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高千穂(日向神話)

企画の経緯

年末帰省時に、身体も思うように動かなくなり、あまり出歩かない母が「旅について行ってみようかな」と言葉をこぼしたので、では同行してみますか、と母娘旅を企画することにしました。

目的

①高齢の母と観光する
②日向神話に浸る
③温泉に入る

高千穂は久しぶりに訪問の検討していたので、以前できなかった高千穂峡のボートに乗ること、高千穂神社の夜神楽をみること、加えて「あまてらす鉄道」などやりたいことはいくつかあったので、元気に回ってみようと思います。


旅程

高千穂へのアクセスは、熊本空港からのレンタカーが一番行きやすいと情報があったので、雪の心配はあったものの2月末の天候に希望を託し、熊本空港>高千穂(宮崎県)>黒川温泉(熊本県)を三角形に廻ろうと思います。

アクセス

▼伊丹空港<>熊本空港(JAL)
金曜夜、大阪で終業してから母と大阪駅で合流して伊丹空港近くのホテルへ向かいます。出発が7時台の場合は、可能であれば空港近くで前泊することが多く、ホテルからの空港へのシャトルバスがあることはとても重要です。
7:15伊丹空港>熊本空港、戻りも同じ航路で帰阪します。

現地移動

▼熊本空港>高千穂>黒川温泉>熊本空港(レンタカー)
訪問先を廻ることと、母の状況から自由度が高いレンタカーを選択。焦ることもなく、休憩もしつつ観光と移動ができてレンタカーでよかったと感じました。



旅の内容

高千穂

①天岩戸神社・天野安河原(日本神話天岩戸の舞台)
天野安河原は天岩戸神社から通常徒歩10分ほどですが、倍ほどの時間をかけて母に頑張ってもらいました。

②高千穂峡・国見ケ丘
高千穂峡の手漕ぎボートは事前にネット予約、一人で乗船し高千穂峡の景色を楽しみ、国見ケ丘では邇邇芸命の像と高千穂盆地を見晴らしました。

③高千穂神社(夜神楽)
高千穂神社近くのホテルから夜神楽見学へ。母用に折り畳み椅子を持参し、1時間の拝観。

④槵觸(くしふる)神社・四皇子峰・高天原遥拝所
天孫降臨の言い伝えのある槵觸神社の周辺には、四皇子峰(しおうじがみね)と高天原遥拝所がありました。高天原遥拝所は、天孫降臨の後に神々が高天原を遥拝した場所になります。
四皇子峰は、神武天皇とその兄弟の生誕地。神武天皇の足跡と知り、最近のテーマに繋がりテンションが上がりました。


あまてらす鉄道

台風被害による廃線から鉄道復活を目指す有志の方が運営。トロッコ列車(グランド・スーパーカート)で5km先の高千穂鉄橋まで走行、折り返してくるアトラクションとして稼働しています。
高千穂鉄橋上は強風などで条件が不良の場合は入れません。当日は晴天に恵まれ鉄橋上での眺望を存分に楽しみました。鉄橋からの景色は、高千穂のダイナミックな地形を鳥瞰で見ることができる、素晴らしいものでした。
高千穂鉄橋の景色に鉄道が走る風景を想像する、あまてらす鉄道有志の方々の大きな思いが伝わった気がします。


黒川温泉

黒川温泉は温泉街を一つの旅館と考えて地域全体を盛り上げています。山間部を流れる川の脇のわずかな土地に旅館が立ち並び、宿泊者は街全体を楽しむことができます。
ただ街は小さく道は細いため、車での訪問は自信がなかった私が宿にしたのは、温泉街から外れた高原に立つホテルにしました。そちらでは広々とした高原を景色の中、温泉を楽しみました。


阿蘇山火口(休止)

最終日に熊本空港へ向かう際に、車で阿蘇山火口へ立ち寄りしたのですが、噴火の可能性のため、火口見学は不可となっていました。残念な気持ちはありましたが、下車したらたちまち充満するガスで呼吸が難しくなり、少し逃げるように山を下りていきました。
活動する山を見て、九州らしいなという思いにもなりました。


左上から時計回り:高千穂神社の夜神楽/高千穂鉄橋上/国見ケ丘に建つ邇邇芸命の像/美味なる夕食/天野安河原/高千穂峡

旅を終えて

神話が色濃く残る高千穂は、地域全体が神々の里であることに何の疑いもなく生活が営まれている不思議な土地柄で、高齢の母も随分楽しめたように思います。母が休憩する間に自分の観光を織り交ぜて、過去に取りこぼした経験を回収していくことができ、一人旅ではないものの充分自分の欲も満たせた旅でした。

あと何度このような機会に恵まれるかはわかりませんが、これまでできていなかった母娘旅行も楽しむ機会を作っていけたらと思いました。

以上


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