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空き家再生:一棟貸別荘プロジェクト。「石」は魔法の素材。<その25>

おはようございます!
本日は、

空き家再生:一棟貸別荘プロジェクト。空き家再生:一棟貸別荘プロジェクト。「石」は魔法の素材。<その25>

といったテーマでお話ししようと思います。

こちらのマガジンの続編。
私は現在、不動産ベンチャー企業で空き家・相続に特化した不動産仲介のお仕事の傍ら、新規プロジェクトとして「一棟貸別荘」簡易宿泊業に挑戦しています。
今回は山梨県の物件。

オープンに向けて工事が着々と進んでいます。
写真をご覧ください。ひときわ目を引く大きな石がたくさん!
私は自分の知らないことは何でも知りたくなる好奇心旺盛なアラフォーです。( ゚Д゚)カオス!
庭師さんに教わった「石のなるほど!」をお伝えしていこうと思います~!!

たくさんの石が!

〇外構工事まっ最中!

山梨県の貸別荘はとにかく敷地が広いんですっ!(/・ω・)/わっしょい!

全体的な画

この広さがまるまるプライベート空間として楽しんでいただけるのがこちらの別荘の何よりの魅力。
その分…やはりコストも上がります。
そんな中、庭師さんが外構のすべての空間をデザインしてくださっているのです。そこにはたくさんの「石」が施されています。
しかもひとつひとつがかなり大きい石です。
素人の私からすると、この石を運んでくるだけでもかなりの大仕事だし、手間もコストもかかるのでは…?と心配になり、庭師さんに質問。すると庭師さんは丁寧にその理由を教えてくれました。

・木材のデメリット

たとえば、外構といえば木材を使用したウッドデッキなどが人気ですよね。

木材は木のぬくもりを感じつことが出来る素晴らしい素材です。木目が見えるだけで味わいがありますし、デザイン性も高いですよね(*^^*)
しかし…やはり木材にもデメリットは存在します。

①価格高騰によるコスト高

とにかく、木材の価格の高騰が止まりません。これは職人さんみなさんが頭を抱えている問題だそうです。物価高、円安、ロシア・ウクライナ戦争…さまざまな要因から木材の価格が数年前の2倍ほどに膨れ上がっているんですね。もはや木造住宅は高級品となっているのです。

②劣化する
2つ目は木材には避けて通れない問題。劣化です。
木材は湿気などによる痛みや経年劣化が避けて通れません。ましてや雨ざらしになるような外構部分に木材を使うとさらに寿命は短くなってしまいます。そのたびに撤去して新設するとなると手間やコストは避けられません。

腐敗による事故のリスク
また、庭師さんは宿泊業という特殊な形態に伴うリスクも教えてくれました。それは腐敗による事故の危険性。
自分の住む家ならば、腐敗なども前もって気づきやすく早めのメンテナンスが容易に可能でしょう。
しかし宿泊業で広大な面積となると、その分発見が遅れるリスクがどうしても高くなります。万が一、腐敗によって外構が部分的に損傷し、お客様がお怪我をされてしまったら大変です。そういったリスク回避としても外構にはなるべく木材を使用しない方向に舵を切ったそうです。やっぱりプロってすごい(*^^*)

・「石」は劣化しない

そこで登場するのが「石」です。
山梨県の別荘では外構にたくさんの石が敷き詰められていました。

素敵な水場

足場としてとても大きい石を敷き詰めてくださってます。一つ、数百キロ~数千キロもあるそうです…。やはり大きくて重い。
そのため運搬には大型トラックが出動。そして作業も人力ではなくユンボなど重機が必要となってくるため、どれだけ木材が高騰しているといっても、初期費用は石材のほうが高くついてしまうことが多い。
しかし…石は腐りません。耐用年数も現実的はありません。固くて重いからこそ、丈夫で壊れにくい。つまり強度が大きく、耐久性が高い
そして木材と違って燃えません。耐火性・耐熱性に優れている素材なのです。
そして何より石の味わいがありますよね。重厚感あるデザインになる。これも最大のメリットであります。
中長期的に見れば、長くずっと使えて、その歴史まで味わいに変化する素材。「石」の素晴らしさを庭師さんから教えていただきました。

・あるものを活かすプロ

そして…もう一つ感動したポイント。それは既存のものを活かす工夫です。

川に繋がる小道さ
サウナ横の足場

ちょっとした足場の石は造成時に出てきた石を再利用して敷き詰めているのだとか。組み合わせ方や石の選別といったところもやはり職人の技。匠です。もともとこちらの庭師さんは「既存との調和」をとても大切にされる職人さんです。石だけでなく、木をひとつとっても今あるものを活かしながら間引いたり、加えたり…そんな風に空間をデザインしてくださっています。
仕上がりが本当に楽しみであります(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾


〇まとめ

山梨県の貸別荘は間もなく完成予定です。
とはいっても、その他にオペレーションや販路などまだまだ決めなくてはいけないことが山積み。
弊社としては初めての試みプロジェクトのため本当に、本当に手探りの毎日です。( ゚Д゚)カオス!!
でも「何が起こるかわからない」からこそ仕事は楽しいものである。
そんな風に思いながら、重圧に耐えながらも、私自身楽しんで進んでいきたいと思っています(*^^*)
完成したらぜひ、遊びにきてくださいね!(#^^#)


noteのご感想、ご意見、「こんなこと取り上げてほしい!」などのリクエストじゃんじゃんお待ちしております。執筆の励み、そして新たな気づきにつながりますので、ぜひコメント欄よりお待ちしております!!

本日もご一読いただきありがとうございました。

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