない場合にドルマゲドンビッグバンやドキンダムアポカリプスをプレイするor禁断開放するだけ。

⑤はロージアにガイハートを装備するとレッドゾーンバスターで3点入れられるため、
Wブレイカー1体
ロージア(ガイハート装備)1体
攻撃後龍解したガイギンガ
でダイレクトアタックまでいける場合がある、というだけ。
受けの弱いデッキだとこれでアッサリ勝てるパターンもある。

⑥は文字通りなので割愛。

このnoteでは②、③のやり方について記載する。

②ミスティの効果で勝利する

サファイア・ミスティのEXウィン能力
•自分のターン終了時、自分のバトルゾーン及びマナゾーンのカードの合計が40枚以上であれば、自分はゲームに勝利する。

そうそう達成できるものではないが、いくつかのカードを使えば比較的容易である。

“禁断〜封印されしX〜”


封印はゲーム開始時にバトルゾーンに6枚置かれる。インフェル星樹でマナ送りにするのが通例だが、封印と禁断は
”バトルゾーンに存在する7枚のカード“
である。つまり、サファイアミスティのカウントは初めから40ではなく33なのだ。

そしてグレイトフルベン。墓地を全てマナゾーンに置く
=墓地のカードが全てサファイア・ミスティのカウントに加わる
ということになる。
グレイトフルベンが着地するとマナがだいたい15くらいまで伸びるので、残り約15カウントほどで勝利できる。

③プリンプリンの効果で勝利する

姫様宣言プリンプリン

姫様宣言プリンプリンの効果は、
・出た時とバトルに勝った時、コスト10以下のサイキックを踏み倒す
・SA &マッハファイター
・自分のターン開始時にサイキッククリーチャーのコスト合計が100を超えていれば、自分はゲームに勝利する

続いてこちらのカードをご覧いただきたい。

時空の鼓動 ブラックX
黒断の覚醒者 ドキンダムBLACK


このデッキは相手クリーチャーを全て封印するカードが禁断を除いて2枚入っており、
また相手の場に禁断があれば自動的にターン開始時覚醒できる。
(禁断が無ければデリートを撃って勝ち)

裏面のドキンダムBLACKはコストが99のため、横にサファイアミスティがいればプリンプリンの効果でEXウィンできる。

ドルマゲドンビッグバン(相手全封印)
→プリンプリン蘇生(サファイアミスティ出す)
→インフェル星樹で相手1体の封印を剥がす
→プリンプリンで突撃
→バトルに勝ったのでブラックXが出る

→次のターン開始時覚醒、EXウィン
なんていうパワープレイも可能。

ドルマゲドン・ビッグバン

このデッキの最終兵器、ドルマゲドンビッグバンについても触れておこう。

いくらメヂカラコバルトカイザーを立てても、
大量展開されればそのターン攻撃できないだけで次のターン殴られれば負けてしまう。

そこにこいつを撃たれると、
クリーチャーがすべて封印された上で墓地から
デドダム/アイチョイス/グレイトフルベン/プリンプリン
の何れかが蘇生されるのである。

封印を外そうとクリーチャーを出せばメヂカラの効果で攻撃できなくなるため踏んだり蹴ったり。
やっと封印をいくつか外してもグレイトフルベン効果でマナからドキンダムアポカリプスが出てきて再封印。

レシピを見ただけでは理解し難い終盤の辛さがあるデッキである。


・改造案

このデッキは“自分の好きなカードを使って勝つ”ことがコンセプトのデッキなので、別に上記の勝ち方が全てではない。
自分なりのデッキを目指す中で幾つか採用候補となるカードを挙げていく。

灰燼と天門の儀式(ヘブニアッシュ・サイン)

灰燼と天門の儀式はシールドトリガーとしてのポテンシャルが高い1枚である。
デドダムやゾロスターで落ちたグレイトフルベンを墓地から吊り上げる動きが弱いわけがなく、
火光闇の扱いづらい3色もこのデッキにおいては貴重な赤マナに貢献できる。

ファイナル・メモリアルパックに再録されて値段もお手頃なので、ビート対面が厳しいと感じたら2枚〜3枚入れてみるのがいいかもしれない。

とこしえの超人

とこしえの超人は超次元・GR・墓地・マナゾーンを活用するデッキに対して強力な対策カードとなる。
(何故かあるGストライクも受けとして嬉しい)

特にモルトNEXT対面はこいつが出ているだけで
相手はカツキングorグレンアイラを挟まないと展開できないため、非常に苦しい展開を強いられるだろう。
いくらトリガーが厚いデッキとはいえモルトNEXTの火力は受けきれない場合が殆どなので、メタカードとしての採用は十分考えられる。

流星のガイアッシュ・カイザー

ガイアッシュは相手の踏み倒しに対して出すだけで
2ドロー/10マナ以上クリーチャーのコスト軽減/攻撃抑制/革命チェンジの素材
という化け物みたいなアドバンテージをもたらしてくれる。そしてこのデッキの場合、セットで採用できるカードがもう1枚ある。

終末縫合王ミカドレオ

ミカドレオは10マナのためガイアッシュの軽減によって6マナでバトルゾーンに出せる。
というかこのデッキなら10マナで普通に召喚できる。
ミカドレオを採用する場合、呪文を少なめにする必要があるが召喚できた場合のアドバンテージはデッキ構築の縛りを補って余りあるものだ。
また現状のレシピだと8マナ以上のクリーチャーは10枚程度しか入っていないが、ミカドレオを採用するのであれば
《地封龍ギャイア》《零獄接続王ロマノグリラ0世》《聖魔連結王ドルファディロム》
等の重量級クリーチャーを採用して制圧力を高めてもいいだろう。

禁時混成王ドキンダンテXXⅡ

禁時混成王ドキンダンテXXⅡは、ミカドレオと違い呪文を多く採用する構築でオススメのカードになる。
相手の行動に反応して呪文を撃つ“かもしれない”効果はやられる側からすれば厄介極まりなく、
手札を補充しても《ロストReソウル》で全て捨てられ
クリーチャーを出せば《ドンドン火噴くナウ》で除去され
一気に展開しても《ドルマゲドンビッグバン》を撃たれれば全て無駄になる。
(プリンプリン採用前はドキンダンテと《アクア3兄弟/超次元ジェイシーエイ・ホール》を採用してサファイアミスティを出していた。)
このデッキは
・3ターン目マナ加速(4マナ)
・4ターン目マナ置いて(5マナ)
生魂転霊でデドダムorゾロスター破壊して3ブースト(8マナ)
残ったマナで何かする
・5ターン目単色置いて9マナ
という頭のおかしい動きがあるため最速5ターン目に9マナのカードがプレイできる。

生魂転霊に関しては獅子王の遺跡でも同じようなことはできるが、
“マナコストの差と序盤の単色マナ置きがし辛くなる”
“破壊したデドダムやゾロスターをグレイトフルベンでマナに置ける”
“ジルコンを破壊して自力で蘇生できる”
などの点で差別化はできる。

他にも《大地門ライフゲート》《超次元バサラホール》《S・S・S》《ルシファー》等、普通のデッキに入れるには枠を争うような呪文も採用できるため、個人的には最も試してみてほしいカードだ。



デネブログに公開したところ結構な反響があったようなので纏めてみた。
このデッキに正解は無いので、自分の色が出せる構築を目指してみるのがベストだろう。

ここまでご覧いただきありがとうございました。
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それでは、また次の記事でお会いしましょう。

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