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怒りや恨みや恐れや不満はただの垢です。あなたがそれを持っていてもあなたはちっとも悪くはありません。

もう20年以上も前のことになりますが、人生相談を仕事としていた時がありました。

相談者さんはいろいろな悩み(心の垢)を持って私の元に来ます。

悩みをお聞きしてその悩みの元になっている”もの”を、その方の心の中から無くす(まるで心をお掃除するかのように)のが私の仕事でした。

仕事を終えて買い物をして自宅に到着した時、体がヘトヘトで夕飯の支度をするのも億劫に思う日がありました。

そんな日は、その状態のまま家の中に入ると、家で待っている家族の状態(機嫌)が悪くなります。そのヘトヘトは、私が仕事中に知らず知らずに吸い込んでしまったり体に纏ったりした「心の垢(疲れ)」であることを知っていたので、それらを身体から取り去った後で玄関を開けたものでした。

私が身につけて帰った「疲れ」を身体の内外から取り去ると、不思議なことに元気が戻り、「夕飯の支度をしようっと♪」という気分になります。また私が元気を取り戻した状態で家の中に入ると家族もみんな機嫌が良いので、時自宅の玄関を開ける前の”自分自身のお掃除”法は大変重宝してました。

人々の心の中にある怒りや恨みや恐れや自己否定や不満などの邪気=「疲れ」は目には見えませんが物質として存在しています。そしてそれらを私たちはそうとは知らずに、身体の中に保存(?)していたり身体の外に纏っていたりするのです。

もちろん私たちは体に溜まった不必要なものを汗やおしっこや涙やゲップやオナラや垢として排出しています。でも排出されないまま残る邪気=「疲れ」もあること、それらは簡単に自分で取り除くことができることを知っていれば、身体の疲れや不調から解放される割合は増えると思うのですね。

「疲れたなあ」「イライラするなあ」と感じたり気分が落ち込んだ時、人はただ”邪気”とともにあるだけ。

「疲れ」は身体の垢と同じで、”氣”エネルギーの垢です。

垢があなた自身でないように、怒りや恨みや恐れ自己否定や不満などの邪気もあなた自身ではありません。

持っていて恥ずかしいものでもダメなものでもありません。

生きていると誰でもくっつけてしまう

ただの垢です。

垢をつけたまま暮らすと疲れます。

必要以上の垢はちゃんと取ってあげると毎日が快適になります。

以上、心の垢すり専門店「「いちじくさんのおうち」家主でした〜 ^^





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