見出し画像

初心忘るべからず〜ありがとうダ・ヴィンチ・コード〜

と言う事で、今回は全く違う話題です。
私の人生を変えた1冊からのお話し。
タイトルにもあるダ・ヴィンチ・コードです。

先日の11月10日、テレビ東京で放送されていたやりすぎ都市伝説の総集編(?)みたいのを見た時に、ダン・ブラウン著【天使と悪魔】を思い出しました。
そして、ダン・ブラウンの作品を初めて触れたのは【ダ・ヴィンチ・コード】だったのと、この作品を読んでから私の人生は変わったなぁと。
そして、変を内容を既に忘れてしまいまた読みたくなりました。


なぜそんなにダ・ヴィンチ・コードに興味を持ったのか

それは、大人になったのに知らない事だらけと言う事実を突きつけられたからです。
キリスト教の話なのに、そのキリスト教すらロクにわかっておらず、その上“裏の”キリスト教の内容で話が展開していき、驚きと発見と無知とで好奇心がムクムクと目を覚ましました。
日本で生きてたらイエス・キリストが神となったのは“投票の結果”だったなんて事実、知らないですもんね。
(ニケーア公会議による“イエス・キリストは神か人間か”は投票の結果、神となったなんて衝撃的すぎですよね)

そして先ずはキリスト教を知らなければ!と思ったところ、当時のお友達だったお姉さまにとある女子大学で生涯学習講座があり、そこでシスターが聖書について講義をしていると教えていただきました。
しかも、受講料は無料で平日の夜間の開催だったので仕事帰りにも行かれる(とは言え、毎回5〜10分ほど遅刻でしたが…)という好条件だったので、3クールほど通いました。

そして、ダ・ヴィンチ・コードの巻末に掲載されていた参考文献を何冊も読みました。
キリスト教を勉強してから欧米の映画を見ると、至る所にキリスト教の概念が埋め込まれていることがわかり、それはそれは今までの無知を後悔しました。
そして、キリスト教の知識なく映画を見ていることは、損をしてるんじゃないかと思ったりもしました。
そんな時に今度は次の段階が訪れます。


本屋さんでとあるタイトルの本に釘付けに!

その本のタイトルは塩野七生著【ローマ人の物語 ーキリストの勝利ー】と言うものでした。
キリストの勝利?どう言うこと??ローマなんてカトリックの総本山のバチカンがあるのに???と疑問だらけ。
読んでみたい!と思ったところで気が付きました…ローマ人の物語は分厚い文芸書でシリーズ化された1冊で、しかもその14冊目。

これは最初から読むしかない!と、先ずは1冊目の【ローマは1日にしてならず】から読み始めました。
これを読んで行くにつれて第2段階での衝撃が次々と襲ってきました。


古代ローマ帝国を知ること

そうです!ローマ人の物語なんだから古代ローマ帝国の内容がメインの本でした。
ただし、それはとてもとても衝撃的な内容でした。
約2000年前のローマの発展度合いには驚かされたり、また日本との共通点がたくさんあったり…
目から鱗とはこの事か!と言うような事実が山盛りでした。
当時のローマは、多神教で日本の八百万の神と同じくたくさんの神を祀っていた事。
また、ヤマザキマリさんの漫画でも有名になり映画化までされた【テルマエ・ロマエ】を見ればわかりますが、お風呂が大好きなんて習慣も。

そんな中、2000年以上前から既に上下水道が整備されていたり、それはそれはとても発展してたことなどは本当に驚きました。
そして、当時色んな意味でそれほど発展していたものの発展が緩やかになってしまった原因はキリスト教だったなど、とてつもなく衝撃的でした。
(キリスト教の教えとは違った事実を発見し広めようとすると異端とされ、火あぶりの刑などに処され抹殺された歴史があります)


私を虜にした男との出会い

読み進めて文芸書で言う4冊目、副題が“ユリウス・カエサルールビコン以前ー”と5冊目の“ユリウス・カエサルールビコン以後ー”で私はユリウス・カエサルと言う天才を知ることになりました。(英語で言うジュリアス・シーザーです)
この巻は読み進めるのがワクワクするお方で、私はこの男にゾッコン♡

先ほどのキリスト教がいろいろな発展を阻害してた例として挙げると、カエサルが暦のズレを正しくしようと紀元前45年の年明けからユリウス暦を採用しました。
この精度がとても高かったこと、更に地動説を受け入れられなかったキリスト教により、今の太陽暦であるグレゴリオ暦をやっと採用したのは1582年…
ユリウス暦の精度の高さとキリスト教の阻害のせいで、1600年もの間変更されなかった事実は本当に驚愕でしかありません。

詳しくはこちらをお読みください。

また、私が今まで触れた歴史上の人物の中で最も天才だと思える人物像で、全てにおいて何でも出来る人物だと思えるのはカエサルだけです。
(もう1人大好きな天才がいますが、政治や戦争は多分出来ないです)
本当にみんなにカエサルの巻を読んで欲しいと思うレベルで、政治も戦争も文章力も借金も人心掌握も女の扱いも何でも出来る人物でした。


カエサルが好きすぎるあまり…

そんなカエサルの2冊を読了し先に進みましたが、カエサルの巻を読んでる時のようなワクワク・ドキドキ感を全く得られず、カエサルの巻に戻って何度も読み返してしまう始末…
9冊目の“賢帝の世紀”くらいまで読んだ気がしますが(それすら定かでないほど忘れてます)もう頭に入りません。
と言うことで、“キリストの勝利”までたどり着くことなく、現在に至ってます。(カエサルの巻は何度読んだかわかりません)

ただ、カエサルが好き過ぎたのと、更に私が好きなもう1人の天才(先ほども書きましたが…)レオナルド・ダ・ヴィンチの絵が見たくて、とあるツアーでイタリア4都市を巡る旅行に行きました。
その旅行から帰る飛行機の中で、ローマのフィウミチーノ空港を離陸する瞬間、帰りたくない…と涙が溢れました。

こうと決めたら猪突猛進なので、日本に戻ってから色々と考えて、カエサルの書いたガリア戦記を原語のラテン語で読みたい!となりました。
ただ、日本でラテン語を勉強できる場所はなかなかないのは当たり前の事ですよね。(ラテン語を公用語としている国はヴァチカン市国のみ)
信用できるのはイタリア文化会館の講座だったのですが、講義はイタリア語とのことで…私は先ずイタリア語の講座を受講しました。

そのクラスの中には、もう英語は完璧な方が数名いらしたのですが、英語は簡単!イタリア語は難しい!!といつも言っていて、英語すら理解できない私には歯が立ちませんでした(笑)
それでも、クラスメイトは優しくローマ人の先生アンドレアは楽しく面白く教えてくれて、結局4年通いました。

イタリア語って読むのは簡単なんですが(だってローマ字ってローマから来てるんだからローマ字とあと少しの規則を知ってれば誰でも読めるんです!)、動詞の変化(人称と単数か複数かで動詞が変化して、その変化で主語がわかるから主語を省く!)や名詞の性(男女のみで中性がなかっただけマシか?)覚えるのが本当に大変でした。
でもそう言う言語がある事や、今でもイタリア語を見ると何が書いてある?と訳してみようとしたり(ディズニーへ行った時、ジェラトーニのトートバッグに書かれていたイタリア語を訳してみたり)決して無駄ではなかったのは確かです。


教養は人生の糧となる!

長々と書きましたが、ダ・ヴィンチ・コードは私の人生を豊かにしてくれました。
この本はとても有名で読んだ事がある方もたくさんいるとは思いますが、ここまで色々とハマった人は少ないと思います。
私はこの1冊(正確には上下巻なので2冊)からキリスト教を学びに行き、また違う本と出会い、イタリアへ行き、イタリア語を習いました。
今はイタリアやキリスト教からは遠ざかってしまいましたが、私の人生を本当に豊かにしてくれたのは間違いありません!

やりすぎ都市伝説の後また読み返したくなったと書きましたが、実はブックオフで単行本を購入し読み返しました。
が、前に読んだのが古すぎて誰が犯人だったのかなどさっぱり忘れてて、単純にまたワクワクしました。
更に人生経験がまた増えた段階の今読むと『えっ?ここにこんな事書いてあったの?』みたいな内容がサラッと出てきて(前回は何も引っ掛からなかったような内容)読み返す事はやはり楽しいなと思いました。

次は一緒に購入した【天使と悪魔】をまた読もうと思います。
イタリアへの興味は、天使と悪魔も含めて高まったのは間違いないので、こちらの再読も楽しみです。
舞台がイタリアとヴァチカンなのと、読んだ後にコンクラーヴェが実際に行われた時は感慨深いものがありました!(但しそのコンクラーヴェのあと再読した記憶はありません…)

今回はめちゃくちゃはしょったつもりでしたが、すごく長い記事になってしまいました。
最後までお読み頂き、ありがとうございました😊

オマケ画像はローマの街中にある像
私が愛するカエサル様です♡

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?