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決戦は土曜日午後六時

突然、DREAMS COME TRUEの「決戦は金曜日」を模したようなタイトル。しかし私にとってまさに土曜日が決戦の日、またの名を私と🐼さんの両親の顔合わせ。

何を話すのかすら分からない。「貴方、息子のどこが好きになったの?」とか「キミ、娘のどこが気に入ったのかね」とか?ドラマの観すぎかもしれないがそんな話をしながら和やかに夕飯を食べる会なのだろう。そうであってほしい。

ここで実父の自分語りとか、それに引く🐼さんのご両親…とかだったらもう目も当てられない。目も当てられないしそれを止める術も無い私は無力だ。こんなんで遠方である新天地でやっていけるのだろうか?

決戦当日の出発時間は朝五時。本来ならまだまだ夢のなかの時間である。しかし初めての場所(初陣)の父母にとっては妥当な時間なのだろう。新幹線で行けたら良いが、いかんせん荷物が多い、私がここ二、三日で詰めまくった十箱近いダンボールの半数や顔合わせの時のドレス、一泊二日の着替え、そのた諸々…とてもじゃないが新幹線では無理だ。というか新幹線の車両貸切にしないと行けないくらいの荷物量なのだ。なんだそれ、修学旅行か?

午後六時の決戦まで何をするのか、といえば初の新天地で不安…でもない父母を置いて行って結婚指輪を見にいくことになった。そう、かの有名なNIWAKA BRIDALさん(指輪ブランド)である。ホームページを見てみるとどの指輪にも願いや意味が込められていて職人さんとデザイナーさんの愛とこだわりが感じられる。そんな素敵なお店に行っている間、母は神社巡り、父は釣り…なんともフリーダムな家族である。そんな父母と一緒に過ごす期間も後少し。

永遠の別れではないにしても、おぎゃあと産まれ、育っていく中、てんかんですと言われ通院の運転や遠くの幼稚園の送迎、中学の虐めの対処、高校での精神科入院、そして大人の発達障がいに対する勉強。勿論私だけのことだけではなく、父の転職や母の資格の勉強、姉関連のことすらある。その中心で指揮をとっていたのは母なのだ。そのパワフルさたるや宇宙飛行士のごとく。いや、伝わらないなコレ。

私がこうやって人生の決戦を迎えられているのも全て両親のおかげなのだ。いや、ちょっとは自分の努力と成長も入っているだろう。そう思いたい。

決戦の六時。果たして上手く行くのか、父の自分語りはあるのか、寧ろ相手側の🐼父さんの自分語りのが強いのか!?乞うご期待である。

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